2018年03月11日
トヨタMR2とホンダCR-Xの数奇な運命 その1
トヨタMR2とホンダCR-Xについて、3回に分けてお話しします。
(3回目がきっと面白いと思います。)
何かにつけて、ネオノスタルジックカーとして比較されるこの2台。
実質的に、あるいは厳密に2シーターであったり、オープンカー仕様になったり、ミッドシップ(もどき?)、コンセプトがメーカー主導で変化させられ、最後は途絶えた迷走したクルマであり、いまも根強いファンが多い車です。
自分もいくつかの世代は同乗させて頂いたり、運転もさせて頂きました。
今回はMR2について、雑感をお話しさせていただきます。
初代はAW11型。カローラのレイアウトを前後ひっくり返したものと揶揄されましたが、型式にAがつくとおり、4A-GE系エンジンを搭載していました。
プラットフォームは一般人には想像もできないぐらい大変な開発費がかかり、そしてその償却費も大きくなります。
まったく同一ではないにせよ(通常、プラットフォームは前後二分割方式が多く、リヤはホイールベースが延長され、別もの、別方式サスペンションになることはあります)、同一ファミリーのプラットフォームで、派生車種を作り、成功させることは自動車メーカーの自然の摂理ともいえるでしょう。
ちなみにパジェロミニはミニキャブトラックのシャーシを基本に開発されています。
1回目はMR2について。
2代目のSW20のG-Limited(だったと思う)をアルバイト先の先輩が中古で購入し、一度だけ運転させてもらいました。
2代目は、型式先頭にSがつくとおり、3S系エンジンを搭載し、1ランクアップしたセリカ、カリーナがベースでした。
MR-2は、ミッドシップ・ラナバウト・2シーターの略だったと思います。
ランナバウトは日本ではまだなじみが薄いですが、フランス凱旋門前のようなぐるぐる回る円形交差点のことです。
(→後日訂正。ランナバウトは小型ボート意味で、交差点はラウンドアバウトだそうです)
で、話も戻ってSW20のインプレッション。
とにかく気持ちよく回るエンジン。ただ三菱党にとっては、低中速トルクが薄いエンジンは、あまり慣れないというか、使いにくさを感じました。
(良し悪しではありません。好みの問題です)
そして肘を置くぐらいの高さにあるセンターコンソールとシフトレバー。
とにかく"カチカチ感"、すこすこ当てはめる、マニュアルトランスミッションが印象に残りました。
その後、MR2はMR-Sと車名をかえて生産終了を迎えます。
次回はCR-Xについてお話しをいたします。
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うんちく | クルマ
Posted at
2018/03/11 02:35:01
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