テープ三種盛りPart 3 アルミテープチューン10発目 フロントガラス編
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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そんな折、再検証の必要性を感じさせる出来事がありました。
始まりは落ち葉🍂の観察から。
皆さん、ボンネットとワイパーの間に溜まった落ち葉は、走行するとどの様に飛んでいくと思いますか?
1、フロントガラスへ向けて縦方向に動き、後方のルーフへ飛んで行く。
2、ガラスの下辺に沿って横方向へ動き、左右のサイドウィンドウへ飛んで行く。
3、ボンネットとの隙間に潜り込むように前方へ向けて逆流する。
4、羽生結弦ばりの四回転ルッツを決めて飛び上がる。
答えは・・・4!だったら見ていて飽きないでしょうけど、2が正解です。
私としてはとても意外な結果だったんです!😳 風洞実験の写真を見ると、煙は1の様に縦方向へ流れるんじゃなかったっけ?
「ふーん、そこにはそういう空気の流れが存在しているんだね。」
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さらに、別の図もあって、これはズバリ、フロントガラスの除電について記載された内容。
【[0053]上記のように自己放電器31(アルミテープのこと)を設けることにより、フロントガラス36の下端部およびエンジンフード35の後端部の正(+)の電位を低下することができるので、エンジンフード35の上面からフロントガラス36の表面に空気が流れる際に、空気流に斥力(空気流の乱れによる抵抗のこと)が生じることを抑制することができる。そのため、空気流が剥離することにより車体30の上面側が負圧となることを抑制することができる。すなわち、車体を押し下げるダウンフォースの低下を抑制して、前輪42または後輪43と路面との接地荷重を想定した範囲、または適正値に維持することができる。】
要するに、ボンネットからフロントガラスにかけての空気の流れをスムーズにする事を目的とした場合、アルミテープを貼るべき場所は、ガラスではなくてボンネット後端の裏側である、と書いてあるんですね!😰
ヤバイ!のりパパさんが製品まで作ってくださったけど、勘違いだったか!?
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あーあー、何だかぐちゃぐちゃな写真ですけど、頭の中もかなり混乱しました🥵
何はともあれ実際にやってみないと分からない、ということで図を見ながら貼ってみたのが上の写真です。見にくいですがボンネット裏の後端にはセンターと両脇4カ所ずつ。それと向き合うようにダッシュパネル上部の樹脂パーツへも9か所貼りました。
私はこの時、フロントガラスの下端を左右横方向に流れる気流が斥力(空気流の乱れによる抵抗)となっているのではないかと疑っていました。ですから、トヨタの特許申請書類にあった様に、空気がボンネットからフロントガラスを経由して"ルーフへ"流れるように整えてあげれば良いのではないかと思ったわけです。
さて、実走の結果は・・・!
そりゃ〜もう、大きな変化はあったんですよ。確かに。🙄
バイパスでレーンチェンジすると、ボワーン、グラッ! っていう感じでロールと揺り返しが発生!
ハンドルを切るとヨロヨロ〜っ。ハンドルレスポンスもボケ〜っとして何とも頼りない。😭
・・・・チーン!😭
何じゃこりゃー!(松田優作風に)
🌬🚙💦‥‥‥‥‥‥‥‥
さあ、3日足らずでダメなことはハッキリ分かりました。そこからは剥がしては走り、走っては剥がすを繰り返す試験モードに突入です。
手始めにダッシュパネル上部の樹脂パーツ へ施工したCをすべて剥がしました。うん、これだけでもボワーンはなくなって、多少自然なフィーリングに戻ったかな。貼りすぎてバランスが崩れていたのかも、と思いました。
次はボンネット裏のAを剥がしたらどうだろう?・・・ここはそれ程変化がないな。と、言うことはハンドリングはボケついたまま😓
そうなると、やっぱり両端のBも剥がさないことには仕方ないか😓
こうして、真ん中を除いてほぼ全滅と相成りました。チャンチャン!😭
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まあ、ボンネットにアルミテープを貼る前(1枚目写真の状態)は、とてもフィーリングが良かったので、それ以下になっちゃうのであれば意味が無いわけです。結局、センターの1カ所を残して両脇も剥がしたところで、納得できる状態に戻りました。(中央部はこのまま残しておこうと思います。)
それにしても、どうしてこうなったのだろうか??
☔️🚙‥‥‥‥‥‥‥‥
そうこうしている内に、雨の日があったんです。レインXで飛んでいく水滴を見ていて、遅ればせながらハッと気付きました。(危ないので水滴を見て運転しちゃダメですよ〜。)
「なんだ、水滴も扇状に広がって、一番下の方は真横に飛んで行くじゃん!😲❗️」
いや、扇状に広がるのは分かっていたんですけど、下の方の水滴がここまで真横に動くとは認識していなかったんですよね。お恥ずかしい限りです😳
と、いうことは、そもそも気流が横に流れる状態は空力の設計上織り込み済みだということですか!だとすると、✨フロントガラス側方からドアミラーに回り込む気流がハンドリングに大きな影響を与えてるんじゃないか✨と、思い至りました。それをアルミテープでねじ曲げようとしたのでおかしなことになってしまったんじゃないかな🤔
ナルホド、と納得した次第です。
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写真は、つまりこういう事なのかな、と図解してみたものです。
車体中央(オレンジの矢印)はボンネットからフロントガラスを経て一直線にルーフへ気流が流れます。💫で示した場所にアルミテープを貼り付けると、静電気によって空気流が剥離して車体上面側が負圧になるのを抑制し、ダウンフォースを得ることができる、という仕組みなんですね。ここに貼った後、ハンドルが重くなり、高速での直進安定性が改善されたのはそういう訳でしょう。
一方、フロントガラスの外側に近づけば近づくほど、空気の流れは扇状に広がります(赤い矢印)
ここで私は大きな勘違いをしていた事に気付きました。
今まで私は下端両脇のアルミテープがフロントガラスを除電し、前後方向(縦方向)の気流をスムーズにするのだと思っていました。でも、葉っぱ🍂や水滴💧が教えてくれたとおり、フロントガラス下端の空気は中央から外側(横方向)に流れ、ドアミラーのあたりから車体側面に抜けて行きます(黄緑色の矢印)。
だとすると、✨フロントガラス下端両脇に貼り付けたアルミテープは、"Aピラーの付け根"を除電する事でドアミラー周辺の空気流が剥離するのを防ぎ、"車体側面"に負圧が発生することを抑制する✨のが主な効果ではないか、と思うんです。
ネットで検索しても、この場所はアルミテープの効果を最も体感しやすい場所として何人もの人が紹介しています。そして、その多くがハンドリングの向上に言及しているのは、そういう理由からじゃないでしょうか。
逆に、ここの気流を乱すとボワーン、グラッ!となるって事ですね😅
このように、のりパパShopで販売されている3種類のアルミテープを貼る位置は、いずれも理に適った場所であることが確認されました!!いや〜、良かった😅
🌬🚙🎶‥‥‥‥‥‥‥☔️🍂
写真を眺めていて、まだ試していない場所があることにも気付きました。それが☆の箇所。トヨタの特許申請書類、図7だとdの両脇になります。
「・・・車幅方向における中央部分に自己放電器31が配置されていればよい。したがって、その中央部分を挟んで両側に所定の間隔を空けて自己放電器31を複数配置していてもよい。また、操舵輪である前輪42の接地荷重が低下することを抑制するために、中央部分に加えて左右均等に複数の自己放電器31を配置して、車幅方向における広域での空気流の剥離を抑制することが好ましい。」
それではもう一発、試してみますか!
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そしてこうなりました。
これがフロントガラスへのアルミテープチューンに対する私の最終解答です🤗
上端両脇に追加した切片E F、ここもいいですよ〜!安定感を損なうことなく、目が覚めたかのようにハンドリングをキリッとシャープにしてくれます。レスポンスが早く、車の動きが俊敏になった感じ!
「ああ、今まではもたつきや応答の遅れがあったんだな。」と、貼ってみて気付きました。正直な話、アルミテープチューンでコーナーを攻めるのが気持ちいい!と感じたのは初めてです。
後は1月の車検で剥がすように指摘されないかという問題ですが、これはまた結果をご報告します。まあ、仮に指摘されたとしても、2年に一度、リフレッシュの為に貼り直すのもいいかな、と思ってたりして😉
のりパパShopでオーダーされた皆さん、デザートにもう一品、いかがですか〜🤗
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