目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
久々の投稿!電動パーキングブレーキのパッド交換は初めてです。
電動の場合、ディラーの診断PCや市販のOBD2故障診断機(6000円位)を使いブレーキメンテナンスモードにする事でアクチュエーターが逆回転?し、キャリパーピストンが自動で戻るようです。
診断機無し(手動)の場合は、キャリパーピストン自体をハンドで逆回転させて、引っ込める必要があります。貧乏人なので私は手動でトライしました。
数名の方がレポートしていますが、皆さん走行距離が少ない内に交換されているので、5万kmモノの交換をレポートしてみます。参考にDIYする場合は自己責任でお願いします。
まずは、
①エンジンをかけて、
② パーキングブレーキを解除します。
③ギアをバックに入れ、
④エンジンを切り、準備完了。
一応、前輪に輪止めをしてください。
⑤ホイールナットを緩めてからジャッキアップしてタイヤをはずします。
私は片側づつジャッキアップして作業しました。
⑥ピストンを戻す前で良いので、息抜きしやすい様にブレーキフルードのリザーバーキャップを外し、ついでに量を確認。
MAXだったのて、少し吸い取りました。(写真右)
2
次にキャリパーを留めている2本のボルトを外します。(写真左上)
⑦まずは線バネのリテーナをプライヤーなどで外します。(写真右上)
写真では1本線の所を掴んで外してますが、下の方の渦巻いている所を、手前に引っ張った方が楽に外せるかと思います。
⑧ダストカバーの円筒のゴムにキャップが嵌っているので外します。私は爪で外せました。(写真左下)
⑨ボルトは内側からこちらに向いて留まっていますので、7mmの6角棒レンチで外します。上側のボルトは配管が非常に邪魔で、私はソケットタイプしかなかったのですが、トルクチェック以外はL字のアレンキーの方が作業性は良いと思います。(写真右下)
写真はフレキシブルジョイントを使ってますが、ラチェット直でもホースを押さえながらでなんとかなります。
ちなみに7mmはレアですが、ジョイフル本田など大きなホームセンターかネットで手に入ります。
下側のボルトは特に問題無く外せますので割愛。
3
キャリパーが外れました。
実は、インジケーターがシャリシャリ鳴き始めてから約120km走っており、右側の残は1mmちょいで真ん中のスリットも消えていました。危な!
左は写真取っていませんが、3mmありました。
ダストの少ないDIXCEL Mタイプに交換です。
写真左下は新旧です。DIXCELは真ん中のスリットが最初から無しです。
また、DIXCELにインジケーターは付いてないので次回は気をつけねば。
4
ハンドでピストン戻しに取り掛かります。
この作業のために、電動パーキング用のピストン戻し工具を調達。
ピストン側の溝内側幅が約24mm。(写真左下、ピンぼけですみません)
工具側が28mmっと、えぇ!違うじゃん。(写真右下)
なんとか引っかかるかな〜
5
で、次の問題発生。
パッド残1mmまで押し込んだピストンは、ほぼフルストローク。
なんと!工具が入る隙間が無いぃぃー!
6
結局、ラジオペンチで回すことに。最初の回し始めは硬いけどなんとかなります。私の持っていたラジペン(多分、普通)は最大開いた状態で、ピストン側の溝幅にピッタリだったので、全開固定で結構スムーズに回せました。時計回りです。(写真上、写真は都合上、左タイヤ側に変わってますがあしからず)
追伸
投稿後良く考えたら、ラジペンでは無くとも購入した工具の当て板を付けない状態で単純に押し当てて回せば良かったのかも。
せっかく買った工具なので、後半は工具を使ってクルクルしてみました。溝と工具ピンのピッチが違いましたが、かろうじて引っかかり、コツをつかめば簡単に回せます。ハンドルを回す前に写真下の様に固定状態を作るのがコツです。(写真下)
でも私的にはラジペンで十分だったかな。
言い忘れてましたが、調子に乗って回し続けるとリザーバーからブレーキフルードが溢れるので、こまめにチェックが必要です。
7
なんとか、戻し終了。
クルクル回して、止まるまで戻すと写真上の状態になります。
ピストンに鳴き防止の付属グリスを塗ります。(写真下)
外側パッドが当たるキャリパーのフック面に塗るのもお忘れなく。(写真撮るの忘れました)
次にパッドを仮セットしますが、写真撮るのを忘れてました。(バネのついてる方が、内側=向こう側のパッドになります)
元あったように置くだけです。
8
写真は組み上がってますが、最後の元に戻す作業です。
①仮置きしたパッドがずれない様にキャリパーをセット。
②2本のボルトを締め付けます。トルクは他の人のを参考に25N・mで締めました。
③キャップを戻す。
④線バネを戻す。
⑤タイヤをつけ、ナットを出来るだけ締め付け。
⑥タイヤが接地するまで、ジャッキを下ろして、ナットを本締め。
⑦ジャッキを完全に下ろして、外す。
⑧ブレーキフルードの量を確認しながら、ブレーキをポンピング。
⑨フルードが少な目になってたら補充しキャップをする。
⑩エンジンをかけて、念のためブレーキをまたポンピングして、踏み込みに違和感なければ大丈夫。
11.パーキングブレーキを何回かオンオフしてエラーが出ないか、問題ないか確認。
12.トドメに、フルードの量を再確認して問題なければ、終わりです。
このページはかなり手抜きですが、ご勘弁を。
作業中はパーキングブレーキがかかっていない状態ですので、DIYする場合はお気をつけ下さい。くどい様ですが、自己責任で。
工具の詳細を、パーツレビューで紹介してますので、合わせてそちらも参考にして下さい。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( 電動パーキングブレーキ の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク