カムシャフト交換半分成功編

この前タイミングチェーンを交換しようとしたら大事な部分のボルトを思いっきりなめました。
今回はそのボルトの救出が第一の目的です。
折角なのでカムシャフトもハイカムに交換です。
定番のschrickですがパーツのインプレはもう少し走って慣らしが終わったらパーツレビューに追加します。
大変でしたがやればできるもんですね。

事の発端のタイミングチェーン。
上が使用後、下が新品です。
目に見て分かるほどの延びは確認できませんでした。
ちなみに１２万キロ超えてます。

こちら事の発端その２．カムシャフトアジャスターです。
右が使用後、左が新品です。
真ん中の穴の中に問題のボルトが隠れています。カムシャフトを外してしまえばシャフトの交換までしなくてもショックハンマーとかで救出できたと思います。
折角なんでアジャスター自体やそれを制御するソレノイドバルブも新品交換しました。

こちら排気側のカム。
右が純正、左がハイカム。
山の高さが高いと言うより開いている時間が長いような形をしているように見受けられます。

折角なのでこのシャフトに付いているギアも交換しました。
BAR-TEKの黒いタイプを採用しましたがIEで赤いタイプも売っています。
手動ですがEXカムのタイミングが＋－１０度弄れます。
とりあえず何も変えずに付けていますが、見た目かっこいいですね。
写真が無いですが、今回タイミングベルトカバーを付けずに組んでいるので外からこのギアが見えます。

こちらIN側のカムシャフト。
右が純正、左がハイカム。
こちらも開弁時間が長くなるような形状ですね。やはりポン付けカムなのでそこまで過激なセッティングにはなっていないようです。
何故かはわかりませんが、こちらは黒い表面処理でした。

これIN側カムの全景ですが矢印のクビレがハイカムにはありません。
このおかげで前回の整備手帳に出てきた大きな文鎮タイプのスペシャルツールが使えなくなりました。
結構高かったのに１回しか使われずに役目を終了する事になってしまいました。

タイトルに半分成功と書いたのはコチラ。
schrickによるとこのカムはバルブリテーナ(赤矢印)をチタンの軽いものに交換するようにと書いてあります。と言う事でIEの強化バルブスプリングとリテーナを準備していました。
だがしかし、狭くて準備したツールが入らず断念です。カムシャフト自体は交換成功しました。あっ、間違えた。なめたボルトの交換は成功です。ヘッドを下ろすのも大変だし、今回の工程をもう一回やるのもちょっと尻込みします。
ちなみにラッシュアジャスター(青矢印)も新品交換しました。