ウチのgtvV6TB。
色々足廻りをいじくり回しまして、ようやく少しずつまとまって来ました。
細かい不満はありますが、操作した通りに反応してくれるマシンになりつつあります。
ハイグリップタイヤを入れたお陰か、フロントに入れた強目のスプリングもかなり潰せるようになって来まして、ペースも以前とは比べ物にならない感じ。
が。ペースが上がって来ると、少し怖い場面も。
とある場所なんですが、下りの右コーナー。
センターラインが少しウネッていますよね。
ココもとある下りコーナー。
ちょうどブレーキをリリースしてステアリングを切っていく辺りで、右だけ落ちる段差があります。
コーナー中にイン側がギャップに落ちた時に路面を捉えきれずに浮いてしまって、その分アウト側に一気に荷重が乗っちゃって不安定になる場面があるんです。
アウト側のグリップを目一杯使ってイン側がサポートしてる場面で、イン側が仕事放棄しちゃってアウト側がキャパオーバーしちゃうようなイメージでしょうか。
ドライならある程度挙動を見越してアウトに飛んで行く分イン側から進入したり出来るんですが、ウエットだとどこまで飛んで行くかやってみないと解らない、リスキーな走り方になってしまいます。
柔らかめのスプリングを使えば伸び側のストロークを確保出来るので安定するんですが、アウト側がギャップに乗った時はバンプタッチしてしまってやっぱり挙動が乱れる。
一度コーナーリングの姿勢を作ってアウト側のタイヤに荷重をガッツリ乗せてグリップ力を立ち上げたら、コーナーを出るまでグリップ力を抜きたくないじゃないですか。
イコール、荷重を抜きたくない。
ステアリングで遠心力を維持するか、アクセルでスピード調整しながら遠心力を維持しつつ荷重を抜かない。
そんな場面では、やっぱりバンプラバーに当たらない程度の強いスプリングをしなやかに動かしたいんです。
で、そんな強いスプリングだと当然伸び側ストロークも短くなってしまうので、ヘルパースプリングを入れてストローク量は確保していました。
が、ストロークはしているんだけど、サスペンションが伸びた時の押し付ける力が足りない感じ。
FFなので立ち上がりでイン掻きしないように、リヤは強目のレートのスプリングを入れている(イン掻きする対角線上のスプリングで支えるイメージ)ので、路面が綺麗な場面ではヘルパースプリングも役立ってイン掻きせずに立ち上がれるんですが、ちょっとギャップがあるとすぐにイン側が滑る。
ショックの減衰を緩めてスムーズに伸びるように調整しても、メインスプリングが暴れる方向になるだけであまり変わりません。
となると。
普段は縮んでいるのに、タイヤが浮きそうになるとグッと伸びて路面を捉えるスプリングが必要です。
例えるなら、こんなスプリング。
純正スプリングみたいに、滅茶苦茶長いスプリングを目一杯縮めてセットしておけば、伸びる力はかなりあるハズ。
ですが、純正スプリングのようなレートだと縮み側のレートが足りず、大体の車だと柔らかくて長いバンプラバーにそっと当てて底突き感が無いようにセッティングされています。
いいトコ取りは出来ないのか?
それがツインスプリングらしいです。
らしいってのはですね。
僕もネットで聞きかじった程度の知識しかないからです(笑)。
僕の理解してる所では、ある程度のレートとストロークを持ったサブスプリングを入れて、ある程度ストロークさせた所からは高荷重に耐えられるメインスプリングのレートで
荷重を支えるという物です。
が、とにかく難しいモノらしく、マトモにセッティング出来る人は極僅からしいとも。
ですが、セッティングが出ているツインスプリングはかなり良いらしく、路面を捉えて離さないとか、乗り心地が結構良いとか、操作に対してキチンと反応してくれるとか、メリットがかなり大きいみたいです。
実は数年前からツインスプリングの記事を読み漁っていまして、なんとなーく「すげぇ乗りやすいんだろうな」と漠然としたイメージがあったのですが、「手に負えるシロモノじゃないんだろうな」とも思っていました。
で、不安定な挙動をなんとかしたいなと思っている時に、ヤフオクで安くて綺麗なサブスプリングを見つけてしまいまして。
「コレはgtvの神様が導いて下さってるに違いない」と自分に言い聞かせて、即落札(笑)。
早速組んでみました。
(^^)v
純粋にスプリングを変えた違いを知りたいので、車高やアライメントは一切イジらず。
一応、色々と計算はしています。
(^^ゞ
・ショックストロークとバンプラバーの厚さ確認
・1G状態でのショック位置の確認(バンプタッチまでどの位荷重を受けられるか)
・フルストローク(バンプタッチ+@)した時にメインスプリングが線間密着しないか
・バンプ側とリバンプ側のストローク配分
ややこしいです(笑)。
組んでショックの減衰をフルに締めて試走してみると、サブスプリングの伸びを減衰力で抑えつけちゃってる感じ。
少しずつ減衰を緩めて行くと、車がフワフワユサユサと落ち着かなくなるポイントがありまして。
今度は車が落ち着くまで1クリックずつ減衰を締めていって、仮のセッティングとしました。
そんな仮のセッティングでも、今までとは車の動きが全く違います。
・全体的にしなやかな印象
・用水路を超えるカマボコ段差でも、底突きしないしタイヤが浮かない
・コーナー中のアウト側に荷重が乗ってイン側が浮きそうな場面でイン側だけ路面が荒れた所を通しても、思った程車が暴れない
チクチクネチネチいじってキチンとセッティングを出せたら、かなり良い脚になりそうです♪
(^^ゞ
Posted at 2021/05/29 10:51:54 | |
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