なんか最近、マツダ車に対して厳しいブログばっかり書いてすみません。
特に、
デミオXDの ちょっと待つんだMAZDA3!
デミオXDの ノックは無用!
「MAZDA3開発秘話」講演 / 神戸マツダファンフェスタ2019
デミオXDの MAZDA30
デミオXDの 頭クラクラCX-30試乗
…とか。
……今更、媚びたこと書けませんけどねっ!
さて、先日 メテオ号を車検整備
(板金込み)に放り込むと、1週間の代車として貸し出されたのは マツダ・
フレアワゴン でした。
フレアワゴーーーン!!
ギュウウゥゥゥン
ボン ボン ボン ボーーン!!
四半世紀ぶりに、ファイナルファンタジー4のリディアが最強攻撃魔法(単体)を唱える場面が甦りました。
年数は判りませんが、距離4万kmの 2代目フレアワゴン(初代スペーシア)。現行よりひとつ古い型です。
これまたマツダの社是(?)
「Be a driver.」に反したクルマを出してきましたね。
いいでしょう、受けて立ちましょう。
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乗ってみると、とにかく広い。無駄に広いです。
ルームミラーやバイザーに手を伸ばしても届かず、底知れぬ恐怖を覚えました。
広過ぎてコワイ!!
(のちに運転席でジャンパーを着る機会があり、メリットを存分に享受しました)
メーターはスピードメーター・タコメーターとも
針のメーターで、見やすくグッド。
シートはランバーサポートの左右の幅が狭く固くて、
仮眠をとると脇腹が後ろから締め付けられ、巨大化した昆虫に捕獲された感覚になります。
最初のシートの高さではどうもしっくりこなかったので、ラチェット式のレバーをキコキコ
27回引いて3cm(?)くらい、最大までシートを上げました。
ハンドルのチルトもそれに合わせて上向きに変え、なるべく視点が上のポジションにしました。
それから周囲を見渡すと、
とにかく視界が広く、見通しが利きます。これは素晴らしい!
フロント・リアともにクォーターウィンドゥが役立っています。
右前のクォーターウィンドゥは、両眼視できる範囲こそ広くありませんが、右眼・左眼いずれかでも見える範囲なら相当広く、メテオ号では顔を大きくずらさないと先が見えない
右コーナーが怖くありません。
本来 死角の先のモノのカタチが、魔法のように捉えられます。
後席の
スライドドアは、左は電動スライドドア、右は手動ですが半ドアを自動で締める機能がありました。
確かに駐車場での横への張り出しが少なく便利ではありますが、もう子供も二人とも小学生になったし、
ヒンジドアで充分ですよ。と痩せ我慢。
後席の窓際には
ロールサンシェード が装備されていて、陽の遮りと景色の見え具合のバランスが良く、とても便利だと思いました。
後席は前後スライド式であり、だいぶ
前めに合わせました。
通勤の他 子供の送迎にも使うため、安全を考えると やはりそうせざるを得ません。
後席を一番後ろに合わせたときの、「子供の頭」と「外界(バックドア外側)」との距離があまりに近いので。
(もちろん、ジュニアシートも移設しました)
ペダル配置は 他の軽自動車の例に漏れず ホイールハウスが干渉してアクセルペダルはやや左寄りです。
左側のフットレストは、角度が寝過ぎて、尖足になりそうです。
また、パーキングブレーキのペダルが左足首に当たって痛く、
総じてリラックスしたドライビングポジションをとることができません。
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引き続きまして、いざ乗ってみての感想です。
エネチャージ(マイルドハイブリッド)によってモーターアシストがありますが、「出足が力強い」という実感は あまり感じられませんでした。(私が鈍いのかな?)
アクセルペダルの
踏み心地はスカスカで、踏み応えに欠けました。
適度な反発力(踏み応え)が欲しいところです。
(スイフトもこんなのだったっけ? 軽とはつくりを変えてるのかな?)
ブレーキペダルの最初の6割はブレーキがほとんど利かず(
ペコペコする)、ブレーキとしての実質は後半の4割で利かせてある感じです。
「ペダルの踏み加減」と「ブレーキの利き加減」は、比例・連動させて欲しいですね。
曲がりについては電動ステアリングで軽々と。
意外なのは、
あんまりロールしないことでした。
背の高い分、あえて固めにしてるのかな?
デミオに乗り慣れている身としては、ふわふわせず親近感の持てる乗り心地でした。
(スイフトベースで 背の高いソリオをつくるノウハウと通じているのかな?)
走行時にアクセルを抜くと、エネチャージ由来の「
回生ブレーキ」がかかります。
インパネのエネルギーフロー図で「タイヤ → バッテリー」と流れが示され、高い音とともに僅かに減速します。
普通のガソリン車のCVTでは、アクセルを抜くと変速比が極小のまま 減速感なく滑走する(だからこそ燃費も稼げるのだけど)ので、
ちょっとしたエンジンブレーキ感覚です。
トルコン式ATで言えば、ちょうど「ドライブ(4速)」でのエンジンブレーキと同様の感じで。
さわってみて気が付いたのが、CVTのシフトノブ付け根にあった
「S」ボタン。
押すと、インパネ表示「D」の右下に小さく「s」が付け加えられ、「Ds」表示になります。ザーザード ザーザード スクローノー ローノスーク…
「S」は「セカンド(2速)」というより「スポーツ」の意味だと思いますが、「アイドリングストップ機能off」に加え、変速比が上がり、「下り坂のエンジンブレーキ」「登坂」「加速」に適した状態となります。
トルコン式ATで言えば、ちょうど「サード(3速)」に入れたのと同様の感じで。
前走車発進お知らせ機能。
これはちょっと「お節介機能」でした。(苦笑)
この機能は本来、前走車が動いても自車が認識せず停車し続ける場合にドライバーに注意喚起するためのものです。
ところが、前走車が動くと同時にブレーキペダルを離していても、少し距離が空いただけでピピっと鳴ります。
「ブレーキペダルを離してクリープ状態」であれば「これから発進する意思表示」になるだろうから、わざわざ鳴らさなくてもいいのにねえ…。
(どうせ2.5Gの加速でもすぐに追いつくよ)
エネチャージ(マイルドハイブリッド)。
このシステムにどれだけ初期費用(車体価格上昇)がかかって、それにより実燃費がどれだけ上がるのでしょうか?
それを疑問に思いつつ、
マイルドハイブリッドの明確なメリットを見つけました。
アイドリングストップ後の
エンジン再始動がきわめてスムーズであることです。
おかげで、(本来好まない)
車両停止前のエンジン停止が、あんまり気にならなかったです。
(メテオ号は結構振動がするので。10年以上前に発表していた、ピストン停止位置の制御をいれたアイドリングストップはどこへ行ったの!?
これかな? )
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さて最後に、3~4回乗ってみた
子供二人の感想です。
「おとうちゃんのクルマより広い」
「お部屋みたい」
「スライドドアがいい」
「このクルマ、好きになっちゃった」
………。
はっきり言って、
つらい。
(聞かなきゃ良かった…)
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結局、1週間で 282.1km 走って、返却前に 10.11L 給油しました。
レギュラー単価 137円/L で、1,385円。
計算すると、
27.9km/l、
4.9円/km。
すっごい好燃費!
1kmあたりの燃料代も、メテオ号より優れています。
(メテオ号概算 120/24=5 5円/km)
エネチャージがどれだけ寄与してるか…は不明ながら、
スズキのエネチャージ車は燃費がかくも優秀であることが判明しました。
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冒頭に戻りまして、
「太陽面爆発」って、すごい名前を与えるのね…、と思っていたら、
Solar flare とはスペル違いの
flair 「才能」だったようで…。
(「スカーレット」の主題歌「フレア」は「炎」か「才能」か…、たぶん両方かけてるんでしょうね)
つい、宇宙用語だと思って反応してしまいました。
そういえば、宇宙用語の車名って、ちょっと調べたら結構ありました。
「コスモ」「カペラ」
「コロナ」「スターレット」「カリーナ」「アルファード」
「サニー」「ダットサン」「パルサー」
「シャトル」
「スバル」「アルシオーネ」「ステラ」
「エクリプス 」
「ジェミニ」
…こんな感じ。
生き残っているのは、「アルファード」「シャトル」「SUBARU(社名として)」「ステラ」「エクリプス 」くらいですか。
だいぶ勢力が弱ってるようなので、
今一度、宇宙由来の車を出しませんか、各メーカー様!
例えば、
「プロミネンス」「オーロラ」「クェーサー」「ハビタブル」「ラニアケア」「ジャイアントインパクト」
…等々、使えそうにないですか?
はっ、フレアワゴンの元車の
「スペーシア」も、立派な宇宙車ですか!?