
前回のサザビーでガンプラ作りに味をしめた私。
昔買ったまま放置していた積みプラの作成に、少しずつ取り掛かることにしました。
サザビーの次に選んだのはこのFAZZ。
フルアーマーZZの試作型という位置付けで[ファッツ]と銘打たれています。
このキットは2001年発売、定価¥6,600-。
確か当時半額で買ったので、¥3,000-程度で手に入れた覚えがあります。
20年以上も寝かせてしまいましたが、ようやく日の目を見させてあげられます(T ^ T)

ちなみに近年発売されたVer.Kaは¥12,100-、旧キットのほぼ倍のお値段ですε-(´∀`; )
ダブルビームライフルの砲身が太いデザインになっていることと、細部が塗り分けしやすくなっていること、新規デザインの専用デカールが付いていることが主な変更点なのですが、本体そのもののプロポーションに大きな違いは無いようです。

ガンダムベース限定で販売されたチタニウムフィニッシュはさらに倍の¥24,200-🤣(現在終売)
カラーリングが綺麗なので、このチタニウムフィニッシュを上回る仕上がりを目標に、配色を参考にしつつ、塗装と追加デカールで、旧キットを作ってみたいと思います🔥

旧キットの箱を開けると内蓋が付いています。
当時のMGはこんなところに高級感をもたせてたんですね。
FAZZの売りは、このバカデカいハイパーメガキャノン。
なんと本体の全長より長いロマン砲です。
これは作るのが楽しみ✨
さて今回は、ざっくり私の作り方や、
塗装手順に関して解説してみようと思います。
まずは仕上がりの塗装色から考えるのですが、
私は作例そのままのつや消しマットでは無く、
設定色を金属表現にしたメタリック塗装や
重ね塗りで深みを出すキャンディ塗装を前提にしています。
せっかく塗装するのならプラスチック感を消して
スペシャルコーティングのキットやそれ以上の
プラモデルっぽくない重厚感を持たせたいのです。
本来ガンプラを作成する場合は
ランナーからパーツをニッパーで切断
↓
ゲート処理・ヤスリがけ
↓
コンパウンド掛けで塗装の下地作り
↓
サーフェイサー塗装
↓
メイン塗料の塗装
↓
デカール貼り
↓
クリアー塗装
↓
仕上げのコンパウンド掛け
という流れが理想なのですが……
面倒がりのわたくし、目立たない部分の工程は省略して、楽ちんに作りたいと考えてしまうのです(´∀`; )
そんなわけで、手間をかけるのは一番外側の外装部分や目立つパーツだけ。
それ以外の内部パーツはゲート処理や下地作りをせず、ランナー丸ごとあらかじめ塗装しちゃいます。

古いガンプラで曲者なのが
ABS樹脂のパーツが多いという点。
ABS樹脂は関節パーツに使われるポリキャップ同様、ラッカー塗料が乗りにくく、乾燥させて塗装できたと思ってもすぐボロボロ剥がれたり、下地のパーツに塗料の成分が侵食してパーツ割れしてしまうという、非常に塗装しにくい素材なのです。
かと言って無塗装だと、プラスチック感全開で安っぽさが目立つので、なんとか塗装したい。
そこで出番なのが水性プライマー&水性塗料。
今回使ったのは100均で売っているプライマーと
【GSIクレオス アクリジョン 焼鉄色】
ガンプラの場合、ABS樹脂が使われているのは
ほとんど内部フレームだけなので
水性塗料はメタリック塗料1色あればOK。
まずはプライマーをざっくり吹いて乾燥。
次に塗料を吹きますが、エアブラシ塗装の場合、筆塗りと違って原液だと濃すぎるし、ラッカー塗料ほど薄めすぎても塗料が乗らないので、濃度の加減がやや難しいです。
私の場合は塗料1:水0.5程度で薄めて、
空気圧を0.5〜1.0程度に弱め、
1回目は荒めにふんわり砂吹きして塗料を馴染ませ、
2回目から数回に分けて重ね塗りして定着させます。
さらに水性塗料は、ラッカー塗料に比べて塗膜も弱いので、乾燥時間を通常の倍以上もたせてしっかり乾かします。
すぐ組み立てたりせず、最低でも丸一日〜数日は置くようにしています。
↑画像は吹き付け後ですが、プラスチック感が消えて、金属フレームっぽい印象になっていると思います。
ここからは通常のスチロール樹脂(PS)素材の塗装。
ラッカー塗料を、塗料1:ラッカー薄め液1〜2程度の割合で、しっかり混ぜ合わせて塗装していきます。
右上:未塗装の裏面
右下:塗装した表面
左上:拡大
左下:塗料現物

【ガイアカラー スターブライトアイアン】
内部フレームのような金属感を出したいパーツにピカイチの塗料です。

【GSIクレオス GXメタルダークブルー】
ブルーのパーツにはこの塗料を好んで使ってます。
メタリック塗料は下地によって色味も変わるので、
明るいブルー下地だと鮮やかなブルーになり、
暗めな下地だと深みのあるブルーになって綺麗です。

【タミヤカラー メタリックブルー】
このキットは別の色味のブルーも使いたかったので
もう1色、手持ちのブルーを使ってみました。
下地がグレーだったので、鮮やかさを抑えたブルーに仕上がっています。
今回はここまで。
次回はいよいよ外装パーツの塗装に入る予定ですが
何を使うのかちょっぴり予告。

【Show Up リアルクロームライト】
50mℓでなんと¥3,500-もする超高級塗料🤣
通常の塗料は10mℓあたり約¥200-前後、
さらに2〜4倍程度に薄めて使いますが、
この塗料は薄めずにこのままの濃度で使うため、
実質10倍以上のコストがかかっている逸品です。
思い切って買ってしまいましたw
しかし効果は絶大で、通常の塗料のような顔料ではなく、本物のアルミ粒子が配合されているため、まるで金属メッキのようなピカピカのクローム表現が可能なのです。
コンパウンドでの完璧な下地処理と、
通常の塗料とは異なる吹き付け方法が必要なので、
かなり準備に手間はかかるのですが、
どう仕上がるのか今から楽しみです。
レビューをお楽しみにー👋🏻
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2023/02/15 21:00:57