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ダーやんのブログ一覧

2023年01月28日 イイね!

KZ1000 LTD プロジェクト⑨

KZ1000 LTD プロジェクト⑨相変わらずスローペースのレストア作業ですが、クランクケースの塗装の下地づくりに暫く注力していました。

黒だ赤だに塗られたクランクケースの塗料を剥離剤とワイヤーブラシ、リューターで落とそうとしましたが、エンジンの熱で焼き付いているためか簡単には落ちません。最後の手段としてスクレーバーでガリガリとこそぎ落としました。この作業に何だかんだで10時間以上掛かりました。

続いてひたすら古いガスケット剥がしです。これも熱によって焼き付いており削り落とすしかありませんでした。レストア作業の中で最もやりたくない作業です。

概ね塗料が落ちたので、ウエットブラストをしました。

ウエットブラストをした後、中性洗剤とお湯で洗浄し、これが仕上がりの画です。ウエットブラストでも落ちないしつこい塗料や液体ガスケットを剥がすのに気付けば4時間ぐらい格闘していました。この後クランクケースをバラす際に中折れした2本のボルトを取り除いたあとクランクケースをマスキングして塗装作業に移ります。

続いて最近購入した部品をご紹介します。

エンジンカバーボルト類です。全て錆びにくいステンレス製のキャップボルトで揃えました。


1台分のガスケットとオイルシール類です。ドレミコレクションのエンジン用のガスケットセット(写真下)はバルブステムシールまで付いて1万円ととてもお買い得でした。

ステムテーパーベアリングとカムチェーンです。
MK2の角ヘッドエンジンのカムチェーンは124リンクなのですが、LTDは角ヘッドでも何故かZ1以降の丸ヘッドエンジンと同じ122リンクです。キャブレターもそうでしたが、角ヘッドでも細かい部分が微妙に違うため要注意です・・。

以前にメインハーネスを購入した時、メーカー欠品となっていたヒューズボックスです。届いてから気付きましたが、間違ってZ1R用を買ってしまった様です。MK2用とZ1R用では4Pカプラーの形状が異なるため、カプラーの交換が必要となります。余計な仕事を増やしてしまいました。下はエンジンの組立時に使用する液体ガスケットです。厚塗り用と薄塗り用を購入しました。

これまでは油汚れや古い塗料、頑固にこびりついたガスケット類との戦いなど、寒いガレージでの忍耐の作業でしたが、徐々に組み立てに向けた準備作業に移行して行きます。

一連の作業はプロがやれば道具を使ってもっと素早く綺麗に仕上げるのだと思いますが、それでも相応の時間が掛かるものと思われ、人件費、技術料、部品代等で旧車のレストア費用が高額になるのは充分に頷けます・・。

Posted at 2023/01/29 00:26:17 | コメント(0) | トラックバック(0)
2023年01月09日 イイね!

KZ1000 LTD プロジェクト ⑧

KZ1000 LTD プロジェクト ⑧タイトル画像を見てお分かりの通り、エンジンを下ろしました。

結構苦労しましたが、12本あるエンジンのスタッドボルトを全て外しました。これらは新品に交換します。


ミッションカバーのボルトも舐めているものが数本ありましたが、こちらもインパクトドライバーを使って何とか外せました。何故こんな所にプラスネジを使用しているのでしょうか・・。

ここで近所に住むバイク乗りの友人を呼び、エンジンをフレームから下ろす作業を手伝って貰いました。腰下だけの状態であれば、頑張れば1人でも下せなくはないですが、クランクケースを割るためにエンジンを上下引っくり返す必要があり、これは2人いないと流石に厳しいです。

漸くフレームだけになりました。もう少し気温が高くなった春頃に塗装すべく下地を整えて行きます。

そしていよいよクランクケースを割る段階に来ましたが、これが結構難儀しました。方々をプラハンで叩いてもビクともしない感じでした。そこで以前にスーパーカブのエンジンのクランクケースを割るための専用工具を買った事を思い出し、引っ張り出してきて工夫してセットしてみました。

恐る恐るネジを締めて行くと意外と簡単に上下のケースがパコッと割れました。やはり作業がスムーズに行くか否かは工具に拠る所が大きいです。


ギヤやクランクシャフトを外して並べてみました。



その後メタルクリーンをお湯で溶かした洗浄液に漬けて油汚れを落としています。

漸く分解作業が完了しました。今後は分解した部品を丁寧に洗浄して消耗品を交換、塗装するものは塗装してその後組み付けに入る予定です。
Posted at 2023/01/09 20:19:51 | コメント(0) | トラックバック(0)
2022年12月31日 イイね!

KZ1000 LTD プロジェクト⑦

KZ1000 LTD プロジェクト⑦遅々として進まないレストア作業ですが、この年末に少しだけ進展がありました。

先日いつもお世話になっているアストロプロダクツさんでエアツールのインパクトドライバーを購入し、これを駆使して外れ難いナット類をバリバリサクサクと外す事ができました。

左側はフライホイールとスプロケットを外し、右側はポイントベースを外しました。


続いてクラッチ一式を外しました。この時インパクトドライバーが活躍してくれました。



12本のスタッドボルトを抜く作業をしていた際、9本を抜いた所でダブルナットで使用していたナットの1つを誤ってクランクケースの中に落としてしまったため、急遽オイルパンを先に外す事となりました。横着せずにウエス等を穴に詰めておくべきでした・・。

オイルパンの汚れ具合はそれほど酷くなく、常識的な感じでした。まだ動かしたことのないエンジンですが、落としたナット以外に金属の破片などが無かったため、取り敢えずギヤ等の部品が欠けていない事が確認できました。

オイルを拭いて軽く掃除をしました。金属の削れカスは年式相応な感じでありました。

下から覗くとミッションを見る事ができました。

ステムも外し、フレームにエンジンが載っているだけの状態となりました。


続いて新たに購入した部品です。

カワサキ純正で新品のピストン、ピストンリング、ピストンピン及びピストンピンストッパーのセットがヤフオクに出品されていたため気合を入れて落札しました。このピントンは純正の0.5mmオーバーサイズの物で、今では手に入らない貴重な逸品です。Z1Rオーナーのストック品でした。このピストンを使用するには専門業者に依頼してシリンダーのボーリング加工を施す必要があります。

2022年の作業はここまで。来年の夏完成を目指して頑張ります。

それでは皆さま、良いお年をお迎えください。
Posted at 2022/12/31 20:45:54 | コメント(0) | トラックバック(0)
2022年12月15日 イイね!

KZ1000 LTD プロジェクト⑥

KZ1000 LTD プロジェクト⑥仕事もそこそこ忙しく、週末も何やかやと用事が入り、中々進まないレストア作業ですが、近況をお知らせします。

前回の投稿で次回はエンジンを下ろすとお伝えしましたが、結果的にまだ下ろしていません。腰上までバラして下ろせる状態にはあるのですが、既に外した部品が散乱しているため、これらを1つずつ分解洗浄して綺麗にしてから箱詰めして保管、という手順でエンジンを下ろして作業するスペースを作ろうとしていますが、これが結構時間が掛かります。

まずはキャブレター。

この43年前の固着して詰まりまくっているであろうキャブレターを隅々まで掃除して復活させるより、新品のCRキャブレターを購入して付けた方が簡単なのは明らかなのですが、この純正の加速ポンプ付きキャブレターの構造を知りたいという欲もあり、先ずはダメ元で再生してみる事にしました。

方々が固着しており、分解するのに苦労しましたが、何とか分解してメタルクリーンを溶かしたお湯にドブ漬けしました。


分解して気付いたのですが、加速ポンプ付きでもMK2とLTDでは微妙に構造が異なる様です。当初、再生のため定番のキースター(岸田精密工業)製のMK2用の燃調キットを購入しようと考えていましたが、それでは適合しない事を認識しました。同社ではLTD B3 用もラインナップされているのですが、部分的な部品しか出されていなかったため、同社に問い合わせをしたところ「LTD B3用キャブレターの実物を送って頂ければフルセットの商品を開発します」との渡に船の嬉しい申し出を頂き、早速仮組みして送らせて頂きました。カスタマーインな姿勢のキースターさんに感謝感謝です。🙏

アクセルと連動して下部に付いている加速ポンプのバルブも動く様になりました。

続いてピストンやカム周りを洗浄しました。カーボンがビッシリとついたピストンをワイヤブラシでこそぎ落としてメタルクリーンのお風呂に浸けます。


時間を見つけてはアルミ製の部品をひたすら磨いています。

最終的にはグラインダーにフェルトを付け、研磨剤の青棒でポリッシュ加工する予定です。

続いて最近購入した部品を紹介します。

ウオタニSP2(プラグコード付)を購入しました。これで点火系はOKです。

続いてドレミコレクション製のMK2用メインハーネス。配線図付きなので、解読しながら各配線に接続先のタグを付けました。


同じくドレミコレクション製のテールランプ。外装や灯火類は最後に買う予定ですが、テールランプだけはCB750Fと同様に自作でLED化する予定につき、先に購入する事にしました。

早速手持ちのLEDを基盤に並べてみました。テールランプに63個の赤色LED、ナンバー灯に6個の白色LEDを使用して作成します。

折角のワンオフ製作ですので、テール点灯時とストップ点灯時では光り方を変える予定です。

その他程度の良いジェネレーターカバーを入手できたので、エンジンカバー類は全て揃いました。これらを集めるのに気付けば8.5万円使っていました。最初からメッキ屋さんに5万円払って手持ちのカバー類のメッキを剥いで貰った方が結果的に安かった様です・・。

最後に最近購入した工具類を紹介します。

11月にアストロプロダクツさんのネット通販で全品10%オフのキャンペーンをされていたので当面必要と思われる工具類を纏め買いしました。

今回はここまで。今後もスローペースのレストア作業になると思いますが、ご興味ある方はご覧頂ければ幸いです。
Posted at 2022/12/15 23:34:33 | コメント(0) | トラックバック(0)
2022年11月21日 イイね!

KZ1000 LTDプロジェクト⑤

KZ1000 LTDプロジェクト⑤先日エンジン腰上の分解を行いました。まずはカムチェーンテンショナー、ガイドローラー、カムの順に外して行きます。



続いてシリンダーヘッドを外します。


ピストンがお目見えしました。No4のピストンのみスラッジが異様に溜まっているため、おそらく実動時代の最後の方はNo4だけ爆発しておらず、オイルやガソリンがシリンダー内に蓄積したのだと思います。

残念ながらこのエンジンは一度開けられ、少し雑な弄られ方をされている様です。スタッドの根元のオレンジ色の物質は液体ガスケットではなくネジロック剤だと思われますが,つけすぎて溢れています。


ピストンとシリンダーには特に気になる傷などはなく再利用できそうです。ピストンリングとピストンピンは純正新品に交換する予定です。


バルブは常識的な汚れ方だと思います。後日バルブを外して変形の有無やバルブシート部分の状態を見てみようと思います。バルブステムシールは新品に交換予定です。


エンジン腰上の分解が完了し軽くなったので、整備する場所を確保して次回はエンジンを下ろしたいと思います。

大型バイクのエンジンを分解するのは初めてですが、過去に分解したことがあるスーパーカブのエンジンと基本的な構造は一緒で、気筒数やカムシャフトが多く、サイズが大きく重たいのが主な違いです。但し、部品の値段はザックリ10倍程度の違いがあります。

総じて1970年代の構造がシンプルなエンジンなので、私の様な素人でも何とかなりそうな気がしています。

前回中途半端にメッキが剥がれたエンジンカバー類をウェットブラストでキレイに剥がす予定と言いましたが、これは残念ながら上手く剥がれませんでした。しっかりと貼り付いている部分はウェットブラストでは剥がれなかったため、後日グラインダーで削り取ろうと思います。


取り急ぎ、ヤフオクでメッキされていない部品を入手する事にしました。現時点でジェネレーターカバー以外は入手済みですが、同カバーのみ純正新品が入手できるので、適当な中古品が出てこない場合は新品を購入しようと思います。

因みにスプロケットカバー(上)のメッキを剥がす際、YouTube 動画を参考に漂白剤に暫く漬けておいたところ、アルミが腐食して地金がボロボロになり使い物にならなくなりました。(涙)下はZ1000Pのカバーですが互換性があり安く入手出来たので、表面を磨いてポリッシュ仕上げにする予定です。今後部品がメッキされたバイクは二度と買いません。

今回はここまで。また進展があればアップします。
Posted at 2022/11/22 15:23:13 | コメント(0) | トラックバック(0)

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