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2018年12月17日

乗り換え検討日記⑤ 【試乗インプレ メルセデスベンツGLC編】

乗り換え検討日記⑤  【試乗インプレ メルセデスベンツGLC編】


さて、今回はアウディーQ5、ポルシェマカンに続き、

【試乗インプレ メルセデスベンツGLC編です】


ちなみに、GLCには通常のSUVの格好をしたものと、クーペがありますが、

私が候補としているのは通常のGLCの方です。



この車は、私が以前乗っていたS205のC250スポーツを購入した直後に発売となり、妻が「こっちの方がよかったのに。。。」と言っていたことが非常に印象に残っている車です。



以前乗っていたC250の売却が、手放したくて手放した訳ではない為(車レビューに理由は記載しています)、このメルセデスベンツというものに未練が少しあったというのも正直なところです。



GLCのグレードとしては色々ありますが、GLC200のベースグレードを除きすべて4輪駆動の4maticです。その中で私はGLC250sportsが第一候補となります。



理由としては、250のみがエアサスを搭載しているからです。


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C250もそうでしたが、高速での移動が多い私は、高速道路での路面のうねりや凹凸に対してフラットな乗り心地となるエアサスは非常に魅力的なものなのです。



今流行りのディーゼルの設定もあるものの、日本に導入されているディーゼルは、排気量が小さいものが大半で、他車での試乗でも街中では力感あふれるものの、高速での合流や、少し速度高めの追い越し時などに期待する加速度に繋がらないことが多い為、私はガソリンの方が好みというのもあります。

(排気量の大きいディーゼルは面白いでしょうね!)



ということで、GLC250sportsの試乗車を探したのですが、GLC200かディーゼル(GLC220d)ばかりで250の試乗車が近くにはありませんでした。



しかし、比較的近くのお店にエンジンは全く違うが、エアサスを搭載しているGLC43 AMGというグレードの試乗車があった為、乗り心地の味付けも何もかも違うかもしれませんが、このグレードにも興味はありましたので、このGLC43 AMGの試乗をさせて頂くことにしました。



ちなみにこのGLC43 AMGというグレードは、AMG開発の専用エンジンを持つAMG63シリーズとは違い、量産のエンジンを少しチューンナップ(おそらく加給圧を上げているだけ)し、足回り等にAMGのエッセンスが入っているというグレードで、本物?のAMGと非AMGとの間を埋める為に生まれたグレードです。



スペックとしては3.0L V6ツインターボで出力367psでトルクは53kgmで、私には十分以上のスペックです。



ということで、さっそく試乗予約を済ませ、試乗に向かいます。



新車のベンツを取り扱っているのはヤナセかシュテルンとなりますが、今回はシュテルンのお店にて試乗を行うことになりました。



お店に到着しましたが、これまたいかにもベンツという雰囲気のお店です。

以前購入した他のベンツのお店と雰囲気がすごく似ている為、何となく安心感があります(笑)


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早速、GLC43と対面しますが、前に見たQ5、マカンよりも大きく見えます。

迫力があります。


リアフェンダーは少しオーバーフェンダーとなっており、リアタイヤはなんと幅が285の20インチでした。


よって、凄く踏ん張りのあるデザインを実現しています。


更に、ナイトパッケージという本来メッキ部分となるところが、黒メッキに統一される為、通常のGLCよりも単純にカッコイイです。



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乗り込みますが、室内は以前乗っていたS205のC250とほぼ同じ新鮮味はありませんが、やはり使っているマテリアルが洗練されており、高級感があります。


ダッシュボードもレザーARTICOという合成皮革に覆われており、満足感が高いです。


しかし、スイッチ類の触り心地(押し心地)は剛性感の無い少しガタがある感じで、アウディーの方が高級感があります。


パッと見の高級感があるのがベンツで、使うと高級感を感じるアウディーというところでしょうか。


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ここからは走行関連のインプレッションを【走行性能】と【乗り心地】とに分けて記載します。


試乗は高速道路も含めてさせて頂きました。



【走行性能】
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エンジンをかけた際にポルシェマカンの様に「フォン」という演出があるかと想像しましたが、いたって普通に始動しました。


とはいっても、音量自体はそこそこあり、住宅街での夜中、早朝では少し気を使うレベルではあります。


走りだしますが、はっきり言って、速いです。


加速性能等、速さの点にプライオリティを置いている方はほぼ満足できると思います。

搭載エンジンはAMGセッティングとなる3.0L V6直噴ツインターボ(ベースはE400等と同じ)で、出力及びトルクは、出力367ps・トルク53.0kg/mですので、十分以上の加速力があります。数値的には0-100km/h加速が4.9秒ですので下手なスポーツカーよりも加速性能は良いです。

また、排気量が3.0Lと昨今のダウンサイジングが進む中では比較的大きめであることに加え、直噴であるが故、圧縮比が10.5と高め(直噴による燃料冷却により燃焼室内温度を低く出来、点火時期を進めてもノッキングを抑制できる)な為、極低回転から十分以上のトルクで出ており、1000r/min程度からのアクセルの踏み込みに対しても車両がスッと前に出ます。

加えて、これはメルセデスベンツ特有の美点ですが、ペダルがオルガンタイプであることに加え、スロットルに対するエンジン出力のリニアリティーが非常に高い為、ペダルとスロットルが繋がっているかの様で非常に速度コントロールがし易いです。

十分なエンジン出力と相まって、ゆっくり走るのも、鋭い加速をするのも自由自在です。

エンジンの回り方はボア88.0mm×ストローク82.1mmのショートストロークエンジンにも関わらず、ぶ厚いトルクで車両を押し進める様なトルク感があります。


しかし、ショートストロークエンジンらしく、苦しげも無くシュンと高回転域まで回りきる感覚も持ち合わせており、力感と気持ち良さを両立したエンジンと言えます。

これまた感銘したのが排気音です。


良く調律されており、3000r/minを過ぎたあたりから、窓を閉めていても高音の排気音が「フォーン」と室内に響いてきて、本当に久しぶりに運転していて高揚感を感じるものでした。決して爆音とかでは無く、室内に程よく響いてくる点にも好感が持てました。

どうして日本車ではこのような音が出せないのでしょう。。。音規制等厳しい中ではありますが、頑張ってもらいたいです。

トランスミッションはベンツ自社製の9ATとなりますが、演出なのか2⇒3⇒4速程度まで変速時にショックを若干伝えてくるものの、2速発進後すぐにロックアップする為かなりタイト+ダイレクトな感じで、良く出来たミッションだと思います。

この9ATはトルコン式ATの為、DCTと違い、極低回転の速度調整もし易く、これほどロックアップがタイトならばもうDCTである必要はないと思える程です。

ちなみに、75km/hぐらいですでに9速に入り、1000r/minちょっとで悠々とクルーズできます。

総じて、パワートレインに関して文句の付け所は無く、私の要求以上の仕事をしてくれる為、大変満足感の高いパワートレインだと感じました。




【乗り心地】


サスペンション自体はAMGセッティングのエアサスで、サスペンション形式は前4リンク、後ろマルチリンクです。

まず、街中を走行しましたが、街中走行の様な低速域(0~70km/h程度)ではエアサスにおける流体特性でもある、鋭い段差での突き上げを直接感じる乗り味が包み隠さず現れており、特にリアの廻りのブッシュが硬い+相対的にリア廻りのボディー剛性が低い+285/35 20インチというタイヤ/ホイールが非常に重いことから、リアからビシッと鋭い突き上げを感じる乗り心地です。


また、ダンパーの減衰力も高く、揺さぶられる様な挙動が気になります。


タイヤはミシュランのラティチュードスポーツ3というスポーツタイヤでランフラットタイヤではありませんが、これもミシュランらしく無く硬い印象です。

以上の要素が組み合わさり、街中では正直硬すぎると感じる場面が多かったです。


エアサスのSUVという響きからもっとふんわりした乗り心地を期待していると少し違うな、と感じる人もいるかもしれません。

ちなみに、全体的に見れば、ボディー及びフロア剛性はしっかり出ている様で、鋭い突き上げがあってもボディーやフロアの共振は全くありません。そのあたりがさすがメルセデスと言える部分です。

また、足回りの剛性も高く、SUVにしてはソリッドな接地感がハンドルから伝わってきて、スポーティーと評することもできると思います。


次に高速道路での試乗に移りましたが、高速域ではその印象が一変します。

80~100km/hといった高速域では、街中で感じる直接的な突き上げが嘘の様に無くなり、角の丸いエアサスならではのふんわりした動きと、フラットでしっかりした感触を両立した乗り心地となります。


これは完全に高速にプライオリティをおいた足回り+ブッシュのセッティングといえます。AMGはそういったセッティングがポリシーなのかもしれません。

直進安定性もSUVでありながら、全く問題無く、ふらふらした挙動の無いビシッとしたすじの1本通ったような乗り心地で、高速道路における乗り心地は極めて良いと感じました。

【その他】


その他ですが、試乗中に気になったのが、内装からのビビリ音です。


特にセンターコンソールとドア内装からで、段差毎にビビリ音が発生しており、取り付け剛性が低いと思われます。


取り付け剛性だけでなく、ハーネス等の固定もあまりされていないのかもしれません。


見た目は高級感があるのに、こういった見えないところのコストカットしているのは少し残念な点です。




また、音に関しては排気音が常に聞こえてくることも含め、「静か」とは言えませんが、不快ではないレベルです。


でも明らかにアウディーQ5の方が騒音レベルは低い印象です。




そんなこんなで試乗が終了しましたが、

街中での乗り心地や内装のビビリ等、気になる点もいくつかあったものの、

特徴のある車であることには間違いないです。


しかし、不思議なもので、印象は「文句無く素晴らしい」という程のものでもないのに

やたらこの車が気になるのです。


こんな感じ初めてです。通常は印象が良くない車はもうそれきりなのですが、もう一度乗りたいという気分になります。


私はあまり運転が楽しいと思うことはないのですが、これが楽しかったということなのでしょうか?



もうその時点でGLC250の試乗はいいやという気分になっていました。



そしてその日はあまり時間が無かったので、簡単な見積もりだけしてもらい、ディーラーを後にしました。



次回は【試乗インプレBMW X3】をお届けします。



では!


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Posted at 2018/12/17 16:21:36

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