
ドライブ中に日産販売店に新型軽EVサクラを発見。
飛び入りで試乗させてもらいました。
昨日輸送されてきたばかりだそうで、試乗一人目でした。
走行インプレッションです。
プリウスPHV(15インチ)の感覚に慣れたおっさんの主観です。
システムオンにして走り出し。
モードはSPORTSを選択、e-pedalオン。
低速でのハンドル操作はやや軽い感じ。
アクセル開度に対するトルクの出方はリニア。変な味付けもビュンと飛び出すこともなし。ひと踏み目から違和感なし。
低速走行時は車外の接近報知音が何やらベアリングからの異音のようなトーンで聞こえてくるのがやや目立った。
アクセルを踏み増し。すっと遅延なく踏んだ分だけトルクが増加する。最近のEVではエンジン車から乗り換えても違和感ないようにと、アクセル操作に対する出力トルクに遅延を持たせる制御が増えているようであるが、さくらでは角は取ってあるようだが最小限のようで遅延はあまり感じなかった。
乗り心地は突き上げもなく柔らかすぎることもなく。ちょうどよい感じであった。
凸凹路面ではややぴょこぴょこする挙動はあり、ここら辺はプリウスPHVのどっしり感が欲しくなる。
速度を上げてもロードノイズはプリウスPHVと似た感じで特に違和感なし。
丘陵地の勾配を上る。最大出力は47kWということで、アクセルを踏み込んでもトルクは早々に頭打ちになるが、必要十分。
ハンドルは微小操作でも操作分だけきちんと反応して運転しやすい。
車体は軽い感じである半面、どっしり感はあまりなく、適度な速度で走行するのが快適。
カーブは背の高いクルマでもありハンドルが軽いのもあり、ちょっと心もとない印象はあった。
e-pedalはリーフよりマイルドにしてあるそう。アクセルを緩めて減速中に加速に移るためにアクセルを踏み込んだときの挙動が自然であった。ノートe-Powerでは回生減速からアクセルを踏んで加速するときのジャークが急峻で頭が前後することが多かったが改良された印象。e-pedalの減速度は過不足なくちょうどよいが停車まで使えないのが残念。
ブレーキは踏み始めのブレーキ立ち上がりは唐突感もなくスムーズ。踏み込みとブレーキ力の関係もリニア。停止間際のメカブレーキとの遷移も段付きなどなしで良好。普通に違和感のないちょうどよいブレーキであった。
という感じで、総じて、気になる癖もなく普通に運転できるちょうどよいEVでした。
軽のエンジン車から乗り換えると静かでスムーズで、運転もしやすくかなり好印象だと思います。
(おまけ)
・内装は軽自動車とは思えない見栄え。ドアからインパネまで大面積のファブリックが貼り付けてあってノートより高級感あり。
・後席はやはり床が若干高く、ひざが持ち上がる着座姿勢になる。リーフよりはマシだが・・。床下に電池を配置したEVはどれもこうなるよう。
・カタログを見るとヒートポンプエアコンと5kWもの立派なPTCヒータが両方付いている。冬季に電池冷却にエアコンを冷房運転せざるを得ないときに暖房入れるとPTCを使うのかな?電池冷却と車内暖房の両立にコストを掛けている。
Posted at 2022/06/18 22:58:15 | |
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