ハロゲンヘッドランプ 車幅灯ライン発光化

2018年式のXグレード以下のハロゲンヘッドランプの車幅灯は、葬式のろうそくみたいな暗〜い電球タイプ。煌びやかなLEDヘッドランプ装備車の先輩方には信じられないと思いますが、この1枚目の写真で点灯している三角エリアはウインカーではなくポジション灯なのです。正確には三角エリアの上半分がポジション灯、下半分がウインカーになってるんですが…というわけで、滅多に見られないショボいハロゲン仕様の車幅灯を写真でお楽しみくださいw

本当はライン発光タイプのLEDヘッドランプ(メーカーオプション)が良かった…と思っても、どこかのディーラーが地獄のノルマを達成するために放り出した未登録車のへっぽこXグレードを買ってしまったので後の祭りです。

でもよーく見たら、コレにもライン発光用のライトガイド(導光棒)がちゃんと入ってるんですね。これは恐らくコストダウン策としてLEDヘッドランプと共通筐体の設計のせいかと思われます…あ、この瞬間が日産車だねw

というワケで、せっかくライトガイドがあるなら光らせたいと思うのが人の心。殻割りしてライトガイド端面にLEDを…でも殻割りめんどくさいなぁ…

と思いながらロービームバルブの交換蓋を何気なく開けてみると、すぐ近くにライトガイドの上端面を発見！

これはもしや殻割りせずにイケるんじゃねーか⁉︎

続いてハイビームバルブの交換蓋を開けると、遥か奥にライトガイドの下端面を発見！

ちなみにリーフのラインシグネチャーは「くの字」に折れているデザインですが、その部分から奥へは光が透過しにくいです。

というわけで、ここはLEDヘッドランプ仕様車と同様に両端からLEDを照射して綺麗に光らせることにしましょう。

というワケで、ライトガイド端面に強力な光を当てるために以下のパーツをかき集めてきました。

・T10 爆光LED(COBタイプ)
・T10 ソケット
・配線クリップ(大)
・分厚い強力両面テープ

光源のT10型LEDはよくある拡散タイプではなく、なるべく一方向にだけ強力照射するタイプにしましょう。

写真では２セットですが、４セット用意しましょう。予算はせいぜい4千円台に収まる程度ですw

まずはライトガイド上端部から。
ロービーム交換蓋を開け、T10 LEDを銜えさせた配線クリップをヘッドランプユニット内部に両面テープで貼り付けます。ライトガイド端面に照射するように慎重に位置決めし、脱脂した平面にギュ～っと30秒ほど圧着させるのがポイント（プライマーで下地を整えるとベスト）。

次にライトガイド下端部。
こちらはユニット内部に貼り付けたLEDを外側から見た図ですが、このようにライトガイド端面ギリギリの位置にLEDをレイアウトします。
(LED本体は、ヘッドランプを車体に装着してバンパーを装着すれば外からは見えなくなります)

ちなみにかなり奥まった位置にあるため作業には難儀しますが、このLEDはCOBタイプでなかなかの光量ため、ダブルLED爆光シグネチャー完成への期待が膨らみます。グフフｗｗｗ

LEDを着けたのでテスト点灯させてみました。

う〜んマンダム。
思った以上にうまくいってビックリです。貧乏グレードのヘッドランプとは思えませんwww

LEDのマイナス線はロービームバルブ交換蓋内部にあるロービームのマイナス線にエレクトロタップで接続、プラス線は蓋に穴を開けて外に出し、車幅灯の電線に繋げればOK。その際は配線穴部分へのコーキング(防水)処理を忘れずに。ここで手を抜くと、せっかくライン発光できたのに雨水の浸入で内部が曇ります…

もし欧州車みたいにDRL(デイタイムランニングライト)にしたいのであれば、モータールーム内のIGNオンで通電するヒューズから分岐すれば簡単にできます。

12Vバッテリー右側のお弁当箱みたいなヒューズBOXの中に「E-ACT/HAS IGN」という15Aヒューズがあります。IGNオンでこれに12Vが流れるので、エーモンのヒューズ取り出し電源ケーブルを使ってライン発光用LEDのプラス線と繋げれば完成です。