ネオジムマグネットチューン1発目 事始めはアッパーマウントから
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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ネオジム?ネオジウム⁇商品の表記はまちまちですが、正式名称はネオジム磁石とのことです。兎に角、強い磁力が特徴のこの商品を手に入れるところから事を始めましょう。
私は何軒か100円ショップを回った末、ダイソーの商品を選びました。同じ13mmのネオジムマグネットでも、他社の商品は磁束密度が160mT(ミリテスラ)や200mTだったのに対して、ダイソーのモノは240mTと磁力が強めだったのが理由です。でも、使い比べたわけではないので、本当のところどれほど差があるか分からないんですけどね😅
さて、このチューニングでは⭐️マグネットの”S極が車体側”になるように置いて行くのが鉄則✨のようです。ところが、買ってきたダイソーの商品にはS極N極の表示が一切ありません😥表裏でデザインの違いも無いときたもんだ😓。これは困った!どうやって見極めたものか?ネットで検索したら、釘を両側に取り付けた磁石を糸で吊り下げて、北を向いた方がN極、なんていう悠長な方法を紹介してくれてるし😭
※途中で思いつき、パッケージから出す時に、写真の様な赤い印を表側に書きましたけど、これはやっておくと混乱を避けられるので便利でした。(基準となる1つ2つだけでいいと思います。)
いろいろ考えた末、学校の理科で使う棒磁石で簡単に判別できることが分かったので参考までに記しておきます。(写真の棒磁石は400円もした😭)
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不思議なことに固定されたネオジムマグネットへ棒磁石を当てると、同じ面にS極N極関係なく張り付いてしまいます。反発無し😭これではどっちがどっちかわかりません🙉
そこで、机の上に印を付けた面を上にしてネオジムマグネットを置き、そーっと棒磁石のS極を近づけてみました。すると2〜3センチ位の高さでネオジムマグネットが飛び上がって張り付きます。いや〜、磁力が強いですね😳
一方、同じ状態で棒磁石のN極を近づけるとススッとネオジムマグネットが滑って逃げることから、赤い印を付けた側がN極という事を確認できました。
つまり・・・、
写真のダイソー商品の場合、パッケージの表面側がN極、裏側の台紙と接している面がS極となりますのでご参考までに🤗
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ぽんぽん飛び上がらせて遊んでいると、時々写真のような状態になることがあります。これも分かりやすい証明になるかな🤔
⭐️ところで、ネオジムマグネットは強力であるが故にその危険性も理解しておく必要があります。磁石同士が引き合うと凄い勢いで飛んでくるので、挟まれた指が粉砕骨折した、なんていう実話さえありました。100円ショップの商品は大きな粒になるほど磁束密度が低くなっていくので不思議に思っていましたが、要は安全性に配慮してるんですね。こんなに小さな粒ではありますが、小さな子供に扱わせるのは少し怖いかもしれません。十分ご注意下さい。
⭐️ネオジウム磁石の使用上の注意について
(ダイソーのホームページ「商品の注意事項」より。特別に記載されているわずか17商品の注意書きのうちの1つです。)
・電子医療機器へ磁石を近づけると、正常な動作を損なう恐れがあり大変危険です。電子医療機器を装着した人や、電子医療機器に近づけないようご注意ください。
・電子機器、磁気カード、フロッピーディスクなど磁気の影響で利用できなくなる可能性があります。磁気に影響を受けるものに近づけないでください。
・磁石を飲み込むと窒息の危険があり、体内で滞留すると、手術が必要になる恐れがあります。万一磁石を飲み込んだ場合には、すぐに医師の診察を受けて下さい。
・磁石で指などを挟まれたりすると、怪我をする可能性があります。開封時や取り付ける際には、ご注意ください。
・勢いよく吸着させたり、落下させると破損する可能性があります。衝撃が加わることのない様な場所に保管してください。
・水分等の影響で錆びてしまうことがあります。湿気の多い場所や、水のかかる場所での保管をお控えください。
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何だか前段階の話が長くなっちゃいましたけど、いよいよネオジムマグネットを取り付けましょう。初回は迷った末、K2011様の整備手帳を参考にアッパーマウント周辺の剛性アップを試してみます。(アルミテープで好感触だった箇所でもあるし、期待できるのではないかと🤔)
写真は運転席側。上面3箇所(赤矢印)と側面をコの字型に囲むように3箇所(白矢印)。計6箇所設置しました。
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こちらは助手席側に同じく6箇所。ボディアースの端子に貼ると良いらしいので、その近くに付けてみました。とにかくネオジムマグネットは貼ったり剥がしたりの移動が自由自在なので、アルミテープより量や位置をチューニングしやすいのがいいです。
位置が決まったらアルミテープで止めておく方が良いらしいんですけど、私はまだまだ試験走行したいので、このままにしてあります。今のところ何の問題もありません。
ここで前輪のストラットアッパーマウントのみにマグネットを取り付けてテスト走行した際の感想を少し。私は走り始めて表通りに出た段階で変化に気付きました。何だかいろいろ変わってる😅
🧲サスペンションの動きがよく分かるようになります。ショックがヘタっているのがより分かるようになったのは辛いところ😭
🧲道路の継ぎ目など大きな段差を乗り越えた時の衝撃が目に見えて少なくなりました。ダンっ!て感じだったのがトンッ位になる印象。前後輪だとダンダンッ!だったのが、前だけ付けているのでトンダンッ!・・・って何だか変な感じ😅
🧲ボディ後半がこんなにドタバタしてるんだ〜って気付かされました😅
🧲整った舗装路ではより変化が感じやすいかな🤔微小な振動が減って滑るように走ります。
🧲何故か走行音が静かになったんですけど、意味わからない😅でも、タイヤの音だけがよく聞こえてくるようになったんですよ〜🤔
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当初、近所のダイソーでは2パックしか在庫がなかった為、図らずも前後を分けて試すことになりましたが、感触が良かったので、すかさず別の店舗で買い足してきました。後輪のアッパーマウント?にも取り付けます。
写真は助手席側のリアの様子です。6箇所に付けてみましたが、駄目だったら外せるようにはしたいので、内張の整備用蓋を外して手が届く範囲で試してみます。
早速ダメだったのがショックアブソーバーの頭。写真の❌の部分です。テストドライブのかなり早い段階でボヨンボヨンと感触が悪かった為、ここだけ外したところ、シャキッとしました。・・・という事は少なからず影響していたという事でもあるんですけど。他の方が試したらどう感じるのかなぁ🤔
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こちらの写真は運転席側のリアサスペンション取り付け部。
施工後、ワクワクしながらテストドライブに行ってきましたけど、こちらは前輪のストラットに取り付けた時ほどの感動はありませんでした。
ウーン🧐、慣れもあるんでしょうけど、この辺りはストラットとダブルウィッシュボーンというサスペンション形式の違いもあるのかな?後輪はアッパーマウントの一点に力が集中していないんだろうと推測した次第です。
それでも、距離を走り込む内にじわ〜っと効果が実感されることは増えていますので、やはり前後揃えて施工すべきでしょうね。具体的な成果としては・・・、
🧲段差を越えた際の入力が柔らかく整う印象で、トンダンッ!がトトンッで収まるようになったかな🤔
🧲不快な振動が減って、運転手的には乗り心地が良くなりました。助手席の嫁さんには違いが分かりません😅
🧲特に80km/hを超えてからの高速域では効果が大きかったように思います。ドッシリと落ち着いたハンドリングが好印象❤️また、路面からのざらついた感触が減って滑るように走りますので、舗装が新しい道路などでは滑空しているのか⁉︎と錯覚する場所がありました。驚きです😳‼️
🧲・・・静かになった。何でだろ🤔これは後輪側を付けてより感じられるようになった点ですねー。
今後はアルミテープチューンで効果があったところを中心にボディへの施工を試してみたいと考えています。かなりの効果が期待できそう。また、アースの端子に貼ると効果があるとの事なんで、この辺りはアーシングをされている方は試してみると良いかもしれません。
た・だ・し、注意点もありそうなんですよね。
それはネオジムマグネットの強い磁力、もしくは磁場によって生じる障害によるもの。
⚠️今のところ計器やカーナビ、エンジンの制御に不都合は出ていませんが、取り付ける場所によっては何らかのトラブルがないとは言えません。
⚠️貼りすぎて車体自体が磁気を帯びるようになったら心臓のペースメーカーを付けている方などには良くない可能性があるのでは⁇神経質すぎるかもしれませんが、あくまでピンポイントで強化する方がよい気はしています。
⚠️小さなお子さんがいる場合は誤飲が1番怖いです。下手すると手術だって!😱
⚠️メタリック塗装の車はマグネットシールを貼りっぱなしにしていたら変色してしまった、などという話も聞きます。目立つところに貼るのは避けた方が良さそう。
⚠️ 私はストラットタワーバーを装着していません。ボディ補強をされている方に効果があるかは分からないです。
⚠️何にせよ、やってみようと思った方は、ネオジムマグネットの危険性も十分に理解した上で、すべて自己責任で行ってください。また、車両の状況やドライバーの感性などが異なる為、効果が体感できるかは保証できませんけど、この辺りは悪しからず🤗
3/6追記:LEN吉さんから大変重要なコメントをいただきましたので、ここに全文を載せさせていただきます。(パソコンだとコメントが見にくいですから。)
『こんにちは(^^)
某メーカで、ネオジム磁石製造・開発を生業としておりますLEN吉です。正式名称はネオジム磁石。原子番号60番ネオジム、鉄とボロン(ホウ素)の金属間化合物を主成分とする金属磁石です。
面白いですね。なぜこれほどの効果が得られるのか解りませんが、磁石を鉄と組み合わせると、電気と同様に磁気回路を構成し、磁力線がN極からS極に流れます。開放面のN極からは磁力線が出ていて、車体のいずれかの磁極からS極へ戻ります。磁力線の中を導体が動くと電流が流れます(フレミングの法則)から、静電気の逃がしにも影響しているのかもしれません。
ダイソー等で市販のネオジム磁石はほぼ全て中国製です。当社製品はじめ日本製品は受注生産のため、店頭販売されることはありません。
メーカ人として気になる、使用上の注意点は、マゼラン署長さんが挙げられたとおりです。
市販のネオジム磁石は焼結金属の加工品で、表面は防錆のためニッケルメッキされています。脆性材料なので、衝撃を与えると割れます。また曲げ加工はできません。磁力はフェライトの10倍以上で1cm角のネオジム磁石で鉄1kg以上の塊を吊り上げられます。張り付けた周囲での鉄系工具の取り扱いは十分注意してください。仰せのとおりカード、時計、電子機器に影響する可能性があります。また自動車の電子制御系や配線への影響は未知数です。また開放面にはしばらくすると空中に浮遊する鉄粉が吸着されていくと思われます。メッキが剥がれた場合、そこから錆びて最終的には焼結組織が崩壊し粉体化する可能性があります。粉状に崩壊した金属粉は可燃性(第二類第一種可燃性固体)です。直ちに水中に浸漬するなどして発火防止する必要があります。
すみません、長々と書きましたが、面白いがゆえに、マゼラン署長さんの言われるとおり、皆さん自己責任のもと、取り扱いには十分注意していただくようお願いしたいと思います。』
⚠️特に発火防止に関する記述は心に刻んでおかなければならないと思いました。あまり目が届かない(取り外しし難い)奥底への貼り付けは避けた方がよいかもしれませんね。
⚠️ ネオジム磁石の耐熱性も100℃位が限界との事ですので、オイルフィルターやエンジン本体へは貼らない方がよいと思います。(詳しくはこの記事のコメント欄をご覧下さい。)今後、夏場になった時にどうなるかなど、未知数なことが多いですが、注意深く探りながらレポートしていくつもりです。
長々とした整備手帳にお付き合い頂き、ありがとうございました🙋🏻♂️
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