2022年05月13日
車ネタとは関係ないのですが、最近経験したことをお知らせします。お恥ずかしい次第ですが、世間知らずの若い子供さんがいらっしゃる親御さんは参考にされてください。
実は先日息子が、「すきま時間を使ってスマホ操作で簡単にお金を稼げる。」というジャンクメールでサイトに誘導され、アンケート、有料登録をしてしまいました。すると、電子書籍と称してFX自動売買システムの案内書がメール添付で送られてきました。後日、電話がかかってきて、「FX自動売買システムを導入すれば、何もしなくてもお金が儲かる。今ならXX万円のところキャンペーン中なのでYY万円で購入できる。運用の仕方は万全のサポート体制なので大丈夫!お金がないならカード決済できるし、自動売買で得た利益から支払いをすればよい。」としつこく勧誘されたようでカード決済で契約してしまったのです。それもカードの与信いっぱいの金額で。
何日かして販売会社から契約書やシステムの導入方法が記載された書類一式が自宅に届きました。受け取った女房がおかしいと気づき、発送人をネットで検索すると被害にあった人の話がたくさん出てきました・・。息子に事情を聴いたところ上記の通りでした。
「さて、どうするか・・?」。クーリングオフの期限内だったので、まずはクーリングオフの通知を簡易書留で送りました。「もともと詐欺まがいの会社なので、契約解除には簡単には応じないだろうな」と思いつつ、メールにてクーリングオフの通知を発送したことと返品先を知らせるよう連絡しました。ところが、「契約解除は電話でしか受け付けていないので電話するように」との返信を受けました。「電話では、言った言わないのということがあるので、メールで知らせてほしい。」と再度連絡するも電話対応の一点張りでお話になりません。いろいろ調べると、ここで電話すると「契約解除にはキャンセル料〇〇万円が発生する」と恫喝されるようなので、ここは電話をせずに地元の消費生活センターに電話相談し面談をお願いすることとしました。
息子と一緒に消費生活センターに出向いて再度事情を説明したところ、アドバイザーの方がてきぱきとまずはカード会社に電話をしてくれて、支払う意思がない旨とその理由、経緯を記載した「支払抗弁書」を送りました。また、決済はカード会社直接ではなく海外の決済会社を経由していたので、その会社の日本法人に「経緯書」なるものを送りクーリングオフしているので支払う意思はないと連絡してくれました。この後、決済会社から販売会社に確認の連絡があったようで、翌々日に販売会社から消費生活センターのアドバイザーの方に契約解除に応じると連絡があったようです。
以上が事の顛末なのですが、恐らく相談する人がいない若者の中には泣き寝入りで被害にあっている人も多いのではないでしょうか。ネットには、人を騙して金儲けをたくらむ人がたくさんいること、オレオレ詐欺やフィッシング詐欺、カード決済のリボ払いやキャッシングについてなど息子によく説明し、今後はまずは何かあったら相談するように言い含めました。学校ではこのようなお金に関する大事なことは教えてくれません。親がしっかりと教えなければ駄目ですね。反省です。皆さんも気を付けてくださいね。
Posted at 2022/05/13 13:18:20 | |
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