
RAV4 PHVが発表されました。
プリウスPHV(52系)登場から3年、プラグインハイブリッドシステムはどう進化したのでしょうか。
まず性能ですが、プリウスPHVはEVモードで電池を使い果たすと普通のHVの制御になり、電池出力は低下し、アクセルが重くなったようにもっさり感じるところが残念ですが、RAV4 PHVではこの点が見事に改善されました。EVモードが終わっても電池出力がEVモード時と同じだけ維持されるようです。これでEVモード時とおなじようなレスポンスが確保されているものと思います。さらにHVモードではエンジン加勢で最高出力が大幅増加するのでHVに切り替わった後の残念感は皆無でしょう!試乗してみたいです。
次に駆動用電池ですが、容量増加も素晴らしいですが、冷却システムも大きく変えてきました。プリウスPHVは駆動用電池は車内設置で、冷却は車室内空調空気を利用した強制風冷式でした。これは初代プリウスから基本的には変わらない構成でしたが、RAV4 PHVではエアコン冷媒による直接冷却式となったようです。電池の床下配置と合わせて、技術的には大きく進化したようです。
RAV4 PHVより先に登場のUX300eの電池冷却は電池パック内にエバポレータを配置してこの冷気を電池パック内に循環する専用クーラつき強制風冷式でしたが、ここからも変えてきました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/3057595/blog/43513909/
冷媒直接冷却方式では、ポンプも不要、ブロアも不要、ダクトも不要とおもいますので、電池システムをコンパクトに構成できるということでしょうか。
電池の温度管理をより適切に実施することで電池長寿命化にも寄与しているのだと思います。
なかなか魅力的です。
写真出典:
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1256684.html#010_l.jpg
Posted at 2020/06/13 10:06:24 | |
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