
最近、3Dプリンターにハマっていてその記事を書く事が多いからもしかしたら3Dプリンターに興味がわいた人もいるのではないかと思い、何となくの説明をしてみようと思いました。
3Dプリンターといってもそれだけあっても仕方ないわけで、まずは造形しなくてはいけない。
勿論フリーのモデルもあったりするので自分で作らなくてもいい場合もあるんだけど、基本的な流れはPCのモデリングソフトにて造形を行い、それをスライスソフトで3Dプリント用に変更。
そして3Dプリンターに読み込ませ印刷する流れである。
なのでまずはモデリングソフトから説明。
モデリングソフトはいろんなタイプがあるんですが、双極となる2つがあってその一つがCAD形式。
これは早い話製図ですね。
3面図から長さや曲面の数値を入力していく感じで3Dモデルを作っていく。
工業製品に強く精密な寸法を必要とするモデリングに長けている。
もう一つが粘土細工のようにモデリングをしていくスカルプト形式。
直感で引っ張り出したり引っ込めたりしながら形状を作っていく。
どちらもメリットデメリットあって、CAD形式だと海の波とかひどく凹凸があったりする自然物みたいなものが苦手で、粘土形式だと正確な寸法を必要とする人工物が苦手。
作りたいものが正確な寸法を必要とするものならCAD形式のソフト、フィギュアなどならスカルプト形式が強いソフトがいいと思う。
勿論双極であってどちらの機能も持っているソフトもあるし、モデリング以外にアニメーション機能などが付いているソフトもある。
価格はピンキリでフリーのものから10万、100万以上のものもある。
フリーで有名なのがBlender。基本どちらの要素も持っているソフト。
後はそのソフトを使いこなせるかどうか。
多くの人はプリントを夢見るけどモデリングで挫折してる感じ。
高価なソフトでも試用期間みたいなのがあって一定期間全機能使えたりするから、使ってみてこれならなんとかやれそうってのがあったら買ってみるのがいいかも。
モデリングの話はここまでで、次はスライサーソフト。
CGソフトはあくまでモデリングを作るソフトであり、3Dプリンターで印刷させるためにはスライサーソフトというものが必要になる。
3Dプリンターで印刷する際にモデルデータだけだと凹凸の関係で印刷が出来ない箇所が出来たりする。
その不具合を修正するためにサポートを取り付けたりするのに使うソフト。
このソフトでプリンタ用にデータを修正する必要がある。
これも無料ソフトから有料まで様々、どのソフトもいい面悪い面ある感じ。
そしてようやく3Dプリンターで印刷となる。
3Dプリンターもいろんなタイプがあり、一番シェアが大きいものがFDM方式。
大体6割以上の人がこのタイプだと思う。
フィラメントという乾燥パスタのような棒状のものをヘッドに送り込んで熱で溶かして造形するタイプ。
次に人気なのがSLA&DLP方式。
これは液状のUVレジンに光(紫外線)を当てて造形するタイプ。
その他にもいろんなタイプの3Dプリンターはあるけど一般的なのはこの2つ。
どちらもメリットデメリットがある。
値段が高くなればお互いそのデメリット部分が無くなっていくので、予算5万で考えた場合でいえばFDM方式はコスパがいい。
それなりに大きいサイズ(20センチ*20センチ*20センチ)位のものも作れるが積載痕が目立つ。
仕上げが必要になる場合がある問題点がある。
SLA&DLP方式はあまりコスパが良くない。
UVレジンも高ければ、使用時間が長くなればパーツ交換も必要で印刷サイズも小さい(11センチ*65センチ*12センチくらいが主流)
更に印刷後に洗浄作業も待っている。
ただ積載痕はかなり目立たなく肉眼ではわかりにくい場合もあるレベル。
MRIの輪切りのように印刷していくので、高さが変わらなければ印刷領域いっぱいにデータを配置しても印刷時間は同じというメリットもある。
どちらがいいかはやはり何を作るかの用途によって変わるかな。
後、PCの性能もかなり必要になるから注意!
メモリーも16Gが下限くらいに考えておいた方がいい。
システムの入るCドライブは必ずSSDで。
そんな感じです~
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Posted at
2020/02/08 01:32:56