
スバル弄りといえなくもないが、実際に車体部品をいじったわけではなくサイズ計測調査だったので整備手帳ではなくブログ記事にします。それに写真もたくさんあるしね。
本日のスバル弄りは....
ステアリングラックの現物計測に45分。
トランク床がらみの穴開け加工に45分。(これは整備手帳にあげますね)
合計で90分でした。
まずはステアリングラックの件から....
すぐにステアリングラックをどうこうという作業は車体の板金が終わってからの予定なのでまだまだ先なんだけど、修復部品をどうするか?部材調達をどうするか?というのがあるので今からコソコソとネット俳諧して情報収集しているんです。
ステアリングラックってハンドルを回したらフロントのタイヤの向きを変えるリンク部分なんです。もちろん超重要部品です。
私のR-2君のステアリングラックはこんなのです。

写真に写っている主たる部品はステアリングラックと、ラック固定ブラケットと、タイロッドです。
私のブログをごらんのR-2乗りの方でラックを弄られた方がおられましたら....
あれれ?ラックのデザインが違うんじゃないか?と思われる方がいるかと思います。
私なりにパーツリストで調べたところ、R-2のA型、B型と呼ばれるタイプがあり、それぞれで多々部品が違うんです。
私の車体はB型です。世間的にR-2を愛でている方はA型モデルが多いと思います。かつ、ネットをググってR-2を分解整備されている方の車体はA型が多いと思います。
ということで....。A型のR-2とは部品が違うことをご理解ください。
では、どうにかしたいなー、とか、どうにかせんとあかんという箇所を順に....
ステアリングラバーカップリングです。
ステアリングとラックを繋いでいる部分でタイヤ振動がダイレクトにステアリングに伝わらないようにとかのクッションをかねています。
このステアリングラバーカップリングはA型とB型で部品番号共通です。
ラバー部分が切れているということはありませんが、間もなく50年の車体についている部品ですよ。予防交換できないかなーと考えるでしょ。
純正部品が入手できるとは思えないので、他車種流用、またはゴム切り出し(ネットにて
ゴム通という業者があります)の自作になるんだろう。それようにサイズを計測です。

直径 76mm、ボルト通し穴PCD 50mm

厚みは 8~9mm です。合わせ部分がふにゃりと膨らんでいる箇所があると仮定したら恐らく8mmが正解なのでは?と思います。
ラックを車体に固定は4本のボルト止めです。

これはB型ですよ。A型は3本のボルトで固定です。
えっ?よーく考えてよ。この大き目の部品を固定するのにボルトの数が違うってことは、かなり部品が違うってことです。
ラック固定のブラケットです。

ラック固定ネジの2本はこのブラケットを間に挟んでトランク床を貫通です。。残り2本はブラケットを通らずにダイレクトにトランク床を貫通です。
さてさて、私がどうしようかーと悩むところですよ。
ラックにゴム部品が使われています。
両端に被っているキャップ状のブーツと、中央のシャフトメカ部分を隠しているパンツとジャバラが合体したブーツです。

そのうちの中央のブーツが破けているんです。1本のゴムで変体デザインしているブーツです。

パーツリストで

この部分になります。

ブーツが破けていると車検に通りませんよ。どうにかして対策しなければなりません。
真ん中のパンツ部分です。パンツからは生えているオデキがタイロットブーツをかねています。しつこいようですが、パンツとタイロットブーツが一体になっているんですよ。バラのゴム部品ではないんですよ。
破けているジャバラ部分の計測をします。
ステアリングを一杯に回した状態にて..

ジャバラ部分は縮めて40mm、伸ばして150mm。ジャバラの山数は9個です。
ジャバラブーツ部分の太さ等を、ジャバラの端を外して計測します。

ジャバラ外径50mm、ジャバラ谷くびれ径40mm。
ジャバラの端が被る部分は、ツバ径44mm、バネバンド被るところ径38mm。
内部に通る金属シャフト径30mm。
こんな変体デザインのブーツです。純正部品が入手できたらいいのですが、まず純正部品入手できないでしょう。
そうなると流用ですが、こんなデザインでサイズ一致が他車種で採用されているとは思えません。
では、切った貼ったの試行錯誤復元コースですね。ゴムを切った貼ったですよ。
ジャバラ部分を切り捨てて、オートバイのフォークブーツを切って貼り付けて形を作るってのが現実的なのでは?
ゴム用の接着剤がねー。スリーボンドとかのやつを奢ればいけるかなー。
私の考えって間違ってます?だれかアドバイスください。
次は両端に被さるブーツです。A型B型共に同じ部品番号です。
このブーツは手持ち部品に中古予備があるんです。その部品が本当に同じか確認します。
ヤフオクでゲットしたゴム部品セットをほじくります。尚、このゴム部品はA型の車体から外されたものです。A型B型共通の部品のみ私の車体で使えるってことです。

はい。同じ部品です。よかったー、両端キャップブーツで悩む仕事は一つ減ったぞー。
それでもついで仕事でサイズ測っておこう。

ブーツ外サイズにて、幅44mm、ツバ根元から先端まで105mm、ツバ厚み10mm、ツバ外径61mm
このブーツを迎い受ける部分です。

太さ49mm、ツバ55mm、ツバ厚み3.5mm
さてさて....
A型とB型にてステアリングラックが異なるというのを書きました。
では、A型はどうなの?ってパーツリストを見ますと...
A型のボルト固定は3箇所で、そして中央のブーツがないんですよ。

えーっ。パンツの破けを気にしなくていいってことか?
それなら、A型のラックがB型で使用できたら今後も中央ブーツの心配をしなくていいことになるぞ。って考えるでしょ?私は考えましたよ。
4本ネジと3本ネジではあきらかに接続強度が違うので3本ネジ仕様はなにかの強度増し仕掛けがあるはず。
おそらくラック固定ブラケットだろう。と、パーツリストをみます。
うーん構成図はA型B型で共通です。

12番が該当部品になります。
そうなるとブラケット部品が同じなのか?と勘ぐりますが、部品番号をみたら、異なる番号が割り当てられて、かつ、互換性無しとなってます。

それって、絶対になにか意味があるはずです。
さらに部品を調べると....
A型B型で、タイロッド、トレーリングアームが部品番号が違っていて互換性無しです。
それってフロント足回りが互換性無しってことじゃん?
それはかなり違うってことなのかも?
パーツリストではそこから先は迷宮なので、ヤフオクに該当部品が出てたりしないかなー。私の車体の部品とあきらかにデザインの違うものがあったりしないかなー。
そして見つけました。(ヤフオクは時が立てば商品情報が無くなりますので、スクリーンショットを貼っておきます)

ステアリングラック固定ブラケットが中央に鎮座してます。
あきらかに私の車体とデザインが違います。
ステアリングラック3個のネジと、トレーディングアーム固定をこの1枚のブラケットで受け持ってますよ。
重要なこの部品が番うから、この部品につらがる角部品が互換性無しになっているってことか?
それなら、互換性無し部品を全部入れ替えしたら車体に取り付けすることかずできるんだろうか?
つまりB型車体にA型のフロント足回りをごっそり移植したらいけるのか?そこまでしたら変態ブーツの悩みから開放されるのか?とか考えますが....
現実として、A型車体の足回り一式が手元にあるわけではない、かつ、そんなの一式入手できるはずもないので夢物語ですね。
入手できたとしても車体の取り付け穴にそれぞれのパーツがポン付けできるのかもわからない博打ですよね。
そんなムリクリな妄想は捨てまして現実を見つめます。
やっぱりブーツを切った貼ったのフランケン修理して再生の道を目指すべきですね。
そうそう、A型車体の参考情報です。
みんトモの「カズ~ヤGT」さんの記事にラック部分の写真があるんです。
次のURLで私の車体とかなり違うというのがわかってもらえるかと思います。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1730424/car/2065520/4203272/note.aspx
https://minkara.carview.co.jp/userid/1730424/car/2065520/4636887/note.aspx