
ケース毎の駆動用電池の内部損失を計算してみました。
電池の内部抵抗は、先日算出した0.185Ω(@SOC45%、外気9℃)とします。
電池の内部損失は、電池電流^2×内部抵抗として算出し、グラフにしてみました。
電池内部損失は、電池電流の二乗に比例する点がポイントでしょうか。
電流が増加すると急激に損失が増加する感じです。
普通充電時の電流程度では、ほとんど無視できる程度(10W程度)の損失です。
通常加速時(流れをリードするくらいに少しアクセルを多めに踏んでいる感じでしょうか。)の電池電流100A時では損失は2kW弱、
アクセル全開時の電池電流200A時では、電流は通常加速時の2倍ですが損失は4倍で8kW弱となります。
例えば、いつもよりアクセルを多めに踏んで、2倍の加速度(トルク)で加速するとすると、その間の発生損失(kW)は4倍となります。一方で、ある速度への到達時間は半分になりますので、結局ある速度まで到達する間に発生する電池内部損失量(kWh)は2倍になるということですね。
(なんかややこしいですが)
ブレーキ時も同じ話ですので、HSIのCHGゲージ一杯にブレーキを踏むよりは、なるべく軽めのブレーキで減速した方が、損失を抑えながら電池へ有効に回生できるものと思います。
加速感が楽しくてアクセル踏み込みたくなりますが、ほどほどにしておきましょう。
Posted at 2019/03/09 19:43:26 | |
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