時の流れは早く、EDFC導入から一ヶ月経ちました。
二千キロを越したので、バネもアブソーバーも馴染んで来た感じです。
匠セッティング、バージョン5.0を使い始めて3週間。
コンフォートとスポーツモードの感触を楽しみながら、基準段数を変化させ、挙動変化を体感したりの日々。
Gを数値として、理解出来るように記録したり、走行中に変化する減衰値を当てようとしてみたりと。
そして、思いっきり体験していない、峠モードを選択して、どんな乗り心地なのかを試す為に、近所の峠を選択。
場所は、某漫画で中里毅がホームコースにしているところ。
漫画のヒルクライムのスタート地点で、切り替えスイッチオンにして、峠モードに変更。
登り開始です。
EDFC導入して、初めて走るので路面とセッティングを確認しながら走行。
違和感が発生します。
なぜか、リズムに乗れずに走りづらいのです。
匠セッティングの初試乗の時ほどの衝撃は、無いのですが、何かシックリしないのです。
まあ、サスペンション・車高・EDFCと変えているので、違和感の元はわかっているのですが……
ここから、解析開始です。
最初に気づいたのは、ブレーキです。
異常なほど効くのです。
減速する勢いが、とてつもなく早いのです。
新しいパットの当たりが出た、キャリパーをブレンボに変えたっみたいな感じです。
当然、今までより遅い進入速度になり、ステアリングを切るタイミングが、ズレているのです。
っで、次なるチャレンジは、ブレーキのタイミングをなるべく我慢と踏み加減をやさしくと。
やさしいブレーキは、面白く無いので、どこまで我慢出来るかに集中です。
逃げるスペースのある場所で、フルブレーキングを試すと、カーブの頂点手前で停止する程です。
効きの良さに、戸惑ってシフトダウンを数回失敗。
軽量フライホイール欲しくなりました(笑)
ブレーキの効きが良くなると、カーブ奥まで突っ込んで、走る様になるのですが、コレが2次効果を生みます。
ステアリングを切りながらのブレーキは、しない運転を基本としてるのですが、ブレーキを我慢しているので、ブレーキのリリースと同時にステアリング操作になります。よって何が起こるかと言うと、タックインが自然に発生するんです。
曲げる為のブレーキは、いらないんです。
スッっと、向きが変わるのです。
いわゆる、良く曲がる状態になるのです。
フロントの向きが、変わればアクセルを踏むしか無い訳で、当然の如く床を踏み抜く勢いでアクセルオン。
横Gは、抜けてないのでフロントイン側は、若干スピン仕掛けますが、サスペンションの踏ん張りよく、キュっとなる程度で加速します。
多分、タイヤがヘタってきてる為かとも思います。
ここまで、理解出来るとかなり走れる様になります。
次いで、下りに向かいます。
上記の挙動を体感すると、もう下りは楽しさしかでません。
下りで、アクセルを踏み込めるとなれば、
それはもう、感動です。
ブレーキで、リヤが暴れ出すこともなく、キュと減速し、ステアリングを切った瞬間に車は出口に向かって旋回。
次のカーブまでの数メートルで、アクセル踏めるんです。
少しゆるいカーブでは、一度アクセルを抜いてあげれば、踏みっぱなしで曲がれます。
でも、そうなると別の問題が出て来ました。
コレは、EDFCの良さが災いと言う感じなのですが〜
この峠は、数カ所を除いては2速で走っていたのですが、早めにアクセルオンの為、すぐにエンジンがレブいっぱいに😅
かといって、3速使うと踏み込む間も無くシフトダウンを強いられる感じに。
3速で曲がると抜け出す時が、かったるい感じになってしまい……
運転の仕方を考えないと〜〜
技術を磨くしかないか〜〜
っとなりました。(笑)
4輪独立自動減衰、設定次第でこんなにもブレーキの効きが変わるのに、ただただ驚くばかりです。
良く、車の性能を引き出すっとか、本来のパワーを解放するって、パーツや記事を目にしますが、EDFCのセッティングを突き詰める事で、こんなにも純正のブレーキやエンジン、ボディ剛性が生きてくるのかと、衝撃です。
仲間内では、バージョン6.0の話題で持ちきりですが、バージョン5.0でさえ、どんな走り方にも対応可能なバージョン。
たとえ、それが初心者が運転しても安全かつ安心して、走ることが出来るセッティングです。
EDFC 恐るべし〜 (笑)
Posted at 2019/06/17 16:05:38 | |
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