（裏技）クラッチアクチュエータ固定方法変更&作業性向上

1007の2トロニック（シトロエンC2＆C3-1stのセンソドライブ）に使われているプッシュタイプのクラッチアクチュエータは、3本のボルトでステーを介してトランスミッション前面下部に固定されています。

以前投稿しましたが、うちの1007はクラッチアクチュエータの固定位置をイレギュラーな「裏技」状態にしてある関係で少し工夫を施しています。

この画像だと青の部分です。

標準ではボルト穴はトルクスのT-30です。

手前の赤丸つけたボルトについては、長めのエクステンションバーを使ってやれば問題なく緩められます。

問題のボルトは青丸の辺りにあります。

奥側に位置する緑丸のボルトへのアクセスは、上部にある部品類が邪魔になります。

エクステンションバーだけでは斜めにアクセスすることになってトルクス穴を舐める可能性があるので、ユニバーサルジョイントを組み合わせてボルト穴への負荷を減らしてやったほうが安全です。

問題になる一番奥のボルトを下から覗くとこんな感じ。

手前にはアクチュエータ制御ユニットと取り付け用のステー、後方はミッションハウジング

かなり狭いところにありアクセス性が悪いです。

頑張って横から撮影したところ。

スペースがありそうに見えますが、
右側にはミッションケースがあるので、トルクス用のビットを刺しても回すことができません。

自分は下からの取り外しを諦めました。

今になって考えれば、アレンレンチ（L字状の工具）を曲げ加工したものを用意したら回せたのかもしれませんが。

これはバッテリートレイを外した状態ですが、青丸のところが問題のボルトです。

上から見えていますが、狭くて深いところへ工具を挿入しながら小さなトルクス穴に工具を嵌めるのがイライラするので、普通の六角ボルトに変更してしまいました。

それと、ここまで部品を外すのも面倒くさいので少し工夫しています。

なお、この画像はミッションマウントを新品に交換した時のものです。

さっきのアクチュエータ取り付けボルトの真上のところでバッテリートレイに穴を開けてしまいました。

これでバッテリーを外してやるだけで、上からボルトへアクセスできるようになります。

穴はそのままでも特に問題はありませんが、
一応、普段はゴムブロックで塞いであります。