バケットシートの修理

バケットシートを入手したので簡単に掃除して取り付けてみようと思ったのですがシートフレームのサビ、溶接剥がれとウレタン崩壊が予想以上に酷かったので可能な限りの修理してみました。

とりあえず分解するにあたり特に難しさは無いのですがリクライニングのダイヤルの蓋を上手く外せなくてピンを破損させてしまいした。
元々、芯棒が入る部分がナメて機能しなくなっていたので水道とかの蛇口に使われているもので代用しました。アマゾンで2個363円でした。

フレームは出来る限りサビを落としてから溶接。錆置換剤を塗ってから適当な色を塗りました。見えない部分なので車庫に余ってたいろんな色の使いかけのスプレーです。

ヘッドレストはフレームを抜いて艶消し黒で塗装して、ホームセンターから買ってきた適当な紐で張替えました。

生地は針金の輪っかで固定されているのですがプライヤーやらラジペンやらいろいろ使いましたがけっこうな固たさで疲れます。再利用を考えないのであればニッパーとかで切断するのが楽かもしれませんね。
先人が元に戻すときに結束バンドで固定する記事をみつけ結局自分も再利用せずに捨ててしまいました。

ウレタンスポンジはカステラ状にボロボロになった部分を取り除いて大雑把にカットしたスポンジをボンドで貼り付けてからカッターで整形する作業なのですが整形する部分を大きくし過ぎると元の形がわからなくなるので隣にもう1脚を並べて寸法を測ったりしながら作業しました。
ウレタンスポンジはスポンジ専門店の『ソフトプレン』様のとヤフオクの安物で
『チップウレタン スポンジ 硬め 1200×500×30mm　』を使いました。

背もたれの裏側のウレタンは値札や靴下などで使われているビニールのアレで固定されいました。調べてわかったのですが名前はタグピンというらしいです。
道具じたいは安いので同じ固定方法でも良いのですが固定される側のウレタンの状態があまり良くないので他の場所と同じくボンドで貼り付けました。　

G17Zボンドで接着しましたが接着面の縁までギリギリまで塗ると固まった時に境目が生地の上から手触りでわかります。
感触が悪いので切り取ったりして更にツギハギだらけになりました。
彫刻家のようなセンスがあるならでかい塊からウレタンスポンジ丸ごと製作したいです。

分解した生地は軽く洗濯してから被せました。黒っぽい部分が褪色して紫色っぽくなっていたので仮の組み立てしてから染めQの黒色をスプレーしました。
最初はガビガビした感触で失敗したかなと思ったのですがすぐにこなれて普通の手触りになりました。
塗る量が少なかったのか1年以上経過したら色落ちした感じがします。暇をみて再塗装したいと思っています。