
GRヤリスの慣らし運転が終わったので、ドライブ用と言いながらも限界域の動きが気になったので、ジムカーナで走らせてみることにしました!
参加させていただいたのはおなじみ舞洲でのジムカーナイベント
「舞ジム」!!
それと、とうとう長男もジムカーナデビュー戦です!

荷物を積み込んだら早速、舞洲に向けて出発!!

とは言えこの日は、
雨が降ったりやんだりと怪しい天気!
贅沢を言えばもっと良い天気で走らせてみたかったところですが、こればっかりは神様次第なので仕方がないところです!
水たまりや砂をうまく避けつつラインを通してゆくことにします。

先述の通り私はいつもの
MR-Sではなく、
GRヤリスで参戦!
長男は
白AT86で、三男はいつもの
銀NAロードスターで参加です!
GRヤリスはフルノーマル。
タイヤは純正装着のパイロットスポーツ4SなのでセカンドスポーツグレードのR4クラスにエントリー!
長男の86もほぼフルノーマル。
彼女がAT限定ということもあってATですし、車高調などもはいっていません。
このあたりが舞ジムでどうでるでしょうか??
タイヤはZⅢなのでハイグリップラジアルであるR3クラスにエントリー!
三男の銀NAは前回に引き続きアドレナリンRE003でエントリー!
私と同じセカンドスポーツのR4クラスです。
オレンジフィットのミク坊主tanくんはRE003の後継である、アドレナリンRE004でエントリー!
こちらもセカンドスポーツのR4クラスですがデフも無く。
GRヤリスなどと同じクラスと考えるとタイムクリアは非常にハードルが高そうです!
お隣は三男の会社の同僚である
スーチャ白86のしゃみせんくん!
タイヤはフレバV701でR4クラス!

そしてもう一人参加している三男の同僚!
青BRZのはまくん!
大型スポイラーとバケットシートが響いてR2クラス!
今回はアジアンハイグリップであるNS2Rを履き「国産タイヤが履けないBRZ」と言う名で参加。

時間ギリギリに来たのは三男とダブルエントリー(走行枠を分け合う参加方法)をしている
白NBロードスターのGENくん!
タイヤはNS-2でトレッドウェア400以上の高耐久タイヤクラスであるR5で参加!
以下ざっくり参加者一覧ですが、今回はドタバタしておりモロに取り漏れがあります!ご了承ください!

以上ざっくり参加者様でした!

撮り漏れの被害者の
tsuuさん、
まささん。(走行始まっていたため)
それぞれいつもどおり黒NDがtsuuさん。
白NDがまささんで、ふたりともZⅢを装着のR3クラス!
ふたりとも赤ステッカー(基準-1秒タイム)認定者ですし、まささんはニュータイヤみたいなので天気さえ回復すれば・・・とちょっと期待します!

コースレイアウトは2020年版のこちら。

と、言うわけで走っていきましょう!
天気の回復をいのりつつの走行になりましたが、期待を裏切るように
まだまだパラつく雨。
タイム的にはけっこう厳しい環境になってしまいました。

とは言え
新車装着のパイロットスポーツ4S。
71RSはもとより、ZⅢなんかと比べてもグリップ力はてんで格下ですが、レイン性能はまぁまぁ良さげな感じで
50秒前半がでます。
このコースになって以降の
R4クラスのレコードタイムが
50秒4らしいので、フルノーマルかつこの路面だと言うことを考えれば相当良いタイムだと言えそうです。

実はこのGRヤリス購入までにいろいろありまして。
この車をを買ったことで一番喜んだのも、一番テンション下がったのも今日初参加の
長男です。

本日初参戦の白AT86の長男。
舞ジムなんかではご存知の方も多いかもしれませんが、私がMR-Sでジムカーナに参加しだした頃から、かれこれ5年位私に付いて回って見学のみで参加しています。
私自身は「車はノーマルでも別にいい」と言ったスタイルなので、MR-Sも8年位フルノーマルだったわけなのですが、
長男は「そんなんじゃ勝負になら無さすぎて面白くないじゃん!」派だったのでしつこくチューニングをしようと提案してきました。

↑8年ものの純正タイヤかつフルノーマルと言う勝ち目なしの参加をしていたころの私。
私はどちらかと言うと
「腕前より車で勝負は決まる」みたいな考えの人間なので、別にしょぼい仕上がりの車でも勝負になるなんて思っていません。
ですが、運転するだけで楽しいので「勝ち」と言うものに強く執着する気がないだけです。
(私も若かったら今よりは勝ちに執着したかもしれませんが・・・)
言い出したらしつこい長男の誘いを断り続けていたところ
「んじゃ、倉庫にあるいらない物売るから、それを元手にいじろう!」
と長男が言い出します。
「それなら・・・いいかな??」
今まで乗っていた車やバイクのパーツを後生大事に保管していたタイプの私は、片付けが進むなら・・・とその話に乗ってしまいます。
それがすべての始まりでした!!

私がラリーやってたころのパーツから、はてはバイク時代のパーツまで。
車もいすゞジェミニの純正パーツやらなにやら出るわ出るわでそれらを100点ちかくコツコツ出品し続け
150万円以上を作ってきました。
「これでMR-Sいじろう!」
ほんと長男は言い始めるとしつこいので。
MR-Sのノーマル維持は諦めつつも。
そのうえで、なんとか乗り心地悪くならない程度のライトチューニングになるよう長男を抑え込む戦いが始まりました!
車高調とかならかわいいものなのですが、長男はほっとくと
「フロンからリアまでアンダーパネルとディフューザーワンオフでつくろーぜー!」
とか
「ホースメントバー外すの嫌だったら穴あけよーぜー!」
とかもうめちゃくちゃです。
「ホースメントバーに穴あけても1kgも変わらんわ!」
と言っても
「じゃあ外そう!」
などと言い出すタイプなので厄介です。
同じくエアコンやパワステ、オーディオ、幌などを外せば有利になるのはわかりますが、そういうのはしたくないので拒否していきます。

とは言え、私自身も別に車を触るのは嫌いじゃないので。
やりすぎない範囲で一緒にいじっていきました。
(見張ってないと何するかわかんないってのもありますが)
そしておよそ現在の仕様が完成。
ややこしいチューニングは一切せず、車高すら変える必要なくそのまま車検を難なく通過できる仕様のライトチューンMR-Sです。
この仕様になるまでにも
取り付け拒否したパーツなんかもけっこうあって、たとえばFRP製の軽量ボディパーツ類なんかがそうです。
長男が自腹で買ってきて、勝手にオーバーフェンダー化しようと企んでいたので断固拒否して倉庫に眠っています。
(他にも派手なエアロやらなんやらけっこうあって、倉庫の片付けのつもりがMR-Sのパーツで結局埋まってゆくことに・・・)
こういうのを自腹で買われると、手元に届くまで気づかないので止めようがありません。

そんなこんなしていたら、やはりフルノーマル&8年もの純正タイヤでは得られなかったであろうこともあり。
もちろん悪いことばかりではありません。
なので私もそれなりにMR-Sのチューニングを進めていきました。
そのあたりで出たチューニング案が
「エンジンチューン」でした!
MR-Sはエンジンが特に非力であり、大きな弱点ですからね。

軽量化などはうるさくなったり、熱くなったりろくなことがありませんが
エンジンチューンならお金はかかるものの苦痛は少なめです。
そういうこともあって現在の純正1ZZエンジン
(140ps)を
トルクの谷間の少ない1.9L化1ZZフルチューン
(190ps)や
可変カムのある2ZZハイコンプスワップ
(210ps)、
1.9L化2ZZフルチューンスワップ
(230ps)、
ECU+VTECエンジンであるK20Aスワップ
(235ps)、
+ハイカムK20Aスワップ
(255ps)、
2.4L化フルチューンK20Aスワップなどなどの
見積もりをとってきました。
これらはお金もけっこうかかることではありましたが、長男もウキウキだったのでまぁいいかなと。
MR-Sのチューニングのおよそのゴールのつもりでした。
来週にでも決めてしまおう・・・そう思っていたときに発表されたのがこいつでした。

そう。
GRヤリスです。
前フリが長くなってしまったのですが、この車の発表によって
MR-Sのエンジンスワップ計画は頓挫。
私はGRヤリス購入に動き出します。
それで
大凹みしたのがウキウキモードだった長男だったんですね。
長男自身がGRヤリスを買うことに賛成はしつつも。
もうてんでやる気なくなっちゃって。
全然車を触る気をなくして嘘のようにおとなしくなってました。

その凹みまくってた長男でしたが、元気が戻ってきたのもGRヤリスがきっかけでした。
「やっぱ新車のレザーシートはいい匂いや!久々のターボで速いし!」
と革製品好きの長男はテンションアップ。
早くGRヤリスで走ろう走ろうと長男がうるさくなったのもあって舞ジムにエントリー。
ですがコロナ禍のため見学者の入場は禁止だったので
「GRヤリス見学するために俺も86でエントリーするわ~」
と5年ごし初の参加者エントリーをしてきました。

ならし運転がおわった程度なので無理をさせたくはありませんが、長男をエンジンスワップで期待させてしまったのも多少気にしていたので、ちょっとはいいとこ見せたいところです。
途中横乗りした
DC2オカモッチャンにも
「以前来てたGRヤリスの人、速かったよ!負けないようにヒライさんもっと攻めましょう!」
とめちゃくちゃネジを巻かれます。
そして
「ヒライさん!第一コーナー速度落としすぎですよ!あと2~30km/hはスピード乗せれます!」
と言われ
「え!?2~3km/hじゃなくて!?」
と内心思いながらも
「思い込みはいかん!R1~R5合わせた全クラスの中で常にトップ争いしてるオカモッチャンの言うことだしやってみるか!」
と第一コーナーに突っ込みます。
全く曲がりきれす
ドーン!とダートに飛び出しコースアウト。
「いや。ヒライさんまぁまぁ攻めてますわ。もとのままで良いっす!」
と一言。
足回りを傷めないように、タイヤは真っ直ぐにして一瞬ブレーキ離してフロントも浮かせたので幸いダメージはなし!
たぶん普段乗ってるオカモッチャンの車がハイグリップクラスかつ軽いからってのもありますが、
ハッパかけようとして数字盛ってたんだと思います 笑

そんなこんなで練習タイムが終了。
練習時のみんなのタイムは
銀NAの三男、
53秒フラット
白NBのGEN君が、
55秒台
オレンジフィットのミク坊主tanくん、
54秒台
白AT86の長男が、
52秒台とまさかのトップ。
一人だけハイグリップタイヤを履いているのでタイヤグリップの暴力で弟に襲いかかります(参加クラスが違うことはさておいているらしい)。
三男はセカンドグレードクラスのステッカー認定タイムまであと
コンマ1まで出せているのでこの路面を考えるとなかなか良いタイムです!
ミク坊主tanくんも
主催の◯神さんに乗ってもらったタイムと
コンマ2差程度となかなか乗れている模様。
GENくんはNS-2のウェットグリップ性能にちょっと苦戦中!
青BRZのはまくんも苦戦中らしく、コースレコードホルダーの
赤スーチャ86のLaLaさんに現場で弄ってもらっています。
ショップ経営されているプロに現場で弄ってもらうと言う行動にみんな笑ってました!
これも舞ジムらしいところかもしれません!!

↑
さらにコース攻略を熱心に聞くはまくん。

本番になっても残る水たまり。
ですが水たまり以外の路面は乾いてきたので、うまく水たまりの被害を減らしつつアタックします!
本番タイムアタック!
特に水たまりの残る箇所は第一コーナー、最終区間の通称一本パイロン。
それとゴールの飛び込み時の最終コーナーです!
白NBのGENくんは一本目57秒台、二本め56秒台でしたが両方コントロールを失い
パイロンタッチで悔しい結果に!

主催の◯神さんに
「もはや車のスペック的限界」と言われたミク坊主tanくんのオレンジフィット。
54秒台でした!

青BRZのはまくんは途中セッティングを変えましたが急な変更には合わしきれずか!
56秒台!

白スーチャ86のしゃみせんくんはパワーを抑え込みつつ
54秒台!

銀NAの三男は
52秒台!
路面がベストなら認定タイムの51秒台に届いた・・・かも!?

初参加の白AT86の長男は、白NBのGENくんのダブルパイロンタッチにビビって安全運転!54秒台!
そして
私とGRヤリス。
一本目で51秒台が出たので認定タイムをクリア。
これで攻めやすくなりました。
なので二本めで
赤認定タイムの50秒9を・・・いやどうせなら
R4クラスレコードである50秒4切りを狙います。
第一コーナーは水たまりを引きずることを嫌ってややイン側から侵入。
ラインは厳しくなりますがグリップの回復が早いのでタイトに曲がってみます。
結果は・・・
50秒3でR4レコードを更新です!
(レコードが50秒2だと思いこんでたので悔しがってますが)
最終コーナーの出口等、水たまりでとっちらかることを嫌って車が真っ直ぐ向いてから踏んでいますが、GRヤリスのトラクションに助けられました。
また運転も、砂っぽく水たまりのある路面でいかにグリップを維持するかを考えていたのと、純正足なのでちょっと地味な感じです。
ですが、この路面でレコードタイムが出せると言うことはやはり
それなりの完成度の車なんだろうと思います。

タイムアタック後のミーティングで
赤ステッカーを頂きました!

ちょっとは良いところ見せれて、スネ気味だった長男もご満悦だったので良かったと思います。
良い一日をおくらせていただきました!!
運営の皆様ありがとうございました!
PS

翌日、ドロッドロになった86とロードスターを洗車する息子ーズ。
また元気が出たのかGRヤリスのいろんなパーツを調べてきては
「これつけよーぜー!速そー!」と言い出し始めるのでした。