フロントフォークオイル交換

前のオーナーさんも恐らく交換してなかったと思われるフロントフォークオイルを交換。路面の小さな凹凸もいちいち拾って振動が酷かったので良くなることを期待して(ようやく)交換。

ジャッキアップする前にフォークてっぺんのボルト(14㎜)とホイールシャフトのボルト(14㎜/17㎜）を緩めて起きます。フォークを外したあとだと力を掛けづらいので。

ホイールを外した状態。この時キャリパーはホースが伸びないようにどこかに吊るしておきます。専用ジャッキがないので、クルマ用のジャッキをエンジンハンガーの下に掛けました、しっかりフロントだけが持ち上がります。

フォークをカシめてるブリッジのボルト(6㎜)を緩めるだけでフォークは下に抜けます。このとき左右のボルトを全部緩めておかないとブリッジが微妙に捻じれて抜けづらいです。フォークの傷防止も兼ねて5-56を噴くと尚あっさり抜けます。

最初に緩めておいたトップのボルトを完全に緩めて中身を出します。エイプのスプリングはそれほどテンション掛かってないらしくボルトが外れた瞬間に中身が飛び出す!ようなことはありませんでした(かなりビビリながら緩めたので肩すかし、恥ずかしい＾＾;)。フォークは逆さまにして古いフルードを排出、ネットではこのまま2〜3時間放置してしっかり排出させる方もいるようですが、自分はせっかちなのと完璧に排出させたいのでパーツクリーナーを大量に噴き込んで強制的にデトックスしました。パーツクリーナーはゴムにも使えるタイプですが、油膜も落ちるのでフォークを伸縮させるとあちこち痛みそうなのであまり動かさないように気を付けました。

右のイカ墨みたいなのが排出オイル＾＾; 左が新品(フォーク1本分)ですが、排出側はこれで2本分、半分も残っていない!？ 新品はエルフの10W、見た目はサラダ油と変わりません^ ^。エイプの規定量174±2.5ccを測ります。軽量カップで175ccのところにちょうど表面張力の油膜の壁がくる位置に測りました。

バラしついでにキャリパーもお掃除。茶色い鉄粉でかなり汚れてました。

あとは逆の手順で戻します。フォークの突き出し量はしっかり合わせます(←大事)。このエイプを納車した時、微妙にハンドルが右に持ってかれる感じがあり、見ると突き出し量が左右で1mm違ってました、揃えるとまっすぐ走るようになったのでシビアな部分なのだと分かりました。交換後、勝手にホームにしているグリーンラインに直行!。もう「別物!?」というくらい変わりました！細かな凹凸をしっかり吸収してくれて振動も減少、グリーラインの古い路面が舗装し直されたかと錯覚するくらい滑らかに感じます。まあ今までが酷すぎたのが一番の要因ですがエイプもちゃんとしたバイク(←失礼)だったのだと改めて気付きました^^走るのがまた楽しくなりました(=^▽^)σ