
価格面からちょっと気になっていたQ4 e-tronですが、試乗してきました。
ディーラーにはABB製の急速充電器が整備されていました。
ライン状に白や緑に発光する装飾がされていてきれいです。
国産のは工場の制御盤のような四角い無骨な充電器が多いですが、欧州メーカ製のは充電器のデザインもスタイリッシュでかっこいいです。
さて乗り込みます。
勝手にシステムオンになりました。ブレーキを踏んだからか?
ちなみにパーキングに入れてシートから尻を浮かすと自動的にシステムオフになりました。
システムオンで空調入れたままちょっと外にでるとかできないのか?助手席に乗員がいるとオンのままなのか?よくわかりませんでしたが、最近のEVはシステムオンオフの作法も変わってきてます。
勝手にシステムオンとなっているので、あとはセレクタースイッチをDにするだけです。
そっとアクセルを開けたつもりが、ぴょんと飛び出ました。アクセル踏み込み初期のトルクの出し方はややリニア感に欠けます。ただ駐車場から出るころには慣れてスッと走り出せるようになります。
電動パーキングブレーキの解除タイミングはもう少し早い方が好みかな。アクセルを開けた瞬間少し引っ張られる感じがあった。最近は種々機能が自動化されるが、動作タイミングが自分の感覚に合わないことがままあります。こういう微調整をユーザーが好みに設定できれば良いのにと思います。
アクセルをスッと踏み増し。トルクが出るまでやや遅延があります。エンジンの力の出方のような味付けをしているように感じます。ポンポンと素早くアクセルを煽ってみてもトルクはついてこない。アクセル操作からトルク出力までには種々の調整が入っているようです。じわっと一定の開度まで踏み込むとぐっとトルクが出てくる。アクセルをゆっくり調整している範囲ではトルク調整はリニアです。
定速巡航すべくアクセルオフすると、一秒くらいの間をおいて回生が立ち上がります。パドルで回生の強さは調整できるが、一番回生を弱くしてもそこそこ(プリウスPHVのBモード程度)の減速度を感じます。
信号停止をするためにブレーキを踏み込み。踏み込み初期のブレーキ力の立ち上がりはやや弱い。制動力不足を感じてもう少し踏み込むも、まだ弱い。さらにもうすこし踏み込みでほしい制動力を得られた。ちょっとクルマの重さを感じました。アクセルのストロークの感覚よりも、ブレーキのストロークが大きく感じた。
停止間際の回生/機械ブレーキの遷移はスムーズで何ら違和感はありませんでした。
乗り心地は良好です。
路面の凸凹の角はよく取れて突き上げのような感じはありません。
路面によってはちょっとふわふわするような感じもありましたが、街乗りしている限りは程よい乗り心地。
ロードノイズはプリウスPHVより静かに思いましたが、助手席の嫁さん曰く違いがわからんと。まあ無音ではないので。。
気になったのは停止間際と走り出しの低速時に聞こえる人工音。車外歩行者への接近警報音とおもうが、ブオーンという低い音が車内に入ってくる。せっかく静かな車内なのにこれはもったいない。
ステアリングの操作感は、重くもなく軽くもなく。プリウスPHVと同じ感じの重さ。ただ車線変更で中立から左右にゆっくり切っていくと、あるところから操舵力に段付き(少し重くなる)を感じた。
交差点を曲がるときなど一気に操舵するときは気にならないが。
以上、ちょっと街乗り試乗レポートでした。
次はEVかなと思いながらいろいろ試乗するものの、それぞれのクルマに個性は感じるが、正直、街乗りの範囲では現行プリウスPHVのEVモードとの違いをさほど実感できるわけでは無く、感動を覚えるような新たな体験が正直ないのが悩ましいところ。
プリウスPHVに初めて試乗したときは素プリウスとは異なるスムーズでトルクフルな加速感や乗り心地に大きな魅力を感じたのですが、この点は程度の差はあれ、今の新型EVもそう変わるものではなく。。 EQSに試乗してもあまり感動できなかったので。。。
今後のクルマ選びは難儀しそうです!
Posted at 2023/01/15 17:52:23 | |
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