black930のブログ一覧

日本でいう国際免許。こちらではInternational Driving Permitという。直訳すると「許可書」。「免許」とちょっとニュアンスが違う。車文化の違いがここにも出ているような気がする。要はお気楽。

日本の国際免許もこちらのPermitも紙で作りは同じだし、国際条約にのっとって記載事項などもほぼ同じ。何が違うって発行する場所とされ方が大きく違う。

発行元はAAA。民間企業。日本のお役所と大きく違う。手ぶらで行って用紙に名前と住所とかさっと書いておばちゃんに渡すと、はいそこに座って、と言って写真を撮って、引き出しからこのPermitを出して写真を貼って、申請者の名前と日付を書いて、はい、おしまい。AAAの建物に入って終わるまでに10分かからない。
運転免許証に相当するDriver Licenseの発行の仕方にしろ、お気楽としかいいようがない。或いは日本が厳しすぎるのか。

勤め先は大きな会社なので、駐車場もでかい。
ということは色々なハプニングが発生するので、興味深い。

まずこのMiata（ロードスター）。
多分しばらく前はあそこの赤い車と白い車の間のスペースに駐車してあったのだと思うが今は他の車を車止めにして止まっている。サイドブレーキはしっかり、ギアは入れて駐車しよう。




駐車場の白い線はそれなりに意味があって引かれていると思うのだが、この止め方はよろしくない。



社内警備係から切符頂戴。



もうちょっと気を使って車を大事にして欲しい。


一方タイムマシンが止まっていたりもする。

日本で言われるマグニチュードは日本の気象庁の独自の算出方法で、アメリカのマグニチュードはリクタースケールというまた違った算出方法だということを知った。
それぞれの値は近くなるような努力もあるようだ。
よって、気象庁が9.0と言ったときにリクタースケールのアメリカは8.9と言った所で間違いではなかったのだ。
ところがここに来てアメリカの報道機関も今回の地震はM9.0と言うようになった。

日本の気象庁は当初M8.8としていたものを、その後の調査の結果M9.0に引き上げた。
アメリカのテレビ放送では日本でM8.8としていたときからM8.9と言っている。日本がM9.0としている今もなお、M8.9としている。日本の気象庁が発表したものと違う情報源から取っているのだろうか。

CNNなどの主要ニュースチャネルは相変わらず日本の状況、一辺倒。

家で取っている地方新聞も金曜日は一面トップで東北関東大地震を伝え、その後今日月曜日まで必ず一面に大きな写真付きで何らかの記事を上げている。
日本パッシングなどというがやはり日本でこういうことが起きるとアメリカの関心は高い。しかもアメリカは政府をはじめ、国民が日本に対してなら疑いなく、惜しみなく支援の手を差し伸べるだろう。
原発に限っていうならばもはやこれは日本の問題だけでなく人類のエネルギー、災害の問題。アメリカはかなり積極的に干渉してくるだろう。日本は政治的な壁を取り払って支援をうまく受けることを切に望む。

我が家のある米北西部の海岸沿いにも三陸沖で起きたM8.8の地震の津波が到来。6-8フィート、というから2.5m程度の津波がこちらの時間の朝8時前に観測された。
地震発生から11時間程度。
カリフォルニア北部のCrescent Cityでは船舶が陸に打ち上げられたり人が波にさらわれたりと明確な被害があった。ここは巨大なRedwoodの森で有名な観光地。行ったことがある・・・。

地震先進国の日本と言えども自然災害の力に人は太刀打ちできない。それでも地震発生から報告されている死者・不明者の数が少ないように思えて心強い。勘違いでないことを祈るばかり。

こちらのCNNや主要テレビ局もずっと日本のニュース映像を流している。
人命も心配だが、世界3番目の大市場が大打撃を受け、それが米経済にどう影響するかも注目されている。
会社で一日、日本の家族は大丈夫か、状況はどうか、と暖かい言葉を多数もらった。それは何も白人のアメリカ人だけでなく、中国人、韓国人、インド人、イスラエル人、その他諸々の人々からの言葉。個人個人の関係、友情に国境、政治はない。