全国版のニュースでも報道されている「佐賀関大規模火災」ですが、
応援要請があったため、朝から消防団として出動
火災自体はほぼ鎮圧状態だったため、
午前中は使用済みのホースの片付けや、車両が入れるように瓦礫の処理作業。
画像は消火活動中に退避命令が出たため、焼失したポンプ回収したところです。
本当に「焼野原」でして、
キレイに手入れをされていたであろう庭の木が焼けていたり、
火災直前まで、そこで生活していた痕跡が見えたりするたびに、
年末年始を直前に控えて、帰る家を失ってしまった、
被災された方々の不安や悲しみは想像を絶するモノがあり、心が本当に痛みました。
午前中はヘリコプターで林野に向かって空中からの放水作業が行われていたのですが、
午後からは実際に林野に入って、燻っている火の消火作業でした。
息が上がるくらいの急こう配を、
「ジェットシューター」といわれる水を入れた袋を背負って、
水鉄砲みたいなホースで火が燻っているところに水をかけて消火し、
袋の水がなくなると、また水利まで勾配を昇り降りして補給するの繰り返し作業
一応、16時には撤収して、次の方面隊と交代したのですが、
家に帰ってからも焦げ臭いにおいが鼻の中に残っているし、
「とてつもない非日常の体験」だったので、まだ日常生活に戻り切れていない感覚です。
被災された方々に少しでも「希望の光」がみえるような、
「手厚い救済措置をして頂きたいな」というのが率直な気持ちでした。
またこの日からは警察官付き添いで、火災を免れた方が自宅にモノを取りに行くことを
許可されていましたが、
それまでは規制線から中には一切入れませんでした。
もちろん報道関係の人もみんな規制線の外にいるワケで、
我々は「消防団」というだけで、何の問題もなく、その規制線を越えて入っていけるワケでして、
改めてその「使命感」や「責任感」というものを痛感しました。
普段から、一応、心掛けて「ちゃんとしている」つもりではありますが、
もう一段、上の意識で「ちゃんとしよう!」と思わされた一日でもありました。
Posted at 2025/11/21 11:21:38 | |
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