コンビネーションスイッチの状態を確認する

前回ヘッドライトの回路的によろしくないからとリレーハーネスを取り付けましたが、今回はコンビネーションスイッチ内の回路が健全であるか確認してみようと思うます。

家の場合、純正ではなく当時のアルトやカプチーノで使われていたユニットに変えています。

分解したところ。
レバー側です。
左がライト用レバー、右がワイパー用レバーになります。
一部接点が黒くなってますね。

基盤の方です。
右下が黒くなってます。
ここはハイロー切り替えスイッチのロー側に当たります。
基盤自体は焦げてませんが、グリスは焼けて黒くなってます。
AZ-1に取り付ける際に清掃グリスアップをしており、そこから17年が経っております。

グリスの緑は、基盤の銅のサビかな？
全体的に劣化してますので、そろそろメンテを行わないといけない状態ですね。

ではAZ-1純正のコンビネーションスイッチはどうだろうと、レバーの折れたユニットを分解してみました。
透明カバーの部分がヘッドライト側の回路になります。

透明カバーを外したところ。
三箇所ある金属の板状の部分がスイッチになります。
随分構造が違いますね。
そして特に焦げた跡は見当たりません。

スイッチ部分を外したところ。
レバー先端をひねると、この白い板が上下に動きます。
その上下の動きにより下から金属の板を押し上げ、通電しない状態にして切り替える構造ですね。

短期的にはこちらの方がスイッチにの入り切りの際のショートは起こしにくいかと思います。
でも長期的には金属の板が金属疲労で押さえつける力が弱まるとショート起こしやすくなるかな？

まとめ

一般的な車の寿命の範囲では問題はでなさそうですが、長期使用において焼ける等の影響はありそうです。
定期的な分解清掃・接点グリスの再塗布をすればよいのですが、プラスチックの劣化により破損せずに分解するのは困難です。
すでにコンビネーションスイッチは廃盤なので、分解メンテはとても進められる状況ではありません。
ショートによる焼けが発生しないことを祈るぐらいしか・・・