RS用インジェクター訳有って再び

先日マフラーの不具合があった時に、高負荷高回転でTooリッチという症状がありました。
マフラー直して症状は幾分改善したとその時は思いましたが、どうも原因は他にもありそうです。
これはその後、ベタ踏みでブースト１．５のままレブまで回した時のSTFTデータです。
X軸が回転数、Y軸がインジェクター吐出時間、表内の数値がSTFTです。
やっぱり5000rpm以上でのマイナス補正が酷いのと合わせ吐出時間が８とか９まで延びています。
今までは７以下だったような気がするのです。
この時は実際走ってる時の感触も綺麗に吹けない感がもの凄くありました。
恐らく単位はミリ秒です。

で、燃料系で最近やった大きな変更はインジェクターのノーマル戻しです。
と言う事で再びRSシリーズ用を付けてみました。
同じようにログを取ったらこんな感じになりました。
少しマイナス補正は残ってますが、6.6ミリ秒以下で納まっています。
実際走った感覚でも5000rpmを境に印象が変わるわけでは無くそのまま吹け上がります。
このくらいの補正は適当に調整できる範囲です。

思うにコレは６Rノーマルインジェクターの限界では無いだろうか。
高回転になればなるほど短時間で沢山の燃料を吹かないといけないですよね。
単位時間あたりに吐出できる上限に達したらあとは時間を延ばすしかない。
で、時間が長くなってしまうと本来望ましい吐出タイミングからはどんどん遅れてしまう。
結果、綺麗に燃え切らないからTooリッチと判断しマイナス補正が掛かる。
こういう事では無いか？

燃圧が本来の数値を満たしてはいませんが、それでもRSシリーズ用の方が上限は高いようです。
１点、コールドスタートに関してはやっぱりノーマルの方が調子が良いです。
RS用も悪いとは言いませんが、ノーマル「キュル、ブル～ン」に対しRS用「キュルキュル、ブル～ン」って感じ。

PCVも切って少しはシリンダーが汚れにくくなったとは思うのですが、その辺りの様子もまた経過を見ていきたいと思います。