
夏の苦い思い出(RGステップワゴンと HONDA BF2 船外機)
現在、HONDAのホームページのTOPには、車、バイクに並んで次に、「マリン」というジャンルがあります。
その「マリン」という文字にあまり興味を持たれる方は少ないと思いますが、私はその文字に強い思い入れがあります。
私たち家族の夏の楽しみは常に「海でのキャンプ&フィッシング」でした。
老朽化からすでに手放しましたが、そのフィッシングに必要だったのが、小型ボートとHONDA船外機であり、自宅に保管していました。
毎シーズンGWから夏が終わる時期まで、写真の様にRGステップワゴン(コテコテの無限フルエアロ&マフラー)に「ポーターボートと船外機とキャンプ道具」を積み込んで。このRG、屋根にガッチリと取り付け可能なキャリアがオプション設定されており、ボートをカートップする事が可能でした。
今所有のRCオデッセイでは到底できません。(RCオデの唯一不満なところ)

さて、このHONDA船外機は「BF2」といいます。現在も設定され販売されていますが、免許不要の2馬力空冷エンジンであります。(3M未満のボートと組み合わせる事で、免許・船検不要で維持費がかからない)
車も、バイクもエンジンを冷却する必要がありますが、一般的に水冷の方が効果的に冷却することが出来、その事でエンジン出力をあげる事ができます。水冷式の船外機は、海水を循環させ冷却する方式を取っているので、メンテナンスを怠ったり、不運にも海水の異物を吸い上げたりして冷却水の循環トラブルが発生した場合、最悪、海上で運行不能となり漂流という運命が待っています。
そんな事で、HONDAのBF2はシンプルな空冷式。循環水のトラブルがないのでとても安心でした。使用後は、自宅で写真の様に水道水で綺麗に洗うのが唯一の「メンテナンス」と勝手に勘違いしてました。
しかし・・・

2012年8月当時、千葉の某海岸でセッティングしている様子。ママトモの旦那さん、炎天下に関わらず手伝っていただきありがとうございました。
このあと、一緒に沖に出て楽しいフィッシングをするはず・・・だったのに

BF2、ついていますがオールで手漕ぎしています。息子がボディーボードで泳いで付いてきています「w」
空冷で信頼が高いはずのBF2が。せっかく行った千葉の海で(海なし埼玉住みです)エンジンがかからない自体になるとは!
そうなんです。エンジンがかからないのです。このBF2は、セルモータなど付いていないので、スターターケーブルを引っ張って火花を散らしてエンジンをかけるのですが、いっくら引っ張っても「プスプス」いうだけで一行にかかりません。おまけにガソリンも漏れ出す次第。横波を食らって転覆する恐れがあったので途中で諦め手漕ぎでなんとかフィッシングを行いました。BF2、勝手に信頼しきっていたがゆえ、エンジンをバラす工具などは一切持参していなかったため、キャンプ最終日まで現地で修理することも出来ずにもやもやした状態で過ごしました。
海キャンプを終えて家に帰ってエンジンバラすと、エンジンがかからなかった原因がすぐに判明。結果、キャブレターのジェットの穴が詰まっていました。オーバーフローしてガソリンが漏れていた。そのキャブレターが詰まった原因は、・・・・
前回エンジン使用した後、ガソリン抜かずに放置していました。その事で、キャブレターOリングが劣化してカスがガソリンに溶け出し穴に詰まったものと推定。メンテナンス不足が真の原因でした。。「泣」
そして、試運転もせずそのまま実戦を迎えた。ある程度の工具を持参していれば、現地修理できたかもしてないのに・・・・ああ後悔。
夏になると思い出します。RG ステップワゴンとHONDA BF2。そして自分の甘さを痛感し、反省させられた苦い思い出・・・
メンテナンスは大切です。そして、何かあった時の備えも大切。
皆さん、車やバイクのメンテナンスは万全ですか?
しっかり準備してこの夏を絶対に楽しみましょう!
Posted at 2018/07/28 23:59:07 | |
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