「とらドラ」を見て以来、「うる星」を思い出し、
第一話を久々見てみた。
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まず、「押井守、好き放題やってるなぁ」という印象。
セリフや展開は原作とほぼ変わらないが、
戦車や戦闘機のシーンは、押井が今とやってること変わんないじゃん。
これが原作ファンには邪魔だった(メガネの饒舌な語りも)。
ただそのぶん、妙なスケールの大きさが作品に付加されたのも確かか。
これが「オンリーユー」「ビューティフルドリーマー」といった映画版での底知れない興奮に生きてくる。
エイリアン遭遇物語は、
世界でも日本でも古来から伝統として存在するが、
高橋留美子も押井も手探りでやりながらとはいえ、
やはりこの作品は金字塔だろうなぁ。
後世の作品は、なかなか超えれないよ、これ。
小学5年生くらいから中学1年くらいまでの3年間、
ほぼ人生を「うる星」にささげていた。
ひたすらノートに脇キャラまですべてを模写して、
そのノートが5冊くらいになっていった。
教科書もすべてうる星の落書きに覆われていたと思う。
ただ、びっしりと顔で埋め尽くされたノートを見て、
自分がいつの間にか遠いところに漂着したような、
それでいてはじめて得体のしれない「自分の島」に旗を立てたような、
そんな思い出がよぎる。
なんかタイムマシンに乗ったような鳥肌感を覚える。
「うる星」のあとの模写ノートは「キャプ翼」に移行したなぁ。
Posted at 2009/01/06 05:00:44 | |
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