
9月に入ってからも名古屋はまだ37℃なんて日がちょくちょくありますが、低気圧の通過に伴いほんの少し気温が下がりましたので(それでも33℃と全国的にはかなり高いですが)普段乗り仕様にセリカの作業を実施しました。また足廻り作業ついでに部品の交換作業も実施。乗る機会が増えるこれからのシーズンを少しでも楽しく走行できるようメンテします。
トヨタ旧車の足廻り改造の常套手段であるAE86ストラット流用ワザ、自分のセリカもご多分に漏れずAE86用の社外ストラット(全長調整の車高調)を使用しています。
サーキット仕様にされる方ならもっと容量の大きなマークⅡ(GX7#)やソアラ(MZ1#)系の足や、FC系(RX-7)等のブレーキ流用が知られていますが、やはりポン付け出来る手軽さとアフターパーツの豊富さ、それと自分がコダワッている「13インチホイールが履ける」という点で、ブレーキキャリパーのコンパクトさにより性能面より機能面でこの足を愛用しています。
車高に大きな変化を付けなければAE86ストラットで旧車のセリカであれば充分走りのレベルアップUPにつながりますが、しっかり車高を下げるとサスの動きを大きく阻害する部分があります。それがロワアームの角度。
ただ車高を下げただけだとストラットの下端を支えているロワアームが上方に引っ張り上げられます。この「引っ張り上げられる」状態がサスの動きを極端に悪化させます。
ロワアームは車両標準状態で水平より下に傾いた状態でキチンとストロークするように滑らかに動くことが出来ます。
ところが車高を下げてロワアームが水平より上側に傾いていると、ストラットがストロークする(縮まる)とアームは引っ張り上げられるカタチとなりストラットが縮もうとする動きの妨げになり結果、「動きの悪い足=曲がらない足」となります。

当然自分のセリカもそれを補正するための「ロールセンターアダプタ」なるものを装着していますが、全長調整可能なストラットにしてからさらに車高を下げる傾向になり、より強い補正の必要を感じていたのでこのロールセンターアダプターをさらにロワアームを下げる物に交換します↑
今まで使用していたクスコ製(ブルー)よりさらに10㎜延長した物に↓
1㎝の違いですが見た目はずいぶんと違いを感じます↓
装着完了図↓ これで40㎜ロワアームが下がります(^^)
で、問題なのは「13インチホイールが装着できるか?」ですが、純正スチールホイールをスペーサー等入れない標準装着状態でなんとかクリアしました♪↓

これ以上、リムが足廻りに接近するオフセットのホイールは持ち合わせがないのでもうバッチリです(^^♪
これならストロークして多少ロワボールジョイントに角度が付いても当たらなさそう↓
15インチホイールであれば全然!100%OKですね(^^♪↓

それでもカッコイイと思う車高にした場合、まだロワアームは若干上向きになります。
車高変化が1~2cm程度であればアライメントの変化はさほど大きくないので問題ありませんが、それ以上の場合調整が必要になります。本来キャンバー&キャスターも変化はしますが一番大きな変化があるトーインはちゃんと調整しましょう。
で、ネットで見つけた簡易サイドスリップテスターの登場です↓
ステアリング操作せず5mほど直進状態でゆっくりテスターを通過させた時の指針の振れで前輪の内股orがに股具合を測定、調整します↓

この単純なテスター、これがかなり正確に測定でき、車検のテスターとの差が1㎜と違わないスグレモノ♪ プライベーターにはオススメの逸品です。
で、走りはというと…オッ! 高速入口ランプのコーナーでアクセル踏んでいける!
きついアンダーが消えました♪ 以前の足よりかなりスムーズにストロークしている証拠です。あと2㎝車高上げればもっとよくなるんでしょうが…ここは「見た目」を捨てられませんので…(^^;
あとバッカミラー&TOMSレンズ装着にグリルをダルマ中期の「金網グリル」に戻して完成↓
LBの樹脂グリルよりダルマ中期のGTグリルの方が奥行があって彫りの深い顔付になるのが好みです。ちなみにこのグリル、規制後のGT(RA23・RA28・RA35)と共通です。
今回は井桁レプリカを装着↓ 東海セリカdayはコレで参加します。
PS:みん友キクリンさんがちょっと前にブログに挙げてた「フューエルフィラキャップの錆」。いままで自分は気にしたことなかったんで確認してみると…↓

うわぁ~、豪快にサビてました…(^^; タンクは常にガソリンを浸してあるのでサビは発生していませんし、燃料系のトラブルは35年間皆無でしたので、まぁいっか…(^^)
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2025/09/14 12:30:20