カローラスポーツに乗って来ました。
HVの
G(普通)グレード。
必要十分な快適装備、安全装備。
トヨタセーフティーセンスの A と C が統合・進化し、標準装備化された。
かつては批難もしたけれど、時間をかけて対応してきた。
外装については、
キーンルックは嫌いだけど、
この車は キーンルック一連の流れの中では一番良く見える。悪くない。
内装もいい。昔の「カローラ」の内装ではない。充分過ぎるよ。
後席は全然広くない。(アクセラに近い?)
荷室容量は351Lで、アクセラの364Lより狭い。(ガソリンのフィットにも負けてるよ!)
正直言って、
マツダに負けないくらい、実用よりデザインに振ってる。
運転してみると、乗り心地がいい。
とは言っても、ふわふわではなく、芯が通ってる感じ。
これも、トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャーゆえなのか。
コンパクトベースとは、車格が違うのが丸わかりです。
ところで、
カタログにシレッと載っていた、この機能。
――――――――――――――――――――――――――――――
コーナリングでの優れた旋回性能を確保。
ACA制御
ワインディング走行等のシチュエーションにおいて、ブレーキ制御により、内輪に制動力を付与し、コーナリングをアシストします。
■ACA:Active Cornering Assist
――――――――――――――――――――――――――――――
このトヨタの「
アクティブ・コーナリング・アシスト(ACA)」。
曲がり時の駆動輪内輪の制動に関する機能ですね。
他社の類似の機能としては、
スバルの「
アクティブ・トルク・ベクタリング(ATV)」
ホンダの「
アジャイル・ハンドリング・アシスト(AHA)」(曲がり終わり時は駆動輪外輪を制動)
があるみたいです。
マツダの「
G-ベクタリング・コントロール(GVC)」は、曲がりを支援する点では通ずるけれど、曲がり時にエンジントルクを緩めてまた戻すのみなので、手法は違いますね。(マツダはきっと、哲学とプライドが邪魔をして、前者の手法を採用することは無いような気がします)
同僚のレヴォーグstiスポーツ(アクティブ・トルク・ベクタリング搭載車)でその曲がりに仰天したことがある( →
レヴォーグ交換試乗会 →
レヴォーグ交換試乗会2)ので、この手の曲がり時の駆動輪内輪の制動に関心があるのですが、
大抵この機能は、上のスポーティーなグレードしか搭載されないものなのです。
スバルは、
インプレッサスポーツ/G4のうち、
2.0i-S EyeSight(スポーティーなグレード)のみ搭載。
XVは
全グレード標準装備ですが、そもそもXVがインプレッサスポーツに付加価値を与えた車種(いちグレードのようなモン?)なので。
ホンダは、
NSX、
シビックタイプR、
レジェンド、
クラリティ、
S660…
搭載車種多いけれど、一般層から離れ過ぎ!
他、一般ユーザーとちょっとは縁がありそうな、
ジェイドの
RS(スポーティーなグレード)に搭載されています。
既に義務化された
横滑り防止装置があれば、その延長でちょっと弄れば付けられそうな機能なのですが、
各メーカーは勿体ぶっているのです。
その中で、
カローラスポーツはACAを標準装備にしている。
しっかりしたシャシーで 安心感と乗り心地を得、
先進安全装備で スバル・マツダに追いつき、
デザインでマツダに負けないくらいスペースを切り捨て、
走りでACAを標準装備とした。(ついでに、MTも設定した)
カローラスポーツに、志を感じました。
えっ、なんですって?
コネクティッド?
…… トヨタよ、故淡路恵子女史の言葉を送ります。
私ね、あれはすごく怒ってるの。
あれは一人で楽しんでやるものなの。
それを誰とつながる…今やたらとつながるつながるって言葉が流行じゃない。
繋がらなくいいの!
ゲームなんて自分でやればいいの!
※ 「ゲーム」を「ドライブ」に読み替えてください。
――――――――――――――――――――――――――――――
嫁車の後継車は、ファミリーカーといえど嫁も運転する都合上、
・家族4名が乗っても不足ない動力性能
・充分な 後席居住空間
・充分な荷室容量
に加え、
・取り回しが良い
・視界が良い
・非MT
・非ホンダ
・価格の安さ
であることが求められます。( →
ファミリーカーの条件)
国産Cセグメントは、嫁にとっては荷室容量や取り回し、何より価格の面で厳しいものがあります。
それでも私は、諦めきれないのです。
わが家の条件で合理的に考えれば、エンブレムを剥いだ中古のフィット15Xで決まり。
それが悪いわけではないのですが、それでも…
インプレッサ(又は XV)
アクセラスポーツ
カローラスポーツ
のような、国産Cセグメントのハッチバックに夢想するのです。
……3~4年後(嫁車が10万kmを超える頃)、
3年落ち2万kmの1.5Lのアクセラを160万円台で狙うあたりが 現実的なところでしょうか、ね。
――――――――――――――――――――――――――――――
〔追記〕
このネタを書き溜めているうちに、マツダからニュースが!!
マツダ、車両運動制御技術「G-ベクタリング コントロール プラス(GVC Plus)」を開発
>今回の第二弾となる「GVC Plus」では、新たにブレーキによる車両姿勢安定化制御(直接ヨーモーメント制御)を追加することで、より高い安定化効果を実現しました。
>旋回中のドライバーのハンドル戻し操作に応じて外輪をわずかに制動し、車両を直進状態へ戻すための復元モーメントを与えることで安定性を向上。
>ヨー、ロール、ピッチの各回転運動のつながりを高い旋回Gの領域まで一貫させ、素早いハンドル操作に対する車両の追従性を高めるとともに、挙動の収束性を大幅に改善します。
>これにより、緊急時の危険回避能力を高めるとともに、高速走行時の車線変更や、雪道など滑りやすい路面環境においても、人間にとって制御しやすく、より安心感の高い動きを提供します。
おおっ!
曲がり終わり時の駆動輪(?)外輪の制動(、ホンダの「アジャイル・ハンドリング・アシスト(AHA)」の後ろ半分の機能に相当?)が付くことで、
収束性アップ! とな。
それでさらに偉いのが、
>「マツダ CX-5」商品改良モデルから順次、「GVC Plus」をすべての商品に搭載する予定
やはり最近のマツダらしく、全車種に載せるようです。
上では
(マツダはきっと、哲学とプライドが邪魔をして、前者の手法を採用することは無いような気がします)とか書いちゃったけれど、
哲学とプライドを保持しつつ折衷した機能を開発・実装するとは、やはりマツダは凄い…!
これは、
G-ベクタリング コントロール プラスを備えたアクセラ最後期型を狙うしかない!?
ブログ一覧 |
ねんがんのデミオXD | 日記
Posted at
2018/10/11 18:46:39