
今のエンジンはオーバーホールして今年で10年目になります。そろそろオイル漏れとかゴム部品のヘタリが発生しはじめてきて、昨年はリヤシール交換がてらクラッチをO/Hしました。で、最近、発進時の半クラッチ時にエンジンが振動するのが気になり、そろそろエンジン・マウントがヘタってきたと判断。ストックしていた最後の純正品に交換しました…が、この単純なパーツ交換が、初期型前期の18R-Gの場合、やたらと面倒な作業でありまして…(^^;
エンジンマウントゴムは左右1個ずつあり、各3個のボルト(ナット)を外して少々エンジン本体を持ち上げれば交換できるのですが、自分のセリカ(RA25)はその計6個のネジを外すためにいろいろ補器類を外さなくてはなりません。
右側は障害物もなく、多少工具を選ぶ必要がありますが何とか外せます(純正エアクリーナケース付きの場合はそれらを外す)
しかし左側はクロスメンバー側のボルトはこれも何とか外せるものの、エンジンブラケット側のナットが簡単に外せません(>_<)

↑画像のようにマウントのナットに工具をかけるには、A/Cコンプレッサーを支えるステーを外す必要がありますが…

↑そのA/Cコンプレッサーステーのボルトを外すにはオルタネータが邪魔なので、オルタネータを外すには…

↑オルタネータを外すにはA/Cコンプレッサー本体を外す必要があって…まぁひとつずつ外していけばいいんですが、2T-Gより若干デカい18R-G、とくに左側のスペースはゆとりがなく結構作業し辛いです。
やっとのことでエンジンマウントを交換し、あとT/Mのマウントもついでに交換します。

ミッションマウントゴムはまだ純正新品が入手可能、AE86と共通部品です。
これも目視でわかるくらいヘタって沈んでました↑
あとは組み戻して終了…と思ったら、エキゾーストパイプがT/Mメンバーに当たるようになってしまって。そうか、一昨年ダディーモーターワークスさんで車高を下げた時にマフラーパイプが地面に接触しにくくなるように、かなりフロアに近づける加工してもらってるので、マウントのヘタリが戻った分、エンジン&ミッションが上昇しため、エキゾーストパイプも持ち上がり、T/Mメンバーにガチ当たりしたのかぁ~(^^;
ならT/Mメンバーを削ればいいのか。しかし当たらないように削るには、メンバーの強度を保つ部分(返し加工)を切除してしまわなければならず、どう加工するかが問題です。
返しの補強部分をカットしてしまうと、新たな補強を追加しないと…↓
そうだ、こんな時はダディーモーターワークスのOTさんに相談しよう!
ついでにA/Cコンプレッサー外した時、コンプレッサーブラケットに亀裂を発見したんで、これも併せて溶接補修してもらお~っと(^^♪
T/Mメンバーを外した状態でしばらく仮支えする時は油圧ジャッキは使わないようにしましょう。1日間くらいならいいですが、油圧シリンダーは徐々に圧が抜けて下がってきてしまいます。
こんな時は車載のネジ式のジャッキが重宝します。コイツはどんなに時間が経っても自然落下することはないので安心です(ただ不安定である点は注意が必要)↓
早速、OTさんに相談したら「当て板溶接して補強しましょうか?」と言って、その辺にころがってたぶ厚めの鉄板をベンダーで曲げてサクサクっと溶接してくれました↓
A/Cコンプレッサーのブラケットのひび割れもキレイに溶接してもらいました↓

サビ止め程度に軽く塗装↓

ここまでの作業時間は20分程。さすがダディーモーターワークスOTさん、発想から加工作業までがあっという間っ‼ 感謝です(^^♪
T/Mメンバーとボディの間に入れるインシュレータゴムもボロボロだったので、THサービスさんで入手。こちらもいろいろ助かってます♪
オルタネータを外したついでに、これも以前THサービスさんにて少し容量アップした65Aオルタを使用していましたが、トップエンドの伸びがイマイチになってしまったので(回転が重い)、スタンダードの50Aオルタに換えます(こちらもTHサービスさんに頼ります)↓
50Aと65Aでプーリーの径が若干異なります(50Aの方が小径)。65Aよりも50Aほ方が回転を高めてあります(逆に言うと65Aの方が回転を落としてある)↓
オルタのB端子の絶縁部が少々不安だったので…↓
デンソー製の絶縁体に変更↓
気になる部分もいろいろと作業して、さて肝心の半クラッチの振動はというと…ありゃ? 変化なし(^^; じゃドコが原因⁇
30年乗ってきて駆動系で交換していない物…残るはプロペラシャフトのセンターベアリングくらい(プロペラシャフトのスパイダーヨークは交換歴あり)。
でも昔からここのゴムのヘタリはあるのは分かってて、特に振動等の違和感も無かったんで気にしてませんでしたが、自分が所有してから1度も交換してないので30年以上は使ってることは確か。だからずいぶん昔に純正新品をストックしてた物を引っ張り出して交換↓

すると…治まりました、半クラッチの振動(^^; 純正新品の補給は打ち切りなので、これもTHサービスさんに注文してストックすることにしました。
これでまたしばらくは調子良く走ってくれる…ハズです(^^;
Posted at 2022/06/21 23:05:39 | |
トラックバック(0) | 日記