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ダムをあちこち巡ってますと、車で行けないダムが結構あります。幅員狭し、落石多しなどの理由でゲートで封鎖されているケースです。中には山道を歩いてしかアクセスできないダムもあります。このシリーズでは、そんなダムを紹介していきたいと思います。第三弾は長野県の三浦ダム。


【三浦ダム】
三浦ダムは、関西電力所有の発電用ダムで1945年竣工とかなり古いダムです。なんでも立ち退きになった方々がすべて三浦さんという方だったとか。
ここは2014年9月27日に噴火を起こし、多数の犠牲者を出した御嶽山の南麓にある長野県のダムです。偶然にも9月27日にここにくるとは・・。自宅から6時間かけてゲート前に到着。川沿いの森林軌道跡の舗装林道を自転車で遡ること8kmでダムに到着。


【放流】
ダム下では勢いよく放流されており、この水は地下水路にて8km下流の滝越発電所に導水されています。帰りは下り坂を快走し20分ほどで車に到着。塩尻まで下道を走り、その後中央自動車道の大渋滞に巻き込まれ19:00過ぎに帰宅、本日は一つのダムのために658kmの走行となりました。

は～るばる来たぜ函館へ～♬　いつかは行かねばならぬ地、なんと25年ぶりの北海道に四連休を利用して行ってきました。目的は勿論ダム巡り！北海道には、約180のダムが存在するのですが、この四日間で45ダムを制覇してきましたよ。人生初の北海道新幹線に乗って青函トンネル抜けて新函館北斗駅に到着したのが午前10時過ぎ、レンタカー(トヨタヴィッツ)にていざ出発！初日は函館から帯広泊、翌日は根室・網走方面で名寄泊となりました。ところで、函館から帯広経由で根室までの距離ってどれくらいかわかります？？なんと、さいたま市から北に下北半島までの距離があるんですよ！。内地の人は距離感がわからないので、かなり無理なスケジュールを立ててしまいました。勿論、○○湖とか△△岬とかXXの丘とか有名な観光地には一切立ち寄らず、観光客との接触なしながら野生動物との接触多数のダムオンリーの四日間となりました。

今回の驚きの体験は、ヒグマとの遭遇です。クマとは今年三回目の遭遇でやっとこさ写真撮ることができました。後ほど報告です。


【知内ダム】
記念すべき北海道第一号ダムです。しりうちダムは松前半島先端部にある北海道最南の灌漑用コンクリートダムです。



【相沼内ダムとクマ公】
渡島半島の日本海側を北上し江差をすぎると、内陸部に階段状のとてもおもしろい形をしたあいぬまないダムがあります。このダムへ続く林道にはクマのものと思われる黒い糞がいっぱい。「ついに生息地に突入したな」と、車から降りると前方10mほどのところでガサガサという音が聞こえたと思ったらクマが木登りを・・(恐怖)。こちらも慌てて車に逃げ込み、しばし睨み合いの膠着状態。恐る恐る車を発進させ5mの至近距離で撮影に成功です。
「おっさん、はよあっち行ってくれ。ワシは落っこちそうでこの木からはよ降りたいんじゃ。」と言わんばかりの困った顔をしたおまぬけクマ公でした。
初日は、クマ公のお陰でダムは5つ周っただけで終了、帯広に投宿となりました。


【糠南ダム】
ぬかなんダムは、帯広の北70kmほどの足寄ある発電用のダムで、コンクリートとアースの複合ダムです。二日目の早朝に順光で撮影したのですが水面がとても綺麗でした。



【糠平ダムとタウシュベツ川橋梁】
ぬかびらダムは、発電用のダムですが遺構ファンにはたまらない旧士幌線のタウシュベツ川橋梁があるダムで、ちょうど減水期で早朝の逆光条件でしたが撮影することができました。


【牧の内ダム】
根室市街地から4kmほどの東にある北海道最東、および日本最東に位置する上水道用のダムです。北海道のダムは険しい山岳地帯があまりないため、総じてこじんまりとして横長のダムが多いのが特徴です。
初日は帯広まで599km、二日目は名寄まで890kmの走行となり三日目に続きます。

「たまには、気分転換に違った道を通ってみるか」と、バイク通勤のルートを変えてみたら新たな発見が・・。さいたま市緑区の浦和美園駅近くにある眼科です。いきなり駐車場に現れたEF66のカットモデルにびっくり。駐車場の出入口には、なんと遮断器が設置してあるぞ。こりゃ、医院長さんはかなりの鉄ヲタに違いない。


そして極め付きは、建物から飛び出すように配置された電車のカットモデル。写真には写っていませんが、敷地内にはディゼルカーも一両まるごと。当方、齢55にして人生で二回しか眼科のお世話になっておりませんが、是非ともお近づきになりたい病院でした。

ダムをあちこち巡ってますと、車で行けないダムが結構あります。幅員狭し、落石多しなどの理由でゲートで封鎖されているケースです。中には山道を歩いてしかアクセスできないダムもあります。このシリーズでは、そんなダムを紹介していきたいと思います。第二弾は神奈川県の大又沢ダム。


【アプローチ道】
場所は、神奈川県の丹沢湖の上流域(タイトル写真)。湖沿いに県道729を行けるところまで行くと鉄製ゲートで車両侵入禁止。ここは、自転車も進入禁止で歩行者のみ立ち入り可。こんなところ歩くのは、釣り人かダム好きくらいでしょう。アプローチは、こんな道です。ツキノワグマの生息地とのことで熊ベルつけて歩行開始。


【大又沢ダム】
歩くこと約5kmで到着。このダム、東京電力の発電用ダムですが、竣工は1917年とかなり古いダムなんです。


【おまけ　東富士ダム】
おまけは、富士山の東にある東富士ダム。灌漑用のダムです。帰り道に立ち寄りました。本日は311km走行のショートトリップとなりました。

きぃ〜っと帰ってくるんだと〜、お岩木山で手を振れば・・♫　弘前の宿から向かったのは、岩木山の麓にあるダム。昨夜降った雨は一旦上がったみたいだけど、津軽富士は望めず残念。今日はさいたまに戻らなければならないので、午前中の四箇所でダム巡りは切り上げ。


【津軽ダム】
こりゃ、なんとも器量良しの美白美人ダムですね。世界遺産の白神山地からの水を豊富に貯えた津軽ダムは、国土交通省の多目的ダムです。


【相馬ダム】
津軽ダムの東5kmほどのところにある灌漑用のロックフィルダムです。


【早瀬野ダム】
お次は大鰐温泉方面へ移動、こちらは津軽ダムと違って男らしい漆黒ダムです。アスファルトフェイシングといって、主に水漏れ防止策としてアスファルトが表面に施工されるものです。通常は湖水側のみの施工なんですが、こちらは両面施工で珍しく、さらに雨に濡れて黒光りして異様な雰囲気を醸し出していました。


【一の渡ダム】
最後はこちら、今回のダム巡りの中でアプローチに最も苦労したダム。1/5万の地図に示されている道は、藪へと進む廃道。いくつかのルートを試みるも、ことごとく通行止めと廃道で、結局、裏からの最も遠回りの道で到着となりました。ダム巡りあるあるパターンです。このダム、山上の50mプールといった風で、5kmほど上流の川から取水し発電所へと導く発電用のダムです。
本日はこれにて終了。お岩木山に手を振って帰路につきました。本日の走行距離は783km、三日間で2,197kmのロングドライブとなりました。