• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

100ans-de-solitudeのブログ一覧

2015年12月14日 イイね!

架空鉄道: 日本飛行鉄道

2015/12/18閉鎖される鉄道模型のサイト 'Train^2' から移植した記事です.
----------------------------------------------------------------


新日本飛行鉄道前史
http://traintrain.jp/blog/detail/mid/19812/date/2010-05-03
http://traintrain.jp/blog/detail/mid/19812/date/2010-05-04

モノレールが都市に現れるまで 1-5
http://traintrain.jp/blog/detail/mid/19812/date/2010-05-18
http://traintrain.jp/blog/detail/mid/19812/date/2010-05-21
http://traintrain.jp/blog/detail/mid/19812/date/2010-05-26
http://traintrain.jp/blog/detail/mid/19812/date/2010-05-27
http://traintrain.jp/blog/detail/mid/19812/date/2010-05-28

"ブッパータール懸垂電車は, 当時の日本の鉄道雑誌などにも紹介され, 起業家の中にはこれに刺激されてモノレールの事業化や特許, 実用新案を出願する者が現れた."
(佐藤信之「モノレールと新交通システム」グランプリ出版 2004年)

日本飛行鉄道もそのひとつで, 7人の起業家により資本金1400万円で設立され, 1929年(昭和4年)3月27日に地方鉄道法に基づく許可を申請しています. 路線は新宿-平塚間56.3 km で, 12の駅を設け, 電車24両で1日18万3260人を輸送する考えでした. この計画は3ヶ月の審査を経たのち, 需要予測が根拠薄弱なこと, 既存の小田急と競合することなどを理由に, 同年6月29日却下されました.

ここまでは史実です.
--------------------------------
さて, 2009年に Train^2というサイトでブログを始めたとき, 神奈川鉄道偽史という大層なタイトルを付けたのは, 新日本飛行鉄道と海軍電車という2つの架空鉄道が織りなす壮大な偽史を創作しようと思っていたからです. もともと野川電鉄や湘南急行に影響を受けて鉄道模型を再開していましたし, 当時の Train^2では若年会員による架空鉄道ごっこが盛んに繰り広げられていました. 実際に2010年には新日本飛行鉄道の '前史' 2編をポストしています. しかしその後, 生活環境の変化から十分な時間が割けなくなり, 意図は満たされないまま現在に至っています. 実は '前史' には執筆中の続きがありまして, ここから物語が始まっていく予定だったのですが, '下書き保存' のまま5年間も放置されていました. Train^2が終焉を迎えようとするいま, せっかくなので公開しようと思います.

注意: このエントリーは架空の鉄道ビジネスについて記述しています. 登場する企業や団体には一部実在のものも含まれますが, その企業活動は史実とは異なります.
--------------------------------

地方鉄道法に基づく路線許可を却下された日本飛行鉄道は, 計画を手直しして再申請を試みますが, 折しも10月24日にウォール街で発生した株価大暴落に端を発する世界恐慌の波が日本にも波及し, 資金繰りと事業計画の両面で困難に立たされることになりました. 重厚長大産業を中心に財界の一部が大陸進出や軍需に期待したのと同様, この計画を諦めきれない出資者は軍部に接近しました. 日本飛行鉄道の計画路線は, 高座郡の厚木飛行場と平塚市の火薬工廠・被服工廠という海軍の拠点を結んでいたのです.

粘り強いロビー活動の結果, 海軍筋からの後押しが得られ, 日本飛行鉄道は路線を修正のうえ再度許可申請に臨みました. 新しい計画路線は, 代々木神園の明治神宮前から厚木飛行場, 海軍工廠を通って平塚紅屋町で省線に接続, さらに相模湾岸まで伸びて湘南海岸鉄道の虹が浜電停付近を終点とするものでした. いったん明治神宮前を起点に開業してから, 後の国道246号線に近い線形で延伸し, 最終的には霞ヶ関の海軍省付近に始発駅を作る青写真も描かれていました. 何が気に入ったのか, 海軍筋からの支援は強力で, 明治神宮前-虹が浜の路線再申請は, 昭和恐慌がひとまず収束した1933年(昭和8年)に許可されました.

日本飛行鉄道はただちに工事に取りかかり, 翌1934年(昭和9年)に明治神宮前-砧と紅屋町-四ノ宮間で暫定開業しました. さらに翌年には四ノ宮-飛行場前が開通し, 1936年(昭和11年)には明治神宮前から虹が浜までの全線で営業運転を開始しました. 全線複線のランゲン式(ヴッパータール式)懸垂軌道で, 総延長54 km はヴッパータールの14 km, アイルランドにかつて存在した15 km を遥かに凌ぐ, 世界最長のモノレール路線でした.

しかし, 軍の要請に応えると謳いながら線路も車両も貨物輸送力がほとんど期待できない仕様であり, 実際は湘南海岸への観光客を当て込んでいた飛行鉄道=モノレールにとって, 最大の危機が目前に迫っていました. 既に中国大陸で泥沼の様相を呈し, 5年後の1941年(昭和15年)12月の真珠湾攻撃で一気に太平洋に広がることになる, 戦争の影でした.

(みんカラのブログに続く...のか?)
Posted at 2015/12/16 01:57:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 架空鉄道 | 趣味
2015年12月13日 イイね!

ボーイング707

2015/12/18閉鎖される鉄道模型のサイト 'Train^2' から移植した記事です.
----------------------------------------------------------------


と, まあ今更ながら去年の旅についてブログを書いているのですが, なぜ帰国してすぐ書かなかったかというと, 興味が鉄道から飛行機に戻ってしまったからでした.

そのきっかけがコレ. たぶん東ヨーロッパのどこかで作られた(説明書はポーランド語かチェコ語と思われる言語で書かれていました)ボーイング707のプラモデル. 厳密なスケールモデルではもちろんなく, かなり雑な作りのオモチャですが, どういうわけかこれにハマってしまい, 'やっぱり俺が作りたかったのはヒコーキだったんだ' と思ったわけです.

電車を架空鉄道の車両として作ったのと同じく, これも架空エアラインの機材という設定で, 胴体はベアメタル, チートラインと尾翼, エンジンナセルはチョコレート色にしました. 新日本飛行鉄道が戦後資本提携した船会社が, 傘下に持っている不定期航空会社の貨物機という設定. 説明書に JT3D がどうたらと書いてあるのですが, どう頑張っても JT3D のナセルには見えなかったので, Rolls-Royce Conway 装着の707を BOAC から中古で購入したことにしてあります.

後部胴体の客室窓をパテで埋めて貨物機に. ただし前方には荷主関係者用に20席ほどの客席が残してあるという設定で, まばらに窓を残してあります. まあフリースタイルなので, 好きなようにできて楽しかったです.
Posted at 2015/12/16 01:51:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | プラモデル | 趣味
2015年12月12日 イイね!

ブログの引っ越し先

2015/12/18閉鎖される鉄道模型のサイト 'Train^2' から移植した記事です.
----------------------------------------------------------------


さて, 間もなく閉鎖されるこの Train^2 community site に書いてきたブログですが, 主に自動車関係のことを書いてきた 'みんから' のブログ 'マリアと来た道'に統合することにしました. 既に一部の記事を移植し始めました.
https://minkara.carview.co.jp/userid/302406/blog/c1007125/

みんからは会員以外がコメントを寄せられないのが残念ですが, ときどき思い出して読んで頂けると幸いです.
Posted at 2015/12/16 01:41:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年12月03日 イイね!

もうちょっとなんだけど

2015/12/18閉鎖される鉄道模型のサイト 'Train^2' から移植した記事です.
----------------------------------------------------------------


前の記事: 丸の内改その後
https://minkara.carview.co.jp/userid/302406/blog/36984058/

というわけであとは動力ユニット側で台枠の前後を少し切るか, 逆にボディ側で運転室下の部材を削るかすれば, 模型として走れるところまで来ているんです. あと窓セル貼って, パンタ載せるくらい.

ところが, ちょうどこのころ, 6年ぶりでロシア調査に行くことになりました. しかも今回はサンクトペテルブルク-ペトロザヴォーツクという未体験の区間で夜行列車*に乗る特典つき! となるとやっぱり模型よりホンモノでしょ, というわけで旅行の手配に専念することになり, 模型は放ったらかしに.

* もちろん寝台車なんだけど, ロシアで長距離列車は基本的に寝台車で出来ているので, '寝台列車' という用語が存在しないのです. 時刻表にはそのかわり '座席列車' というものが登場します.

そして帰国後はどうしたかというと, オークションで安く入手したヒコーキのプラモデルにハマってしまい, いやもともと電車よりヒコーキが好きだったもので当然の帰結とはいえますが, 最近は専らそっちを弄っているのでありました.

詳しくは明日以降にまた.

画像1 : ボディ塗装完了時
画像2 : 同上
画像3 : 屋根はグレーに.
Posted at 2015/12/16 01:34:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄道模型 | 趣味
2015年11月30日 イイね!

丸の内改その後

2015/12/18閉鎖される鉄道模型のサイト 'Train^2' から移植した記事です.
----------------------------------------------------------------


Train^2もサイト閉鎖まで3週間を切りましたね. もう1年以上も更新していなかったので, このまま消滅させてもいいかと思っていたのですが, 往時はそれなりに楽しんだ SNS だったので, 最後に何点か近況報告をしてお別れにしたいと思います. その第一弾.

昨年, GM の丸ノ内線キットの側面を利用した, フリースタイルの電車製作記を書いている途中で突然フェードアウトしてしまったのですが, あの電車はその後も作り続けています. 最近はちょっと中断してしまっていますが, ちゃんと完成させるつもりです.

おでこを成形しているところまで書いて中断していましたが, その後, 屋上配線のパイピングに挑戦. ボディを塗装して, あとは窓セルを貼って, 床下をどうしようかというところまで来ていました. で, 動力ユニットを手に入れたんですが...

入らない.

本来とは違う正面パーツを使って, しかも両運転台にしたためかと思うのですが, GM 製18 m 級車体キットなのに, 車体の下に空いた穴の長さが動力ユニットの台枠より短いのでした. これは迂闊. 先に台枠長さを調べて, 箱組みする前に調整しておくべきでした.

仕方がない. 台枠の先端を切り落とすか, 車体のほうを削るかして入るように加工してやらないといけないのですが, どっちにしろ慎重にやらないといけないなぁと思っているうちに工事が停滞してしまいました. トホホです.

画像1 : 屋上配線のパイピング
画像2 : 最終のチリ合わせ
画像3 : 下塗り中
Posted at 2015/12/16 01:30:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄道模型 | 趣味

プロフィール

「そして, C4 http://cvw.jp/b/302406/41959138/
何シテル?   09/18 01:59
1992年式 Ford Probe 3000 LX (E-1ZVTU) に乗ってきました. 1993年4月30日に限りなく新車に近い中古で手に入れて以来, Ma...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

愛車一覧

シトロエン C4 Maria de Bs.As. III (シトロエン C4)
2018年10月14日に我が家にやってきた3代目の Maria de Buenos Ai ...
フォード フィエスタ Maria de Bs.Aires II (フォード フィエスタ)
2012年11月17日に我が家にやってきた2代目(2台目)の Maria de Buen ...
フォード プローブ Maria de BuenosAires (フォード プローブ)
92年式 Probe LX "Maria de Buenos Aires" 号は, 19 ...
アルファロメオ その他 アルファロメオ その他
3歳になる姪のために買った. ブリキで出来た中国製のレーシングカー. たぶん戦前のアルフ ...

過去のブログ

2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation