
PHVのナビ画面に、システムオンしてからの積算回生電力量が表示されます。
この表示値を使って、電池劣化観測用に決めている評価ルート走行時の回生電力量を測定し、整理してみました。
評価ルートのプロファイルは以下です。
距離33.3km
起点の標高205.8m、終点の標高77.9m、標高差が127.9m
起伏のあるルートで、アクセル/ブレーキ操作が比較的多い運転パターンです。
渋滞は皆無なので、運転パターンはほぼ同じです。
ブレーキ時はHSIが振り切らないよう留意しています。
ブレーキディスクも冷たいままなのでメカブレーキはほぼ動作してないと思います。
回生電力量は以下でした。
<下り方向(起点→終点)の回生電力量>
走行回毎に多少誤差がありますが、おおよそ2.3kWhとなりました。
<上り方向(終点→起点)の回生電力量>
データ数が少ないですが、おおよそ1.6kWhとなりました。
回生電力量(おそらく電池入力端での電力量、電池の損失は含まない)は、
外気温にはよらず、ほぼ一定のようです。
上り方向、下り方向での回生電力量の平均値(単位距離あたり)は、
(2.3+1.6)kWh/(33.3+33.3)km=58.6Wh/km でした。
電池SOCの変化量から消費電力量を求めて計算すると、上り下りのトータルで、加速で要した電力量(力行電力量)は11.5kWh程度でした。同じ区間での回生電力量は3.9kWh(=2.3+1.6)であるので、加速に要した電力量の33%程度が回生で回収できている結果となりました。
回生ブレーキ効果大です。
Posted at 2019/06/03 23:35:43 | |
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