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100ans-de-solitudeのブログ一覧

2010年01月11日 イイね!

成聖式

成聖式名古屋ハリストス正教会の皆さま, 成聖式おめでとうございます.

3年前から, 友人の建築家, 鈴木貴詞/洋子夫妻(スズケン一級建築士事務所)と一緒に, そのアドヴァイザーとして聖堂の設計に参加してきました. 思えば, 計画が始まったとき我が家にはまだ Maria がいて, 最初のプレゼンは秦野中井から名古屋まで Maria に乗って来たのでした. 今日, その聖堂が魂を吹き込まれ, ほんとうの聖堂になります.

僕はたいしたことはしていません. 建築史家として, 建築家の必要とする情報を提供しただけです. それでも実作に携わった体験は格別のものでした. 今日はもう言葉が出てこない. 感無量. ああそうだ, もうひとつあった. 鈴木くん, 洋子さん, 本当にありがとう. 夢の聖堂だ.
Posted at 2010/01/13 01:01:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 建築 | 日記
2010年01月10日 イイね!

特別授業

特別授業愛知県立大学で(といっても会場はキャンパスではなく名古屋市内のキリスト教会建設現場だったが)ロシア語を履修する学生さんたちを相手に, «キリスト教建築の見かた» というミニレクチャーをすることになっていたのだが, 遅刻した. 大失敗. 言い訳でしかないが, 名古屋へは新横浜から «のぞみ» で行き慣れていて, 実家の近くにある小田原駅から «こだま» で行く感覚がつかめていなかった.

愛知県立大の皆さん, ごめんなさい.

レクチャーをしてから教会の建設現場を見学することになっていたのを, 見学のあとにしてもらったので, 講義自体はなんとかすることができた. 上出来の内容とは言えなかったけれど, ロシア正教会のタマネギに絞って話をしたのはウケた. 教会の建設現場といっても, 翌日には成聖式が予定されていて, 信者さんたちが準備のお祈りをしている, ほとんど完成された状態だから, 教会の見学会といってもいい. 成聖式というのはカトリックの献堂式に当たり, 不朽体というのを安置して聖堂を聖堂にする儀式だ. これをしないとタダの建物である. 友人の建築家と組んで, 2006年から建設に携わってきたキリスト教聖堂もいよいよ大詰め.

その晴れの日を目前に大失態を演じたわけで, レクチャーを後ろへ持って行くプログラム変更に快く応じてくださった半谷史郎先生はじめ愛知県立大の皆さんには頭が上がらない. おまけにそのあとロシア語クラスの打ち上げにもご招待頂いた. 名古屋駅前の «ロゴスキー» で, 久しぶりにフルコースのロシア料理なんてものを頂いた.

そしていよいよ明日, «僕たちの作品» は «聖堂» になる
Posted at 2010/01/13 00:45:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 建築 | 日記
2010年01月09日 イイね!

(500)日のサマー

(500)日のサマー今日封切りの映画 «(500)日のサマー» を初日に渋谷で観るという集いがあって, 行ってきた. 単なる Zooey Deschanel ファンの集いかと思ったら, 20世紀フォックスのひとなんかも来ていて意外に本格的なイヴェントだった. って集まったのは10人とちょっとだけど.

この映画はある作家のひとに勧められた. 彼女はモスクワから東京へ帰る飛行機のなかで観たらしい. 僕がライトな恋愛コメディの類をよく観ていることをよく知っているので, 勧めてくれたのかもしれない. たしかに, わりと好きなタイプの映画だった. 絶賛はしないけれども.

最初は, Philadelphia が舞台かと思った. それから, 街並みに見覚えがないので Boston かなと思ったんだけど, まさか Los Angels とは思わなかった. それが最初の30分間くらいの感想. というわけで所謂オシャレ映画かと思っていたのだけど違った. ダサいので有名な LA を舞台にそんな映画を撮るわけない. 同じ California に San Francisco だってあるし, 西海岸には Seatle だってあるんだから, オシャレが狙いならそっちで撮るでしょ. でもってさらに気になるのが頻出する «北欧» のイメージ. 主人公が Tom Hansen で, 想いを寄せる相手が Summer Finn, これがつまりタイトルにあるサマーなんだけど, 続けて訳せば «夏のフィンランド» だよ. デートスポットは IKEA で, Tom が妄想する架空のライヴァルが Lars ときた. Hansen は明らかにノルマン系の姓, IKEA はスウェーデンの家具屋で, Lars はデンマーク系の名だ. 北欧オールスターズ.

さらに妙なのは南カリフォルニアなのにスカッと晴れた空があまり出てこない. つきあいがうまくいきかけて Tom が有頂天になる場面くらい. これ以上あまり書いちゃうと全面ネタバレになっちゃうので書かないけど, たぶんこの辺はわざとそう描いているんで, この映画を読み解くヒントなんだろう. つまり(って結局バラしちゃうんだけど)この映画は現実の恋愛と織り交ぜながら Tom の心象風景を描いていて, 彼はダサダサの LA で北欧風の «オシャレな» 生活をしたいと真面目に思っている, ちょっと空気読めないひとなのだ. Tom 役の Joseph Gordon-Levitt が好青年なので騙されてしまうんだけど, 彼の行動はけっこう思い込みベースで, 極端に言っちゃうとキモ系男子だ.

でも, もちろんいいのだ. 僕だってひとのことなんか言えない立派なキモ系男性だ. Tom よりずっとタチの悪いことに中年男性ですらある. この映画はそういうちょっとキモい男子を主人公に, 実はけっこう突き放した描き方をしているが, どこかに救いがある. だから期待したほどカラッと乾いたコメディでなかったにも関わらず, 笑うところでは素直に笑えた. ただし主人公が建築家志望に設定されているのに, 恋愛と建築がまったくリンクしていない. 建築とは愛だから, これではろくな建築家になれまい. 映画の最後に求職にいった設計事務所にも, 採用されたのかどうか不安になってしまう.
Posted at 2010/01/13 00:17:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 日記
2010年01月03日 イイね!

ヴィクトリア女王/北限の猿

ヴィクトリア女王/北限の猿昼下がり日比谷で映画 «ヴィクトリア女王 世紀の愛» を観て, そのあと駒場へ行って青年団の芝居 «北限の猿» を観た. 女王の映画は絢爛豪華に作ってあって, こういうのをやらせるとやはり英国は巧いなと思った. アルバート公との関係が実際はどうであったかについては, 英国史を専門としないので論じる立場にないが, 少なくともそのレヴェルの者であれば歴史系の研究者でも首肯できるような描き方であったと思う.

ただし描き切れていない点も明らかにあった. ヴィクトリア女王は身長が150 cm 前後しかなく, 19世紀とはいえ英国の, しかも上流階級にあっては極端に小さいひとであった. 彼女の性格には背が低いことによる身体的コンプレックスが色濃く反映していたと言われ, それは女王としての施策や, 治世下で発達したヴィクトリア様式と呼ばれる文化にまで影響を与えたという. このことは歴史家の間ではよく知られたことだ. でもこの映画ではヴィクトリア女王を普通の女優さんが演じている. 王朝絵巻を美しく描こうとするあまり史実を曲げたのか? それとも背の低い女優さんがいなかったとかいう技術的な問題かはわからないが, 若干の不満が残る. なぜなら, 結婚して間もない女王が «自分の頭越しに» 政策に口を挟んだアルバート公に激怒したというようなエピソードは, 女王が垂直方向にチャレンジされており, そのことを強く意識していたことを知らなければ, 正しく理解できないからだ. いまなら «こんどの女王さまカワイイ» と逆に人気が出たかもしれないが, 時代は19世紀前半の英国である. のちに小さくて可愛いことはいいことだというムーヴメントを世界に向けて発信することになる東洋の島国はまだ鎖国している.

というわけで映画はまあ及第点である. 芝居はもっと面白かった. ただし理系の研究室という空間をまったく体験してないひとには, どこが面白いのかいまいちわからないかもしれない. それでも, そういうひとでも笑えるところは随所に用意されていた.
関連情報URL : http://victoria.gaga.ne.jp/
Posted at 2010/01/12 23:17:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 日記
2010年01月01日 イイね!

2010年

2010年
あけまして
おめでとうございます.

今日は弟夫婦が姪2人を連れて来たので一緒に遊びました.
...って10日以上も経ってからポストしても今さら感満点ですが.

今年もよろしくお願いします.
Posted at 2010/01/12 22:41:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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