ThinkPad D2D 領域の退避 覚書

ThinkPad のリカバリにはCD(DVD)は使用しないで D2D 領域と呼ばれるHDDの隠し領域から行うようになっています。
光学メディアより早くリカバリ出来るし、メディアを無くす心配ないのでなかなか便利ですがHDDに問題があってリカバリを行う場合はこれだと不都合ですので別のHDDに D2D 領域をバックアップしておきます。

まず起動時に AccesIBM ボタンを押して IBM Predesktop Area に入ります。
Recover to factory contents を選んで工場出荷状態へリカバリを開始しようとしますが…

この画面で F3 キーを押すとDOSコマンドに落ちることが出来ます。

なぜか D ドライブが出現していますがここでやることは
・D2D イメージをファイルに書き出す
・書き出した D2D イメージを HDD に復元するコマンドを取り出す
の2点です。

まず C ドライブに recovery ディレクトリを作成し、 d:\recovery 内にある
fwbackup.exe
fwrestor.exe
の２つの実行ファイルをコピーします。

次にD2D領域をファイルに取り出します。
fwbackup file=c:\imgset size=620

imgset.001 から imgset.006 までのファイルと recovery ディレクトリ内の2コマンドを確認します。

元のHDDを取り外し、HDDケースに入れて他のPCにコピーします。

退避したファイルです。