PINARELLO PARIS の組み立て　その9

サブバイクのピナレロ
6800系アルテグラDi2で11速化していますが、クランクだけ6700系10速アルテグラを使っていました。
特に問題なく使用できていたのですが、何となく11速のクランクに交換したくなってきました(^^;;

FC-6800またはFC-R8000のアルテグラクランクを買おうと思って物色していましたが、どちらのクランクもシマノのリコールがかかっています。

幸い、cerveloから取り外していたrotorクランクが余っているので、ピナレロに移植します。
まずはシマノのITA BBを取り外します。

取り外し中にBB周囲のステッカーが剥がれたので、ボンドで貼り付けておきました。
ネジ部分を清掃、Di2の配線が飛び出していたので奥に押し込んでおきました。

ITA70規格のフレームにrotor製30シャフトのクランクを取り付けるには特殊なBBが必要になります。
シマノの24シャフトなら色々なメーカーからBBが出ていますが、ITA70規格のフレームに30シャフトのクランクが取り付けできるBBは希少です。
今はrotorくらいしか発売されていません。
しかしBBが１万円と高価なため、躊躇していたところ、怪しげな中華製BBを発見しました。
なんとrotor製の半額以下です。

怪しげな中華製BBですが、結論から言って、全く使えませんまでした。
精度が悪すぎて取り付けが斜めになってしまいます。微妙に径も大きくてプラハンで叩いてもシャフトは通らない、ベアリングは新品にも関わらずゴリゴリ。
ハッキリ言ってゴミでした（ ; ; ）

仕方なく中華製BBは破棄し、あらためてrotor純正ITA30のBBを買い直しました。
最初からコチラを買っとけば良かった。

中華製を買った後だからか、やはりrotor製は精度が高く上品な感じがします^^;
親切に取り付け工具も付属してます。
本当に最初からコチラを購入しておけば良かった。
中華製BBは一度フレームに取り付けてしまったので返品も出来ませんでした。

気を取り直して作業に戻ります。
rotor製取り付け工具とシマノBB取り付け工具を使用してBBを取り付けます。

シャフトにはワコーズのブレーキプロテクターを塗布しておきます。
異音で悪名高いBB30などには必須です。
粘度の高いグリスのため、回転数は落ちますが、BBとシャフトの微細な隙間を埋めてくれるのでパキパキ音等が消えます。

左クランクを取り付けます。
rotorクランクはシマノと逆で、左クランクにシャフトが付いています。

シャフトを通してみましたが、素手で通りました。さすがrotor

左右のクリアランスは丁度良い感じなので特にスペーサーは必要なさそうです。

右側、チェーンリングの取り付け
ココは太めの六角レンチが必要です。

フロントディレイラーを調整します。
rotorのスプロケは楕円なので、少し調整にコツが必要です。
あとはチェーンを取り付けたら完成

二台とも一応、完成しました。
ただ、cerveloに付いているfc-9000のクランクもリコールがかかっているので、月末にショップで点検予定です