リアクォーター＆リアドアの遮音

前車でも効果が絶大だったリアクォーター部分の遮音をおこなった。アウターパネルは以前も使った「オトナシートに50mm幅ブチルゴムテープを2重張りした」制振材。これをリアクォーターとリアドアのアウターパネルに施工していく。もちろん脱脂は忘れずに。
画像：左リアクォーター

貼る部分は出来るだけ面積の大きい部分に貼るようにし、パネル全体に及ぶようにする。小さくして間隔を開けながら貼るプロショップな施工法もあるようだが、分割振動の懸念があるのとチューニングではなく、遮音が目的なのでどかっと貼ってしまおう。
※防水のビニールは一気に勢いよく剥がすとブチルの残りが少ないく車両からキレイにとれます。再利用はできませんけど。
画像：左リアドア

そして、またまたホムセンで手に入る建材の遮音シート「大建 排水管遮音シート450N GB1701」を使ってみた。片面が接着面になっているので施工がラクだが、この接着力が大変強いので貼り直しが難しいです。

大建 排水管遮音シート450N GB1701
https://www.daiken.jp/product/detail/taishin/15100200.html

排水管遮音というだけあって低い周波数から効果があるのでリアクォーター部分のアウター側（空間内：ピンクで示した部分）タイヤハウス部分へ施工しました。左右で1枚（1,420円）のみ使用。このシートはチト高いナ。
画像：右リアクォーター

リアクォーター部分はタイヤハウスの関係上、広大な空間が存在する。この空間に断熱材「アクリア430」を充填した。リアクォーター部分左右で1本づつ、計2枚消費（430mm×2880㎜ 厚さ50mm @500円程度）

アクリア430
https://saas2.startialab.com/acti_books/1045180200/14232/

手を入れ奥までギュウギュウに詰め込みます。この作業、取り返しがつかないのでご判断を。手前の黒いBOXは車内の空気を外に逃がすフラップがついているのでふさがないように。気密性を高めたクルマでこれを塞ぐと、私の場合頭痛がします。そうとは知らず塞いでいた前車では不快感が1年以上続きました。
アクリアは安価で燃えにくく高温に強い素材で、健康にも配慮された素材です。黄色いグラスウールとは違い、チクチクしないのもオススメなポイントです。
画像：左リアクォーター

リアドアのスピーカーは鳴らしていないので、作業の目的は遮音です。サービスホール部分の塞ぎは以前フロントドアで施工したプラダンは使用しません。エンクロ化は必要ないので遮音性の高い「ソフトレイ」をつかいました。もう建材ばかりです。
画像：右リアドア

ソフトレイ
https://www.sekisui-ff.com/ja/html/seihin/softrei.html

インナーパネル（内張）には制振材は使わず、遮音と吸音のみにしました。スピーカー部分は先ほどの「ソフトレイ」とニードルフェルトで覆ってしまい、全体的にはダイソーの「ドミット芯」を2枚づつ使用。この後取り付け用にドアハンドル部分・コネクタ部分はスリットをいれています。あとは全て戻して終了。ウインドウスイッチの動作儀式の確認も忘れずに。

リアドアは、ドアを閉める音に大きな変化はありませんでした。しかし、乗り込んでドアを閉めた時、違いがわかります。静粛性があります。Egをスタートさせた時もそう。Eg音や排気音、音が遠くなりました。走行中も家族がわかるほどの変化で、すれ違う車の音もそうとう小さく現実感がありません。今回が一番効果があったと感じます。しかし超大物の天井が未施工なのでどうなってしまうのかニヤニヤしてしまいます。天井黒化と同時におこないたい。
画像：右リアドア内張