
「東海セリカday2025」、午前中に雨がパラつきましたが本降りでもなくすぐに止みまして、曇り空ではありましたが返って暑くもなく快適な天候の中、今年も200台を優に超えるセリカが集結し、楽しい1日を過ごせました(^^)
例によって20系セリカ中心のレポートになりますがよろしくです(^^;
今回の参加者リストにあったとても気になった1台。「STだけど4バルブヘッドにしています」…型式がRA25なので2000のリフトバックST。この場合、4バルブエンジンとくればパッと想像するに「4A-G」か「3S-G」を思い浮かべがちですが、紹介文の思わせぶりに何となく期待していたら…やってきました、お仲間のベージュのRA35と共にターコイズブルーのRA25が↓
早速お声掛けさせていただきボンネットを開いてもらうとそこには…↓

おお~‼ なんと152Eが‼ ワークスセリカさん製作のNEWタペットカバーは結晶塗装が施され、シックで清楚ないで立ちで鎮座しております♪非常にキレイ!

タコ足はショップオリジナルだそうですが「希望のカタチになってなくて…」と嘆いておられました。なんか…分かる気がします…(^^;

このユニットは腰下は通常の18R-Gのブロックに152Eヘッドをドッキングさせたもので、チェーンカバーも純正なためデスビも純正、ブロックもノーマルなのでウエットサンプの「ヘッドのみ152E仕様」というハイブリットなエンジン。ノーマル18Rブロックに152Eヘッドが載せられるんですねぇ~、ちょっと意外でした。
ピストンは92.25㎜が入ってるとの事なのでいわゆる「2.2リッター仕様」だそうです。

キャブは新しいOERのツインチョーク↑ こういったデリケートなチューニングエンジンには中古のキャブよりも正確なセッティングが出来る新品を奢るのは正解だと思います。 なにより部品に事欠かないですから(^^)
ルックスもコダワリがあってカッコイイです! エクィプの03ですがリムが梨地仕上げのマットなものに↓

「オーダーで出来るんですよ」とオーナーさん。へぇ~これは知りませんでした。
レーシング・フォージもこの梨地リムのオプション、欲しかったです(^^;
この角度からの眺めは「加工鉄チン」っぽく見えて当時感がグッとUPします↓

ちなみにサイズはF:8.5J/R:9.5Jとかなりワイド。タイヤもボク好みの
F:195/45R14 R:225/40R14のシャコタン車御用達サイズ♪
デフは2000だから7.5インチだと思ってたそうで、6.7インチだったことに「やられましたぁ~」と言ってました(^^; そうです18R-G搭載車以外はデフは小さいんですね。あっミッションなに使ってるか聞くの忘れました、しまった…(^^;

STを変にGT仕様にせず、STの特徴をしっかり生かしつつ雰囲気を崩さずそれでいて個性的なカスタム…カッコイイです♪
またベース車両も程度が良く至る所に手が入れられていました。オーナーさんはやはりクルマ関係のお仕事とのことで、そこの社長さんも旧車好きとのこと。
なるほど、そつなくセンス良く仕上げられるワケだ、納得です(^^♪
ちなみにこのRA25,フレームNo,が2000番台と非常に若く、自分のRA25が5000番台で昭和48年7月登録の車両なので、2000番台ならこれより前の登録なはずと思い、確認させてもらうと「昭和48年5月登録」でした。LBの発売が4月からなので登場直後の登録になります。ド初期のSTが残ってるのは非常にめずらしいです。自分のより若いフレームNo,のLBは今までこの車両と他に1台しか見たことがありません。大切に乗られてた1台に巡り合う…クルマ関係の仕事ならではの「あるある」でしょうか…(自分もそうでしたので)
一緒に来ていたベージュのRA35さんのエンジンもキレイに仕上げられた2.2リッター仕様とのこと。こちらもOERの新品キャブが輝いてました↓

この後期タイプもRA28とRA35があり外観上の違いはありませんが、RA35からRA40にモデルチェンジするほんの数か月はRA35のエンジンはRA40と同じ「ちょっと作用角の大きなカム」が入ったキャブエンジン最終メーカー純正チューニングエンジンが載ってます。
またこのベージュセリカさんのグレードはGTVでアクセルペダルが「吊り下げ式」が標準になっており、ヒール&トゥがやりやすくなっています。
この純正吊り下げペダルは20系セリカ全般に流用出来ますので当時流行った改造のひとつで、自分のRA25も購入時からこの改造が施されていてとても運転しやすいです(^^♪
お次はこれも珍しいユニット、SIGMA製の水冷インタークーラーを備えたツインターボ仕様の「ついん・たあぼう」さんのRA25(LB2000GT)↓
狭いエンジンルームゆえ、タービンは縦に2個搭載の「2階建てタービン」仕様。
シングルでも厳しいスペースゆえの他に類を見ない配置。エキマニの負担度は相当なものかと思われます↓
スゴい光景ですねぇ~‼ まさに「ギュウギュウ詰め」なエンジンルーム↓
製作してからかなり年数が経過してみえるので今全開パワー出したら…ちょっと怖そうです(^^; 「鈴鹿を走るために製作した」とのことですが「結局1度も走らせずじまいです」だそうです。オーナーさんのカラダが限界だそうで…でも1度は全開させてみたいマシンですね(^^) この外観からは想像できないユニットの持ち主のRA25です↓
東海セリカdayではありますが、毎回遠方から参加される方々には頭が下がる思いです(^^)
こちらははるばる九州からいつも参加されてる「バツマル下関」さんの今回は奥様用のNEWアイテムのコンバチのセリカ↓

ここ中部圏といわずいつも全国を飛び回ってらっしゃるそのバイタリティには恐れ入ります‼ しかし奥様もこれをドライブしてここ名古屋まで走ってこられるとは…ご夫婦で同じ趣味を楽しんでらっしゃるからこそのエネルギーなんでしょうか。素敵です♪ あっお土産ありがとうございました(^^) それにしても何台お持ちでらっしゃるんでしょうか⁇ そちらもスゴいです…(^^;
キクリンさんもフットワーク、軽快ですねぇ~♪ 僕は先日の関東セリカdayが久し振りのセリカでの遠出でしたのでしばらくは…大丈夫です(^^;
S/TギヤBOXのオイル漏れ修理したいとのことでSSTをお貸ししました。自分のクルマ整備だけに買うのは高額ですね、確かに。ボクの場合、他に何台かメンテする場合には常備しておきたい工具(SST)のひとつです↓
こちらは流用ネタに事欠かない「ピット長」さんの「今年のネタ」ブレーキマスターASSYの流用ワザ↓
同じトヨタのAE111(4A-Gエンジンのカローラ&スプリンター)のマスターシリンダーが20セリカのブレーキブースターにポン付けとのこと。しかし「唐突に効いちゃいます」とのことで、ボクが「Pバルブ介してます?」と聞くと「使ってなくて手動コントロールバルブでやってます」と。で、その時はそこでお話終わったんですが、後から考えたらAE111はFF車だからブレーキ回路は前/後で分かれてるのではなく、右前左後/左前右後のクロスで分かれてるからの現象では?…と思ったりしますが…どうなんでしょ~ね?(^^;
ピット長さんとは以前同じカークラブ仲間だったのと「CARBOY世代」の共通点で会うと話が尽きません(^^) また次回も新ネタ、楽しみにしてます♪(ピット長さんのTA27です↓)
会場で「工場ー長さん、このタコ足、どこのヤツか判りませんか?」と声を掛けられたのはこちらのクルマ(RA40)のオーナーさんのお友達からで、見せてもらうと確かにボクもよくわからなかったんですが、オーナーさんはまだお若い方でした↓
こちらのRA40はキャブ最終のエンジンで40の純正キャブ付きですが「調子がイマイチで」との事。「社外カムが入ってるとは聞いてます」だそうで、なら40のキャブではジェット交換では本調子が出ないかも…なんて話で盛り上がりました。
オーバーフェンダーは「汎用品です」とのことで、「これからいろいろやってみたいです」と、楽しそうですね♪ タイヤをもっと薄くしてさらに車高を下げたい仕様です(^^) 40セリカLBのシャコタン…実は「欲しいセリカ」の1台です♪
さてスゴいセリカといえばこの「ara_R」さんのST165↓
もう原型がルーフとリヤパネル以外とどめていません‼ Fスポイラー(バンパー)やリヤウィング(スポイラー?)等は毎回モディファイを施してあって、それ以上に中身の変化もすざましい…もうこれを165セリカと呼んでいいかどうか…
一昔前の「グループ5」仕様と言っていいかと(^^;
ST165の「5」はこのクルマの場合「グループ5」の「5」です、きっと(^^)
正直、20系セリカだけでも1日では全然足りませんので、せいぜいFR車の60系くらいまでしか見て廻れません(汗)
その中で60ダブルエックスで異種エンジン搭載車の2台をご紹介。まずは1G-GTEを搭載したGA61↓

聞けば「70スープラのエンジンです」との事。「70スープラよりかなり軽いんで軽快に走りますよ♪」だそうで、このテのエンジンスワップでは1JZや2JZに載せ替えるケースが多い中、この選択も有りですね(^^) しかも同じ「1G」系なので構造変更なしで車検OKってのが魅力的です! でもエンジン本体が少ないのでそちらを用意するのが構造変更より手間が掛かるかもしれませんね…(^^;
そしてこちらのXXは1G-Eから1Gエンジンの最終型「VVT付 1G-FE」への換装↓

オーナーさんの話が聞けなかったので真意が定かではありませんが、「ノーマルエンジンが直せなくなって後々のメンテを考えて」の載せ替え…かな?
エンジン載せ替えはパワーUPが全てではない、車両維持のための換装…有です♪
40セリカで後期(角4灯ヘッドライト)には珍しい18R-Gの2000GTのクーペ↓

この時代、ターボブームの影響もあって旧式な2バルブDOHCの2リッターを買うなら同じ2リッターでも直6ターボの方が話題性があってそちらを購入するパターンだったのか…でも最終の18R-Gはオイルポンプストレーナーの形状変更等、チューニングベースとしては優秀なエンジンです(結局最終最後まで改良が施された…やっぱり設計の古さがR型のウィークポイントなんでしょうか…(^^;
今回自分のLBは久し振りに井桁レプリカを履いて参加しました。185/45と215/40という薄っぺらいタイヤを組み合わせてルックス重視の仕様です(^^)
152EヘッドのLB2000ST。ナンバー付き152E搭載って何台いるんでしょう?
このLB、フロントフェンダーがうっすらと叩き出しになってるの判ります⁇
152EのSTセリカとご一緒に来られたRA35。テールはRA25、ホイールはSTセリカとお揃いのエクイプ03ですがカットクリアディスクのバフリム仕様↓
クルマの調子は良いけどオーナーご本人が病み上がりでちょっと不調だった「コッペさん」のRA25。次回のメンテは車検時に気になったクラッチマスターのO/Hからです↓
結局今回もやっぱり20系のレポート(それも一部のみ)で終わってしまいました(^^;
でもそれだけ1台について深~いお話が出来るのも、皆さん大切に思いを込めてそのクルマを所有されてるからこそのエピソードがあるからで、またそのお話をお伺いするのが楽しいからなんですよね~♪
それにしてもこれだけのセリカを集められる「でかバン」さんはじめ東海セリカdayのスタッフの方々には頭が下がります。
いつも楽しいイベントを本当にありがとうございます(^0^)/
閉会後、20系セリカのほとんどが退場したあと毎年ポツンと1台残った自分のクルマの写真撮るのが好きだったりします(^^)

15インチでも結構低く見えるのがウレシかったりします♪ なにより天気が崩れずよかったなぁ~。ではまた(^^)