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ますたぁ77のブログ一覧

2020年01月23日 イイね!

【私見】NAロードスターはMAZDAのメートル原器に成りうるか




皆様、新しい年を如何お過ごしでしたでしょうか。
帰省された方、自宅で家族と過ごされた方、愛車とのスキンシップをたっぷりされた方など十人十色だったことと思います。

拙は、年末年始に各々の実家で賑やかな時間を過ごした他は、久々に自宅で静かな正月を過ごしておりました。



さて、掲題の件。
「人馬一体」と言えば、今やロードスターコンセプトの代表格たる金言であることに異を唱える方は少ないと推察します。
ところが、昨今MAZDAがこのフレーズをロードスター以外の車種にも唱うことがあるのをお気づきでしょうか。

予め申し上げれば、拙はMAZDAが他車種に「人馬一体」のフレーズを使うことに異論を申し上げるつもりは全くありません。


ロードスター、殊にNAは車を操ることの楽しさを改めて具現化し、その後のロードスター達の礎になりました。


ドアを開け、キーを差し込み捻ります。
目覚めた愛車とどこに行くか考えながら暖気をし、雨が降っていなければ幌を畳みます。
クラッチを踏みゆっくりとシフトノブを1速に入れ、丁寧にクラッチを繋ぎ走り出します。
愛車は、今日のコンディションや路面状況を過不足なくドライバーに伝えてきます。
交差点やカーブが近づき、ペダルを踏み替え減速します。
必要によりダブルクラッチを踏んで速度とエンジン回転数を調節し、ステアリングを切り込みます。
すると、間髪入れずに愛車はノーズをドライバーの意の向く方に向け始めます。
意図するラインをトレースし、再びアクセルを踏み、加速します。
景色が自分と愛車の背景画となって後ろへと流れては消えてゆきます。

ドライバーと車が意志疎通しているかのように、極々自然に車を操ることが出来ます。
どの動作一つとってもオーナーを楽しませてくれます。
なんて楽しく素敵な時間を、MAZDAはロードスターのオーナー達に与えてくれたのでしょう。

単純に車を楽しく操ること、運転すること自体を楽しむことが出来る車。
その為に必要な要素を兼ね備えた車こそ私達のロードスターであり、スポーツカーたるひとつの定義に成りうると拙は考えるのです。

MAZDAが「人馬一体」のフレーズを他のMAZDA車にも使うとき、拙はこれらの要素をその車にしっかりと作り込んで欲しいと願うのです。
その為に、MAZDAの開発スタッフにはどんなポジションにいる方であれ、車が好きな方であって欲しいですし、車を操ることのの楽しさを理解した上で、車好きなドライバーが増えていくような車作りをして頂きたいのです。

そして、操って楽しい「MAZDA車のメートル原器」として、拙達が愛して止まないNAを位置付け、NAに乗ってこの車の楽しさを感じ、分析して反映、具現化して頂きたいと願うのです。

NAのような、或いはロードスターのように運転が楽しい車が、ライトウエイトスポーツカーの枠を超えて違うセグメンテーションの車からも数多く輩出されることを心から願うのでした。

そして、真にだれもがしあわせになる車作りを。




今年も愛車を愛でつつ、共に素敵な時間を紡いでいきたいと考えています。


今年も皆様が楽しく愛車と戯れ、且つ安全ご無事な一年となりますように。


※メートル原器(メートルげんき)とは、1960年まで1mの基準として用いられた原器。(Wikipediaより)

(冒頭の画像はメートル原器のイメージ画像です。Wikipediaより拝借しました。)
Posted at 2020/01/23 07:18:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | 私見 | 日記
2019年08月28日 イイね!

【私見】スーパーカー販売好調を考える




ここ最近スーパーカーに代表される高額高性能車の売れ行きが絶好調のようです。
皆さんは、何故それほど迄に好調なのかお考えになられたことはおありでしょうか。

世界中がかつてのバブル期以上に好景気だからでしょうか。
拙のようなごく一般庶民には不景気感こそあれ、世の中にお金がジャブついているようには感じません。

では、貧富の格差が拡大しているのでしょうか。
確かに「一億総中流社会」と言われたかつての頃からは間違いなく格差は広がっているように感じます。
では、何故富裕層がスーパーカー等を買い求めるのでしょうか。

昨昼、車関連サイトで「スーパーカーがファッションアイテム化し始めたからだ」との論調を目にしました。
スーパーカー等の高額高性能車をファッションとして購入し乗り回せる方を羨ましくも思いますが、それが売れ行き好調の主だった要因とは思えないのでした。

古くからフェラーリなどは、高性能だけでなく多少の荷物積載や快適性、豪華さをも密かな売りとしてそのアイデンティティを確固たるものにしてきました。
しかし、それらをもってしても過去の多くの富裕層にとって、スーパーカーに代表される高性能車を所有するには敷居の高さがあったものと推察するのです。
では、その敷居の高さを解消したのは何だったのでしょうか。

色々な要因があるとは思いますが、拙はスーパーカー達のAT化が大きなウエイトを占めているのではないかと推察するのです。

往時のスーパーカー達はその殆どがMT。
ましてやクラッチやミッションの扱いにはそれなりの技術が求められていました。
それは結果的にテクニカルな運転技術を持つ(或いは持とうとする)一部のマニアックなドライバーのみに門戸を開いていたとは言えないでしょうか。

スーパーカーや高性能車がAT化することは、運転技術に長けている方だけでなく、「マニュアルは嫌だけどスーパーカーには乗りたい」と言う思いを具現化させスーパーカーの敷居をとても低くすることに成功しました。
敷居が下がれば、購買意欲層は増える事になります。
スーパーカーメーカーは、このようなマーケティング、ターゲティングを戦略的にしっかり行い、販路を広げることに成功したのだと思うのです。

こうして高性能車は一部のマニアの為の車ではなくなり、誰でも(購入資金を工面出来れば)気軽に所有し乗り回せる乗り物になったのだと思うのです。
とすれば、先に辛口を言わせて頂いた「スーパーカーをファッションとして乗る」は原因論ではなく結果論なのではないでしょうか。

拙も、「いつかはスーパーカーに…」などと実現可能性の低い妄想を抱きつつ、スーパーカーに代表される高性能車のステアリングを握られる方は、真の車好きでじゃじゃ馬をなだめながら上手く乗りこなせる技術をお持ちの方であって欲しいと願うのでした。

尤も、拙にとっては我が家のNAが何物にも替え難いスーパーな愛車なのですが。

と、最後はノロケて締めさせて頂きます。


【追伸】
10月の広島イベントまで、あちこちで30周年イベントが催されるようです。
拙もミーティング系イベントには大変不馴れながら、余暇と天候に恵まれればその幾つかに参加出来ればと思っております。
もし、お会いする機会に恵まれましたら、その折は何卒宜しくお願い致します。


(画像はWeb上から拝借しました。画像の車は本文とは関係ありません。)
Posted at 2019/08/28 18:27:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 私見 | 日記
2019年05月19日 イイね!

【私見】アクセル・ブレーキ踏み間違え原因論

【私見】アクセル・ブレーキ踏み間違え原因論高齢者に拘らず若者でもアクセルとブレーキを踏み間違え痛ましい事故となるケースが報告されています。

拙はこのような事故に対して、「MT優位論」や「ペダルレイアウト原因論」に基本的には同断の思いですが、併せて以下の原因もあるのではないかと考えています。

人は、運転者は意図せぬ車の加減速に対して、反射的に身体が硬直しステアリングを強く保持したり、手足を突っ張らせたります。
この動作は反射的なものであり、余程のことがない限りこの動作を意図的に抑制することはなかなかできません。
ところが、シートポジションが後ろ目であったり、シートバックが倒れ気味になっている場合、運転者はフットレストを使って左足で踏ん張ったり、ステアリングをしっかり保持することで、姿勢を安定化させることが出来ません。
結果、両足を突っ張る状態となっても身体姿勢を安定させることできず、右足をアクセルペダルからブレーキペダルに踏み換えることが出来ないどころか、突っ張ることで更にアクセルペダルを深く踏み込むこととなるのだと考えるのです。

車を愛し、愛車と共に楽しい時間を共にされている賢明な皆様には申し上げるまでもないことですが、運転に適した正しいドライビングポジション(=シートポジション)は、かなりシートが前気味になりますし、シートバックも立ち気味になります。
深く腰掛け、坐骨が立つような姿勢で着座されているものと思います。
MT車の場合は、クラッチペダルを踏みきってまだ膝が若干曲がるくらいがベストと言われますし、AT車の場合は左足でしっかりフットレストで踏ん張れるくらいが良いとされます。

拙は、このようなポジションで運転していた場合、万々が一踏み間違う動作をしてもそのうちの何割かは回避行動のための踏み換えが出来たのではと考えるのです。
更に十分に調べられていませんが、標準でフットレストが付いていない車種で事故が多く発生しているようにも感じています。

勿論、ご高齢による反射的判断力や動作の鈍化はシートポジションだけでは如何とも出来ません。

メーカーやお役人は、電子デバイスにより衝突安全装備、誤発進抑制装備の充実により踏み間違え事故の低減を図ろうとしています。
しかし、所詮は機械や電子デバイス依存を助長し、車は更に家電化が進む一方、車としての根本的な安全性には然程寄与しないのではないかと考えるのです。

拙としてはその前に事故を起こしたドライバーの運転姿勢がどうだったのか、フットレストが装備された車だったのかも調査、統計を取って欲しいと希望しますし、メディアもメーカーも今一度安全運転のために正しいシートポジションの必要性を啓蒙して頂きたいと願うのでした。

(画像は勝手ながらWebの中から拝借させて頂きました。)
Posted at 2019/05/19 14:50:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 私見 | 日記
2018年09月16日 イイね!

【出過ぎた物言い】昨今のRoad Impression 記事

【出過ぎた物言い】昨今のRoad Impression 記事車雑誌の一読者として、本当に出過ぎた物言いをさせて頂くことをお許し頂けますでしょうか。

拙は、中学生の頃から車雑誌を読んでいました。
主な愛読誌は…ご想像にお任せします。
ほぼ毎号欠かさず購読していました。

しかしながら、今から25年位前を境に購読を止めました。
当時感じたのは、記事の内容が浅く稚拙になってきたように感じたことでした。
表に纏めれば簡潔に済む車の緒元をわざわざ文章に書き、字数を稼ぐような姑息な試乗記事が多くなってきたように感じたのです。
掲載される写真も、往年の誌では背景は勿論、車の魅力を最大限引き出すよう魅力的なもので、本当に目を奪われたものでした。
が、これが背景をコラージュしてレイアップしたような陳腐なものや、車が全く魅力的に見えないもの、自動車会社が広報用に配布するお仕着せな画像のみのものが多くなってきたからでした。

更に最近では、これに加えて記事の文章自体が日本語文章になっていないものが増えてきたように思うのです。

拙自身、余り作文は得手としていません。
が、僭越ながら読み手とし申し上げさせて頂ければ、車雑誌の記者たる皆様にはもう少し、正しい文章で車の魅力を引き出すような記事をお書き頂き、読み手をその文章で車の持つ魅力に引き込んで頂きたいのです。
大変失礼ながら、最近では記事によって「てにをは」でさえも疑問符が浮かぶものも散見する事があります。

試乗した車の印象を文字に起こす事はとても難しく、卓越した表現力と必要にして十分な語彙力が求められるシビアで且つ繊細なお仕事だと思っています。

本当に、本当に僭越ながら、記事を書かれる皆様のご尽力によって、車の魅力が発信されることを拙に願うのでした。


(お詫び。本当に出過ぎた物言いで申し訳ありません。この投稿でご不快な思いをされる方がいらっしゃいましたらお詫び申しあげます。また、画像とこのブログとは関係がありませんことを申し添え致します。)
Posted at 2018/09/16 21:49:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | 私見 | 日記
2018年09月09日 イイね!

【隠れたテーマ】初代ロードスターの3つのテーマ

【隠れたテーマ】初代ロードスターの3つのテーマ皆様は、私達が愛するNAが世に出るにあたり、密かに3つのテーマを心にその開発に携わった方がいらっしゃるのをご存知でしょうか。

ロードスターの誕生や継承には何人ものレジェンド達がいらっしゃいます。
その中に、元主査の平井敏彦さんや貴島孝雄さんが含まれることに異を唱える方はいらっしゃらないと思います。
拙はこの中にもうお一方、立花啓毅さんを強く推挙したい思います。

ご存知の方も多いと思いますが、立花さんは当時テストドライバーという立場でNA開発に携わっていらっしゃっていました。
その立花さんは、のちのムック本で次のように述べられています。

「ユーノス・ノードスターを開発した時、3つのテーマがあったんですよ。これは当時、誰にも話していなくて、自分だけの個人的なテーマとして車に盛り込んだんです。
ひとつめは手に油して楽しめるクルマにしようということ。(略)
ふたつめは家族の一員として、長く付き合えるクルマにしよう、と言うこと。(略)
3つ目はスポーツカーとしての憧れを持てるクルマにようにしようということです。(略)」

こう言ったスポーツカーに一過言も二過言も持った方々がいたからこそ、NAはこの世に輩出されました。
このインタビュー記事を読み返すにつけ、上記の隠された3つのテーマが具現化された結果、拙を含めた多くのファンを虜にし、更にNAやロードスターが30年近くも愛され続けられる源泉であったのでは、と思うのです。


拙達は、この愛すべきライトウエイトスポーツカーNAを所有し共に疾走ることに誇りを持ち、家族同然に長く付き合い、週末には手を油にだらけにして整備をしています。
しかも、笑顔になりながら。

開発者の狙い通り、しっかりテーマに嵌っている自分を振返り見るにつけ、レジェンドの方々に感謝せずにはいられないのでした。


(立花さんのご発言は、CARTOP MOOK 「MAZDA ROADSTER Forever」(2009年刊行)、「もうひとつのロードスターストーリー」p94~97より抜粋させて頂きました。)

Posted at 2018/09/09 16:10:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 私見 | 日記

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「アンベールされました。
ベージュのレザーシートと相性の良いレッドです。」
何シテル?   10/19 10:43
ますたぁ77です。 1989年にユーノスロードスター発表の際、「オープンエアを感じつつ快適に疾走るのはこれだ!!」と1年間初任給を貯め、残りはローンを組ん...
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