久々のクルマネタです!
人間とは罪な生き物で欲望に限度が無いですね。
私はいつまで経ってもお釈迦様にはなれないと思います。
と言う事で、散々弄ったうちのエンジンですが本当はまだやりたい事があります。
まーだやるんかって言わないで下さい。
実際には今度こそ資金難で暫く何もできないのですが、弄りネタが枯渇してきたので今時点でやりたい事を書いてみます。自分で忘れないように、、、。
まず何は無くともクラッチを何とかする必要に迫られています。
MK6世代のいわゆる6速湿式DSGはDQ250と呼ばれています。
初版は何と2003年。多少のアップデートはあったでしょうが大変息の長いトランスミッションです。
DCTを実用のモノとして世に広めた最初の製品と言っていいでしょう。
ATのようなトルクコンバーターが無いので中にはクラッチが入っていますが、湿式とか乾式とか言うのはクラッチの事ですね。
耐久性も踏まえると湿式の方がハイトルクに耐えると言われていますが、それでもDQ250はノーマルで380Nm辺りが上限。
MK7.5等の湿式7速DQ381でもノーマルのトルクリミットは430Nm。
更にRS3はDQ500と言ってノーマルで600Nmまで耐える湿式7速です。羨ましい。
ちなみに何と実はティグアンやQ3の2リッター7速もDQ500らしいですね。
で、この上限設定には2つの見方がありまして、ソフト的にその辺りを上限として制限している見方とハード的に限界以上だと滑ると言う見方です。
話によるとソフト的な部分ではそれを超えるトルクにおいてはエンジン出力を抑えているようです。
特に1速、2速がそうなっているみたいですね。
どうやってトルクを測っているんだろうか。
画像はMT用らしいですが、イメージはこう言う事です。
もちろん3速以上でもそれを超えるトルクではリミットがかかってしまうと言う事です。
380NmではAWDだとまずタイヤは滑りませんね。
この対策が各社から出ているTCUチューニングソフトウェアですが、恐らくこのトルクリミットを引き上げているものと思われます。
DQ250の場合、これをやって600Nmが限界みたいです。クラッチプレートの限界と言う事でしょうか。
これはTVSと言うチューニング会社が公表している表です。
多くの会社がDQ250のノーマルクラッチ上限は500Nm前後と言っている中、この会社はソフトで600Nmいけると言っているので余程自信があるんでしょう。
うちのはGIACのTCUソフトですが、「500Nm以上」とは書かれています。
ギアボックスの上限も気になりますね。
この会社のレーシングクラッチ入れて750Nm出したらギアボックスが壊れるって事だろうか、、。
一方、ハード的に何もしなければ当然クラッチプレートは標準なわけで、トルクリミットを引き上げて出力制御がかからないようにしたとしても、引き換えにクラッチプレートの耐久性は犠牲になっていると思われます。
数か月前からそうなんですが、うちのDSGは信号等で停止する時にガチャって音がします。
キャリブレーションしても改善しません。多分歩いている人にも聞こえてます。
まあクラッチが切れる時なんでそのまま乗ってますが、そのうち繋がる時にも支障が出そうです。
危険な香りがプンプンします。
更に当時GIACに頼んでローンチの回転数を5000rpmにカスタムメイドしてもらったのですが、、、、タービン変えてからローンチ発進でクラッチが負けている気がするんです。
そんな事考えてたらMotorOliから新しい動画がアップされました。
7Rの0-200km/hですが、流石に速いですね。0-100km/hは3.2秒ですよ。
ここで注目してほしいのが0から50km/hまでの飛び出しです。4駆ならではですね。
これは3年半前くらいの私の動画ですが上の動画には及ばないまでも最初の50km/hまではイッキなんですよね。これはECUとTCU以外あまり弄ってない頃です。タイヤは滑っていません。
で、現在の動画は無いんですが最初の50km/hまでがこうはならないんですよね。
飛び出さないって言うか。後半頑張るって言うか。
一応4秒程度にはなりますけど。
5000rpmのローンチなのでブーストの立ち上がりの遅さもそこまで影響ないと思うんだけどな~。
ソフト的に蓋がされてるのか実際滑ってるのか、とにかくガツンとイきません。
で、今やりたいのはハード的な部分。
これです。
700ft/lbsは約950Nmらしいですが、これだけあれば流石に大丈夫でしょう。
因みに素のGTRが588Nmらしいです。
クラッチプレートが大小ありますが、これがそのまま外側内側になっており、つまりはデュアルクラッチとなる訳ですね。

こんなDSGクーラーとセットのも物も有りますが、そこはやる時の懐具合と相談ですね。
このSSPと言う会社はあまり日本では知られていませんが、GTRやエボ、ポルシェ、BMW等のミッションも扱っていて専門性は高そうです。
日本ではDodsonが知られてますね。
以前この写真にもあるDSGオイルを使ったことが有るのですが、実は私の中では今までで一番印象が良かったDSGオイルはコレです。
あとね、全然別の話なんですが、DQ500を付けてしまうって超大技もあるみたいなんです。
ケースのボルト位置が一緒みたいで、事例もちらほら見かけます。
これも先ほどのTVSって会社ですが、ここはコンバージョンキットにしてしまっています。
キットにしてるって事は流石にそのままポン付けでは無いんでしょうな。
各機能のモジュール化って凄いですね。
800Nmあれば十分だし7速化も魅力的だな~。
でも幾らかかるんだろうな~?
しかも今ヤフオクに出てるな~。Q3のDQ500 が18万で。
更にはどうせDSGを下ろすなら本当は一緒にLSDも入れられたらベストですね。
クワイフ、ペロキン、ウェーブトラック、ドレクスラー等色々ありますけど何か違うんですかね?
あとリア用のLSDがどこにも無いんですが何か理由が有るんだろうか。
他にエンジン関係のネタもあるのですが、クラッチだけでそこそこなボリュームになってしまったので次にします。