2021年05月のみんカラ企画「最初の愛車はコレだ!」の続編。
ご興味がある方は「8番目」までは以下の通り。
3番目の愛車はコレだ!1988 Honda Accord Coupe LXi
今回の9台目は恐らく私のクルマ人生の中でピークだった1台。
8台目のFCでロータリーの面白さに目覚めた私。
当時、既にFDに乗り、後に一緒に仕事をすることになる友人との呑み屋での会話。
お互い、相当酔っていたけど会話内容は今でもはっきり覚えている。
友「FCはキレイだし、いいんだけど、所詮N/A…遅いんだよ!」
私「うるせー、速ければいいってもんじゃねーよ」
友「FDは毎日が楽しくなるよ。朝起きて、さぁ、FDに乗るぞ…って」
私「別に今でも楽しいからいいんだよ!」
友「良し、決まりだ。俺が明日までにいいのを探してやる…」
私「勝手にしろ、買わねーよ」
…とこんな感じだった。
明け方まで呑み、こんな会話のことなんか忘れていた昼過ぎに鳴った電話。
友「ほら、起きろ!FD見に行くぞ!」
私「はぁ~?!」
後に北米初「R34 GT-R」に乗ることになる友人の行動は早かった。
既に何台かの候補車両を見つけ出しており、二日酔いの状態で連れ出される…。
1993 Mazda RX-7
ノリと勢いというものは本当に恐ろしい。
その日の夜には自宅🅿にFDが鎮座することになる。
程度極上、新車から3年落ちの低走行車をFordディーラーで$19,500で購入。
購入日の夕飯は半日D回りに付き合ってくれた友人達とカレーハウスだった。
その夜は流石に「やってしまった感」満載で眠れなかった。
⇧この写真は購入後、直ぐに純正ホイールをガンメタに自家塗装。
リアにはBattle Club 社製・25mmのワイトレを装着。
それからはあれよあれよとFDにハマる。
自動車部品を🇯🇵から輸入していた友人から格安で譲ってもらった17インチ仕様。
この辺りから少しづつ目立つようになり、カマロ、コルベットから挑まれるように。
カッコ良かったけど、オフセットがマイナス過ぎてタイヤがフェンダーに当たるので直ぐに別ホイールに変更。独身貴族、お金に余裕がある。
純正リップも良かったけど、日本から空輸した社外品に変更。
今、見返すとこの辺りで外装は終了にするべきだった。
私のFD人生の中で一番好きだった形態、Simple Style!
ヘッドライトカバーもダクト付きのものに変更。
純正弁当箱サイズのインタークーラーを前置きにしただけで一気に30馬力上がる。
この仕様で嫁さんと各地に旅行したのも良い思い出。
一時帰国中、会社に色々と手を加えられる。
フロント・サイドはC-Westのエアロ、リアのデフューザーは手荷物で持ち込む。
エンジンが降ろされ、フルオーバーホール後にシングルタービン、ウェストゲート仕様になる。最終的には400馬力ちょいでしたが、ストリートでは十分だった。足回りも自社製品の車高調を組み、デモカーになる。
エンジンに手を加えた時点でカルフォルニアでは完全に違法車両となる。
多くは書けませんが、こうなるとガス検 (Smog Check) も裏技で通す羽目となり、これが通常の何十倍という金額を支払うことになる。
タービンの仕様変更は2回、足回りは覚えているだけで3回、マフラーに関しては数え切れない程の本数を試す。自社製品、他社製品のテストにも駆り出される。
以降、カルフォルニア州内の数々カーショー、レースイベントで展示。
嫌でもメディア等の目に留まる様に。
GR8RIDE.comのカレンダー。
12ヶ月ある中、日本車は私のFDと知り合いのドラッグ仕様のEGの2台のみ。
砂漠のど真ん中、一本道を警察車両で完全封鎖てし行われた撮影。
グラマーなおねーさんが「今日は暑いね~💕」と日本語で登場。
ボンネットに乗った時に「ピシッ!」という音がしたのは気のせいではなかった。
撮影後「ごめんね!」ってひたすら謝っていたけど、これはカメラマンが悪い!
後日気付いたけど、ちゃんとクルマの色に合わせた衣装だった。
知り合いのEGは黒・シルバー。
撮影終了後、道路閉鎖していた警察官を横に乗せ、全開走行!喜んでいた。
雑誌「SuperStreet」での特集では嫌だったけど、本人登場。
もう一冊は日本の「RX-7 Magazine」でした。
加速する度に「ウゲェー」とえげつないウェストゲート音を響かせながら走っていても不思議に停められたのは一度だけ。切符は切られず、警告のみ。
レース車両同様、ブローオフ撤去、大気解放のウェーストゲート仕様。
アイドリング時はロータリー特有のバラッバラッバラッという音。
一旦走り出すと、ビーン!ウゲェー!となり、アクセルオフでバックタービンの「バシュルルル」…若かった。
所有期間中に結婚もし、この辺りで落ち着くつもりで「For Sale」の広告を出す。
州外から飛行機で次期オーナーが飛んで来て即売!したのはメディアのおかげ。
そのまま、自走してドナドナとなる。↓売却日当日、最後の撮影。
FDは今見ても全く色褪せていない優れたデザイン!
今までの車歴の中で一番速かった1台。
Apex Integration エンジンオーバーホール
Apexi Isamu シングルタービンキット(RX6)
Apexi 前置きインタークーラー
XS Engineering フロントパイプ
ACTクラッチ
ブローオフレス・大気解放ウェーストゲート
Apexi Power FC
Apexi N1マフラー
Apexi N1車高調
Mazdaspeed タワーバー
Mazdaspeed ホワイトメーター
Mazdaspeed ショートシフターキット
Apexi ブースト・油温・油圧・水温計
メーカー不明 カーボンボンネット
C-West フロントバンパー
C-West サイドステップ
East Bear リアデフューザー
メーカー不明 ダクト付きヘッドライトカバー
日本仕様・丸テール
BELLOF HID キット
FET Catz XSL フォグランプ
ENKEI Aegis (F) 18x8.5J (R) 18x9.5J
Nitto NT555 (F) 225/40ZR18 (R) 265/35ZR18
約30年前のことだけど、意外と覚えているもんだ。
余談だけど、カーボンボンネットになったエピソード。
当時「Fast & Furious」(ワイルドスピード)の撮影が行われていました。
劇中に出てくる赤いRX-7は同僚さんのFDでした。
制作会社から「ノーマル・ボンネットにして!」と要望、私のボンネットと交換。
色々とありました。思い出深い、独身最後の1台。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。