ブレーキマスターシリンダー交換
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ABSポンプAssyのリフレッシュに伴い、マスターシリンダーも新品に交換しました。
純正品ではないですが、以前にヤフオクで安く出ていたものを購入してあったので、それを使います。
ABSというオランダのメーカーの製品です。
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交換作業はABSポンプAssyと同時に行ったので詳細写真がないのですが、外した純正品と比較してみました。
細かいところが若干違いますね。
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交換を終えたらエア抜きをします。
今回はブレーキ鳴き止めに使うWAKO'Sのブレーキプロテクターというグリスをブリーダーネジ部に塗って1人エア抜きしてみました。
過去からブレーキのエア抜きを1人で確実に行う方法をあれこれ試していたのですがどうもうまくいかず、いつも最後は嫁さんか子供を呼んでペダルを踏んでもらってました。
ハスコーなどの高級な専用ツールであれば工夫されているのでしょうが、一般的にはブリーダーを緩めた際にネジ部から空気を吸ってエア抜きホースに空気が入ってしまうので、1人でエア抜きをする場合はこの疑似的なエアか本当にキャリパ内に嚙んでいるエアなのかを判断するのが困難でした。
そこでネジ部にグリスを塗るのが良くある手なのですが、それでも今までは疑似エアが入ってしまってうまくいきませんでした。
しかし、このグリスは接着剤のように粘っこくて糸を引くように良く伸びる性質なので、ブリーダーを回転させてもグリスのどこかからエアが侵入することなく疑似エア混入を防ぐことが出来ました!
これでブリーダーを緩めた状態でも保持できるので、あとはペダルを踏んで配管内にあるエアを押し出してしまえば完了です。
コツとしては、エアはフルードが流出する勢いにうまく乗らないと出てこないので、踏む時は流速が速くなるように一気に踏みます。
そしてペダルを離す際も一気に足を離します。ゆっくり離すとマスターシリンダー内のカップが戻る際に微小な負圧が発生してしまってブリーダーからフルードやエアを再度吸い込んでしまうので、離す時も一気に離すのが良いです。
私は写真の端部に赤く見えているワンウェイブリーダーというのをホースに挟んでいるのでブリーダーを開けっ放しでも問題ないですが、ホースだけで行う場合はペダルを離す前にブリーダーを一旦閉めないとフルードが戻ってきてしまうので1人エア抜きには必須ツールです。
この作業をマスターシリンダーから遠い順に行います。M3Bの場合は右後→左後→右前→左前です。
2~3周行いました。
ブリーダーの出口付近をスマホで動画撮影し、エアが出なくなるのを確認して完了しました。
フルードはENDLESSのRF-650で、500ml缶をちょうど2缶使いました。
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最後にホースを外してグリスを拭き取り、更にブリーダー先端の穴内にあるフルードをティッシュ等で吸い取って、ブレーキクリーナーで垂れたフルードを洗い流して完成です。
このブリーダー穴内に残ったフルードをきちんと吸い取っておかないと、ブリーダーキャップを閉めてブレーキの温度が上がった際に残ったフルードが膨張してブリーダーキャップ脇から漏れてきて、あたかも閉め忘れで漏れてきたと勘違いすることがあるので注意です。
対向型キャリパなどで塗装されているものなどは、この疑似的なフルード漏れで塗装を侵して剥がしてしまうことなどもあるので要注意です。
ペダルを踏んでタッチを確認すると、マスターシリンダー交換の甲斐もあって、カッチリしてます。
とても良いフィーリングで満足です。
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