
今日、冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)へ交換しました。12月前での交換はいつもよりかなり早い。
今年はエルニーニョ発生とかで、暖冬との予測ですが、首都圏のゲリラ降雪への備えは必要と考えています。
雪国の方はビックリされると思いますが、こちら首都圏では冬でもスタッドレスタイヤへ交換する方は少ないです。1シーズンに1 、2回しか雪が降らず費用対効果が非常に悪いからです。
しかし、その少ない降雪時でも夏用ノーマルタイヤで普通通り運転され、スリップで道路塞ぎ渋滞発生となることが多くあります。また、板金屋さんが一次的に忙しくなるとの話もよく聞きます。
私は北陸生まれで、18歳で車の運転免許をとってから首都圏へ就職するまで雪国で過ごしました。当時は当たり前のように11月ごろに冬用タイヤへ、4月になったら夏用タイヤへと小さい頃から親父と一緒に車(家族使用)のタイヤ交換を手伝っていました。
まだギリギリスパイクタイヤ(スノータイヤに釘のような鋲がたくさん打ち込んである雪用滑べり止めタイヤ)が使用出来た時代で、重量はかなり重かった記憶があります。
親父は若い頃に技術屋から転向した営業マンでしたが、技術的なことはあまり教えてもらった事がありませんでした。その親父が体をはって私にタイヤ交換の技術(技能)を教えてくれました。
「ホイールナットが外れたら大変だ。タイヤレンチに全体重を乗せて踏込め!!」
真面目な私は、その後首都圏に生活を移しても、車を乗り換えても素直にその教えを忠実に守り続けました。
その結果、・・・・・あれから何回めだろう、ポキッ!!と鈍い音とともにスタッドボルトが折損。近くのT社ディーラーに嫌な顔をされながら(当時少しいじっており爆音仕様だった為)泣きつき修理していただいた。どうして折れた?との問いに、親父から教わったタイヤ交換をしたと話した。
「ダメです。間違っています。それでは折れます。手でやってください。タイヤレンチは手で適正なトルクとなります」
・・・全然ダメじゃん。
今ではトルクレンチを確実に使用しています。みなさんも、締め込み不足や、締めすぎに注意しましょう!!
この季節になると思い出す。親父から教わった「間違いだらけのタイヤ交換」
Posted at 2018/12/02 11:41:37 | |
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思い出 | クルマ