
我がディーラーには展示車すらなかったのですが、その近くの別の店に試乗車を発見したので飛び込みで試乗させてもらいました。
いつも乗る52系プリウスPHV(15インチ)との比較でインプレッション。
(試乗車はタイヤ空気圧が高めかも知れないので、あくまで現車状態での印象。)
外観はやはりかっこいいです。
グレードはZです。
運転席に乗り込み。やはりAピラーが近く、173cmのおっさんでは、やや屈んで乗り込まないと頭が当たるかもしれない。
シートを一番上にあげた状態では、173cmのおっさんでは頭上はぎりぎり。余裕はない。
(我が家は嫁さんの身長が低いので、シートは一番上にあげた状態にして乗っています。)
右を向くとこんな感じ。
一方、シートを上げた状態では、メーターの視認性は全く問題なかった。
低く座ると、見えずらいかも。
後席に座ってみる。特に座面や頭上が低いとは感じず普通に乗り込める。床面から座面までの高さはやや低く320mm程度でひざが少し持ち上がる。52系プリウスPHVでは360mmなので、まあ非EVとしては低い。
車内は狭くはないが、50系よりはタイトな印象。
インテリアは樹脂感多め。50系の方がソフトパット面積は多い気がする。
さて、走り出し。
オルガン式のアクセルは吊り下げ式になれた身からするとやや操作が重いが慣れの範囲か。アクセルをゆっくり踏むと走り出し。普通にスムーズにモータで走り出す。飛び出すこともない。リニアな力の出し方でちょうどよい設定。
ちょっと粗いアスファルト路面を走行。車体の剛性感はしっかりしていて、厚底の靴を履いているようながっしり感があるが、ちょっと固めなのかゴロゴロざらざら感を感じる。52系プリウスPHVはしっとり感があり好み。
ステアリングの操舵感はやや軽い感じがした。車体が軽く感じる。52系プリウスPHVはどっしり感があるがそういうのは感じない。
路面のマンホール乗り越え時は、車体のがっちり感と足回りのがっしり感を感じる。体に伝わる感触からはやや硬めに感じる。突き上げがあるわけではないが、最低限の角が取れた感じでそれなりに伝わってくる。
52系プリウスPHVの乗り心地は、程よい剛性感で凸凹は足回りでいなしてくれる感じがあり、車内の揺れは少なく、フラット感が高いと思う。
ロードノイズは50系とどっこいどっこい。
外の音の入り具合も同程度と思う。
Youtubeでは静粛性が高いと言っているのが多いが、全般的には50系と同程度ではないかと思う。
アクセルをがばっと開けてみると、初期はモータートルクでぐっと力が出る。50系のHVモードよりもさすがに力強い。一呼吸おいてエンジン回転数が上がり、本格加速となる。さすがにパワー感はある。
今回の電池容量は50系より少し(1.13倍)増やされているようではあるが、巡航中にやや強めの加速をしようとアクセルを踏み込むとエンジン始動までは電池出力に制限され段付き加速となる。ここら辺は電池が小さなHVでは仕方ない。
というわけで、加速感はHVとしては50系より力強さがありパワー感もあるが、スムーズ感とかしっとり感とか、そういう感覚はあまり感じられないなので、ここはやはりプリウスPHV(EVモード)が良いなと思う。
ブレーキは、一発目の踏み込みから思った減速度で自然に減速が可能。ストロークはちょうどよくクルマの重さも感じない。停止間際の回生と機械ブレーキの遷移も気づかない。停車直前のブレーキ力調整もしやすい。違和感のない良いブレーキであった。
というわけで、新型プリウス、かっこ良いし、中身もよくできていると思います。
動的質感は好みによりますが、加速感、しっとり感、フラット感から、52系プリウスPHVに軍配。
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2023/01/20 17:40:19