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100ans-de-solitudeのブログ一覧

2010年05月16日 イイね!

デハ258+クハ260


新日飛の藤沢線は, 大東急の傘下で旧小田急江ノ島線の藤沢-片瀬江ノ島の区間が大日本飛行鉄道に移管されたものだが, そのとき路線といっしょにやってきた元小田急151形(東急1250系)電車の一員. 新日飛では250系となった. 戦後, 250系が海岸通り線の急行用に転用されていくなか, 最後まで藤沢線にとどまった. 不評のため短命に終わったオリーヴ色塗装を施された数少ない電車でもある.


2枚目の写真は片瀬駅で海岸通り線の256と並ぶ258+260. カッティングマットの上に見えるかもしれないが, 片瀬駅だと思って見るように. あと260に集電装置が付いてないような気もするけど何かの間違いに違いない.

模型: 鉄コレ改造. 258は岳南鉄道1107, 260は越後交通クハ1451から塗り替え. 258のパントグラフォは GM の PT-42, 戦後だいぶ経ってから交換されたという設定で付けてみたのだけれど, やっぱり不釣合いなのでそのうち PS-13 あたりに交換する予定.
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2015/12/18に閉鎖される鉄道模型のサイト 'TrainTrain' の 'コレクション' コーナーから移植しました.
Posted at 2015/12/17 00:38:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 架空鉄道 | 趣味
2010年05月04日 イイね!

新日本飛行鉄道前史 電化

2015/12/18閉鎖される鉄道模型のサイト 'Train^2' から移植した記事です.
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注意: このエントリーは架空の鉄道ビジネスについて記述しています. 登場する企業や団体には一部実在のものも含まれますが, その企業活動は史実とは異なります.
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(前回から続く)

海浜遊覧鉄道は1916年(大正5年), 馬入(相模)川の河口に架橋して茅ヶ崎市柳島まで延伸しましたが, この橋は非常に簡便なもので翌年10月の高潮で流されてしまいました. 保線係はすぐに橋を再建しようとしますが, 社内では電化を優先すべきという声もあって意見がまとまりませんでした. 1918年には湘南軌道を救済したため資金繰りが苦しくなり, 橋が再建されたのは1921年(大正10年)のことになりました. このとき茅ヶ崎市西浜まで延伸しています. 電化の準備も進められ, 1923年9月の全線電化に向けてイタリアに2軸の小型電車が発注されました.

1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災は, 震源地に近い湘南海岸一帯に甚大な被害をもたらしました. 湘南軌道では土砂崩れのため一部区間が不通, 葉山湘南の狭軌区間では数箇所で軌道敷が海中に崩落し失われました. 海浜遊覧の馬入川橋梁は6年前のような流失こそ免れたものの, 橋脚と桁を結合するピンが破断して使用できなくなりました. この日は電化初日となる予定で, 地震発生時は最初の電車の出発式が行われているところでしたが, 停電のため発車できなくなってしまいました. 列車の脱線, 駅舎の倒壊, 部分損壊による人的, 物的被害は計り知れないものでした. この難局を乗り切るため, 海浜遊覧鉄道と葉山湘南鉄道は合併で資金力を強化することとし, 同年11月に湘南海岸鉄道合資会社となります.

葉山から大磯までの全線が復旧したのは1925年(大正14年)3月のことでした. 復興工事に併せて葉山-海岸通り間は1067 mm に改軌, 大磯からの950 mm 路線は茅ヶ崎まで延伸して1067 mm の区間と接続し, 現在の海岸通り線が形作られました. この茅ヶ崎-大磯間は電化されており, 江ノ電との複線共用化のため架線の張られていた海岸通り-腰越間と共に, 海岸通り線で最初の電化区間となりました.

1930年(昭和5年)3月, 神奈川県土木部は失業救済対策の一貫として, 湘南海岸道路(鎌倉郡川口村片瀬龍口寺-中郡大磯町)の敷設計画を立案します. これにより湘南海岸鉄道の当該区間は高規格道路上を併用軌道で走ることになり, 併せて片瀬-茅ヶ崎間の電化と茅ヶ崎-大磯間の1067 mm 改軌も決まりました. 会社は湘南海岸観光軌道に社名を変更, この新しい軌道を走らせるに相応しい新型電車として, ミラノのカルミナティ・エ・トゼッリ社に《ティーポ1928》電車の狭軌版開発を依頼します. ティーポ1928は, 米国シンシナティ市交通局コミッショナーのピーター・ウィット氏が策定した標準路面電車仕様書に基づいて設計され, 2年前の1928年にセリエ1500としてミラノ市電に登場した, 当時世界最新鋭の路面電車でした.

1935年(昭和10年)に登場した湘南海岸版ティーポ1928は100系と名づけられました. 100系は20両が輸入されたほか, 戦前戦後を通じて須賀港車庫でノックダウン生産やライセンス生産が行われ, 昭和期の海岸通り線を代表する電車になっていきます.

(次回につづく)

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現実世界向けの解説: 基本的にフィクションですが1917年に相模湾沿岸を襲った高潮は史実です. 1923年の関東大震災はいうまでもありません. 失業対策で作られた県道片瀬大磯線は現在の国道134号線です. 写真は鉄道文化財として譲渡先のサンフランシスコ市内を走るミラノ市電1500系. 新日飛100系はこの1067 mm 版という設定です. 加工技術を身につけ, いつかスクラッチビルトで100系の模型を作るのが夢です. この写真は著作権フリーで公開されているものを使用しました.
Posted at 2015/12/14 23:47:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 架空鉄道 | 趣味
2010年05月03日 イイね!

新日本飛行鉄道前史 蒸機時代

2015/12/18閉鎖される鉄道模型のサイト 'Train^2' から移植した記事です.
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注意: このエントリーは架空の鉄道ビジネスについて記述しています. 登場する企業や団体には一部実在のものも含まれますが, その企業活動は史実とは異なります.
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新日本飛行鉄道の歴史は1906年(明治39年), 神奈川県で最初の私鉄として開業した湘南馬車鉄道まで遡ります. これは秦野-二宮間9.0 km (のちに延伸して10.0 km)を軌間762 mm の軌道で結び, 一頭立ての鉄道馬車を走らせるものでした. 秦野産のタバコを出荷するのに使われた他, 旅客輸送も行いました. 1913年(大正2年)には蒸気機関車を導入し, 湘南軽便鉄道になっています.

1905年(明治38年)に帝国議会で湘南海岸の整備と観光の振興を促進する旨が決議され, さらに1909年(明治42年)に軽便鉄道法が成立すると, この地域にも民営鉄道建設の気運が高まります. 翌1910年(明治43年)春には葉山と逗子の地主や網元らが出資した葉山軽便鉄道(株)が免許を申請, 3年後の1913年(大正2年)に葉山と鎌倉を結ぶ軌間762 mm の軽便鉄道を開通させました.

同じ1910年の夏には大磯の有力者数名による海浜遊覧鉄道(資)が免許申請しています. こちらは距離が短いこともあって2年後の1912年(大正元年), 大磯-千石河岸間に軌間950 mm という日本では珍しい規格の軽便鉄道を開通させました. この軌間はイタリア国鉄シチリア線と同じで, 海浜遊覧の設立者にイタリア貿易を生業とする実業家が含まれていたためと言われています. 軽便鉄道向けの小型蒸機は既に国産で十分な性能が得られる時代になっていましたが, イタリア製の輸入機が使われ, その後もイタリアからの技術的影響が続きました. 大正7年(1918年)には経営難に陥った湘南軽便鉄道を傘下に収め, 湘南軌道と改称します.

1915年(大正4年)に免許申請した東湘鉄道(株)は1920年(大正9年)に江ノ島-茅ヶ崎間で開業しました. 軽便鉄道法に基づいて路線免許を取得しましたが, 最初から軌間1067 mm で開業しています. 葉山軽便と東湘鉄道は1921年(大正10年)に合併, 葉山湘南鉄道(株)となり, さらに江ノ島線(現在の江ノ電)を経営する東京電灯(株)とも合併協議に入りましたが, これは不成立に終わりました. 江ノ電との合併に失敗した葉山湘南鉄道は, 鎌倉-江ノ島間に独自の軌道を敷設, 葉山-鎌倉間を1067 mm に改軌して直通運転を目指します. 過当競争防止のため江ノ電と新たな協議が持たれ, 両社は腰越-海岸通り(現在の由比ヶ浜)間で平行単線の複線共用化を行うことになりました. しかし, それが実現したのは震災後のことでした.

(次回につづく)

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現実世界向けの解説: 湘南軌道は1937年まで実在した鉄道事業者で, うちの近所の県道で蒸気機関車を走らせていました. 湘南馬車鉄道, 湘南軽便鉄道はいずれもその前身です. 江ノ電はいうまでもなく江ノ島電鉄株式会社が経営する実在の鉄道ビジネスで, 大正期には東京電灯が所有していました. 葉山軽便, 海浜遊覧, 東湘鉄道はいずれもフィクションです. 写真はイタリアの FCL350型 950 mm 軌間用蒸気機関車のキャブ内部で, 海浜遊覧鉄道を走った小型 SL のイメージです. なおこの写真は著作権フリーで公開されているものを使用しました.
Posted at 2015/12/14 23:43:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 架空鉄道 | 趣味
2010年04月26日 イイね!

デハ256



昭和20年8月の平塚空襲で片倉町車庫の大半を焼失した海岸通り線は, 戦後長らく車両不足に苦しむことになった. そこで, 大東急傘下で旧小田急から移管された藤沢線用の250系(元小田急151形)を軌道線向けに改造のうえ, 海岸通り線に投入することにし, 昭和22年暮れにまず1両が運用に入った. 高床車であったことから客用出入り口には大型ステップが取り付けられ, 扉も100系と同様の4枚折り戸に変更された. ボディがオリーヴ色で屋根が茶色, ボディの裾から床下機器までがレンガ色という塗り分けは, 海岸通り線と藤沢線に共通する戦後最初の正式塗装. 戦前から戦後しばらくにかけてイタリア国鉄が急行用車両に施していたのと同じ塗装である. これは戦前に100系の整備とノックダウン生産のためイタリアで研修を受けた技師長が "電車ってぇなぁこうやって塗るもんだ" と主張して決まったのだが, 視認性が悪く特に軌道線では危険と思われたうえ, 何より戦後の明るい世相のなかオリーヴ色が "国防色を連想させる" とすこぶる評判が悪かったことから, 短期間で姿を消した. 海岸通り線の250系でこの塗装を施されたのは256号車だけだった.

模型: 鉄コレ岳南鉄道1107改造. 折り戸は TAVASA の583系用パーツを奢ってみたが, 加工中に捩れちゃったりしてもったいない感じなので, 次回以降もっと安上がりな方法を模索する予定. とりあえず GM の PS-13 パントグラフォ(パンタグラフ)が付いているが, 昭和20年代に海岸通り線はポロ(ポール)集電だった設定なのでこれから何とかする予定. ちなみに車番の256は東急時代の車番1256から1000を減じたものという設定だが, 小田急151形はデハ155(東急デハ1255)までで, 1256は実在しない.
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2015/12/18に閉鎖される鉄道模型のサイト 'TrainTrain' の 'コレクション' コーナーから移植しました.
Posted at 2015/12/17 00:32:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 架空鉄道 | 趣味

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