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2018年10月03日 イイね!

最近安定の一品♪🎧



MDR-CD900ST (SONY)
価格相場は15,000〜19,000円くらい。


今となっては言わずと知れた国内レコーディングスタジオ御用達の定番スタジオモニター。
なんといってもこれ、歴史も長い。
型番が物語るように、CDが普及し始めてオーディオの分野にCDプレーヤーなどデジタル音源が広まるようになってきた頃の80年代の設計。
公にはなってないが、現在に至るまでにおそらく地道に内容は少しずつ改良されてきてるはず。

あくまでプロ業務用としての供給であり一般市場には長らく出回っていなかったが、コアなユーザー多くの要望があり家電量販店でも売られるようになったのは記憶に新しい。
ただし業務用のため、一般に販売されている商品とは一線を画す扱いで保証などの扱いは一切ない。


梱包ケースはこんな感じ。
商品箱によくある化粧やロゴデザインなどの演出であるとか全くそんなものはない。


内容も、 無造作に袋に入れられた本体と一枚の紙切れのみ。



販売もSONYでなくSONYミュージックコミュニケーションズの取り扱い。
つまりSONYの公式なカタログとかサイトをいくら探してもラインナップにこの製品は現れない。



ケーブルは2.5mと長め、プラグは当然ながら業務用途に適したステレオ標準規格(6.3φ)で金メッキなんぞしてあるわけがない。



40mmドーム型ドライバーを備え最大入力が1000mwとさすがに懐は深い設計。



作りは軽め、手にとってみるとそれは懐かしい80年代ヘッドホンのまさにそれである。
最近のヘッドホンはデザインもおしゃれな感じなものが多くなり、ポーチやケース付きなんてのもよくある。
しかしこの機種はそんな付加演出も何もなくただひたすらシンプルに徹した作り。


プロ用途となるとそれなりに当然扱いはハード。
なので補修部品も揃っており、ネジの1本からイヤーパッドやハウジングとか配線、フレームやドライバー本体などに至るまで個別に入手し交換補修できるのはこの機種の強み。
部品をひとつひとつ集め全部揃えてこの機種を一から組み立てることも可能なのだ。
作りがシンプルなだけにそれも簡単。



ノーマルの音はとにかく良くも悪くも中庸である。
そしてひたすらクセがなくフラット。
しかし鬼のような分解能。
そう、レコーディングにおける粗探し的な役割に適したモニターなのだ。
要するに音楽というよりはひとつひとつの音を分析や解析することが目的のようなしろもの。
それゆえ面白みに欠けそして疲れ、音楽を純粋に楽しむ向きにはあまり適さないとの声も多い。
「ヘッドホン界の顕微鏡」とも言われたりする。
このヘッドホンが各スタジオのミュージシャン、エンジニアに「基準」というか「原器」扱いされる所以のひとつだ。



言い換えればお店に売ってる市販ヘッドホンのほとんどは、多かれ少なかれ音質は脚色されている。
聴きやすくそれらしく聴こえるように低音は主張し高音は炸裂する。

価格の安いものはコスト的技術的な制約によるところも大きくあろう。
一方、高価なものについてはどの製品もふんだんに高品質な材料や高度な技術を投入されてはいるが、何十万を超える価格帯においての差は個性であるとか主張による表現の差、そして見て触っての質感などであろうか。


MDR-CD900STは前述したように、メンテ面において状態次第で自由に部品交換をしながら末永く使い続けることが出来るがカスタマイズ性の面でもこの機種は秀でている。
特にケーブルの4芯化であったり異種プラグへの換装など、それによる音質の向上や変化も面白い。


ちなみに自分はこの機種を2基持っている。


1基はケーブルを4芯ショート化して金メッキ6.3φノイトリックに換装。
したがってミニプラグアダプターを使えば市販のポータブルプレーヤー機器、タブレットなどに挿して使用できる。


ノイトリック製6.3φ


4芯ケーブルは900QUATTROを使用。



もう1基はこれもケーブルを4芯ショート化してなおかつプラグをXLR4pinバランスに換装済。
なので、XLR4pin端子(メス)を持つ機器としか接続使用は出来ない。


ノイトリック製4pinXLRキャノン。
ピンアサイン:
1. L HOT
2. L COLD
3. R HOT
4. R COLD



アンブレラ製のヘッドホンアンプBTL-900
MDR-CD900ST専用ともいえる特化した内容のBTL駆動アンプ。



入力は一般的なRCAピン端子と3pin(L/R)XLRバランスの2系統を備える。



表パネルに6.3φ出力とXLR4pinバランス出力の2系統。



CD-S2100(YAMAHA)D/Aコンバータ直後のXLR(3pinL/R)出力から直接入力(バランスケーブルはSAEC)




6.3φプラグのヘッドホンでリスニングする場合。



現在は、もう1基の4pinXLR改造仕様を常時接続固定でリスニング。

CDプレーヤー直後からバランス信号でヘッドホンアンプに取り込み、アンプからの出力以降はヘッドホンケーブルも4芯化を施してあるのでドライバーまで完全バランス化。


ノーマルMDR-CD900STとの比較を一言で言えばセパレーションがとにかく驚愕レベル。
これまでのどんな高価なヘッドホンを試聴しても聴けたことのない世界。
持ち前の分解能がさらにアップし、ワイドレンジ、響き、広がり、瑞々しさ、艶かしさ...全てにこれまで聴いた手にしてきたヘッドホンのサウンドを軽々と超越。

素のMDR-CD900STも悪い音ではないが、こうやってオールバランス化してのBTL駆動によってつきつめた弱点がバランス駆動にて大きくリカバリーされている。
このシステム構成なら純粋にこのヘッドホンで音楽を楽しむことも苦にならないどころか、すげー快感🎧🤔

30年以上数々いろんなヘッドホンをコレクションしてきたがこれにてヘッドホンスパイラルは自分の中で完結、他のヘッドホンにはどれひとつ全く興味が湧かなくなった😼

MDR-CD900STはそれぐらい面白くて楽しくて使い甲斐のあるヘッドホンということですな😻
Posted at 2018/10/03 00:09:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | ホームオーディオ | 日記

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