
気候もようやく旧車のドライブには最適な季節となり先週セリカを転がしていたら信号待ちなどでフッと室内に排気ガスの臭いがかすかに感じられて、でもほんの少~しだけなんですがどうにも我慢ならなくて(^^; こりゃエンジンルームで排気漏れしてるなぁ~…ってことで漏れ箇所を探るとヘッドとエキマニ取付部からのようなので早速G/K交換作業に取り掛かります。
排気漏れの確認方法としてマフラー出口を手のひらで塞いでガス漏れの「音」で判断しますが、今回それを実施しても漏れ音はせず、数秒後にエンストしたのでほとんど漏れていないのが確認できました。でも室内に排ガス臭を感じるということはおそらくエンジンルームで漏れてると推測できましたので、ジャッキUPして下から覗いたら…↓

4番エキゾースト下側に排気のススが噴き出た跡が確認できました。確かにここから排ガスが漏れてたら空調の取込口から室内に侵入してきます。
この時代のエキゾーストマニのG/Kの材質は現在のスチール板材と違い、柔らかい銀灰色の材質なので経年劣化はやむを得ません。
しかも純正マニの鋳物のような頑丈さがない社外のタコ足のフランジは歪みも起こりやすく、G/Kの耐久は低くなる傾向にあります。
しかしこれを組んでから13年経過してるのでよく持った方だと思います。
さて自分のセリカはA/C付で、コンプレッサーブラケットがエキマニの1番に覆い被さってるのでまずはA/Cコンプレッサーを外す必要があります。これが意外に整備性が悪くて…面倒です(^^;
間違いなく4番から漏れてます↓
上側が排ガス漏れしたG/K。下側は新品G/K ↓
確認すると他のポートにも密着不良でガス漏れしてる箇所が…↓
このセリカを入手した当時から脱着を繰り返すことを想定していて、ガスケット類はちょくちょく購入して貯めていました↓
特にインマニとエキマニのG/Kは再使用には不向きな材質なのでたくさんストックしています↓ (インマニG/Kは一時期18R-G用(青色)が欠品になり、18R-GEU用(茶色)をストックした時期がありましたがその後再販となりました。
エキマニG/Kは18R-G用と18R-GU/18R-GEUとは取付ボルト径が異なります↓
これで室内の排ガス侵入は完治しました(^^) 夏はA/C使用のため空調は内気循環だったので気が付かなかった排ガス漏れでしたが、涼しくなって外気導入しはじめたために気が付くようになったワケですね。
これで秋のドライブが快適になります(^^♪
さてオープニングのコーションプレート画像ですが、今回エンジン左側の整備中にかなりススけたプレートが目についたんで、劣化したコーティング剤を文字が消えないように慎重に研磨剤(ホワイトダイヤモンド使用)で磨きました↓
これ印字だけでなくエッチングされた文字に墨入れしてあることが判りました。
ただ型式と車台番号、カラー・トリム、組立工場は打刻で印字されており、とくに型式と車台番号は赤色に着色されています↓
あと以前にも紹介したと思いますが、このプレート、メーカーの印字ミス、いわゆる「エラープレート」なんです…↓
型式は「TA25」、車台番号は「RA25」。そもそも「TA25」なんて型式はこの世に存在しません。つまりこのセリカは「世界に1台の幻のTA25」なんです(笑・嘘です)
世に出てはいけないクルマ…だったらオモシロイですけどね~(^^;
単にプレート打ち間違いだけで、本当の車台番号はちゃんと「RA25」なので
フツーのセリカです、ハイ…
Posted at 2025/11/05 00:11:30 | |
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