2DINカーナビ 取付編
1
前回の記事では完成後の話で、ざっくりした説明しかできませんでした。
今回は作業を実施するにあたって、何をする必要があるのが書きたいと思います。
2
E60を2DIN仕様にするには、エアコンパネル中央にあるCCC(若しくはCIC)と呼ばれる制御ユニットを移植する必要があります。
みんカラ内ではiDriveの液晶部分を加工して2DINナビを取り付けている方もいらっしゃるようです。
私は純正のような仕上がりにしたかったのと、iDriveの機能も一部使用したかったので、CCCユニットがあった位置に取付しました。
3
CCCユニットは外してOK...ではなく、エアコンなどの制御も兼用になっているので、車内のどこかで生かす(電源・信号線はつないでおく)必要があります。
CCCには大きく分けて以下の配線が接続されています。
・iDrive用液晶配線(10P)
・スピーカー配線(A)
・ナビ用配線(A)
・電源(A)
・MOSTケーブル(光ファイバ)(A)
(A)で示した配線は、大きいコネクタ一つに集約されています。
配線を延長してトランクに移設するのが、カスタムショップ施工の一例ですが、iDrive用の配線は特殊な配線(差動信号)があるので、この配線がトランク移設の難易度を挙げています。
延長するにはちょっとしたコツがいります。
私は配線の延長が面倒なので、助手席に固定する方法で行いました。
ホームセンターでアルミ板を購入し、取付ステーを作成しました。
4
音声の経路についてです。
この世代のBMWはMOSTと呼ばれる光ファイバを使用して音声を伝搬しています。
CCCはこのMOSTで伝搬された電気信号を音声信号(スピーカーに出す)にする機能も有しています。
バックゴングや警告音もこの信号線で出力しています。
この機能を生かしながら2DIN仕様にするには、CCCのAUX信号に社外ナビの音声信号を入力することで解決できます。
CCCの大きいコネクタは、3つの小さいコネクタが集約されています。
そのうちの一つにAUXの信号が割り当てられています。
このコネクタの2,7,8ピンがAUXのL,R,GNDに当たります。
ここに社外ナビの音声信号(ライン出力)を入力します...が、ナビによってはライン信号の出力が、AUXの求めている信号レベルに満たないものもあります。現に私の彩速ナビがそうでした。
これの簡単な解決策は、社外ナビのスピーカー信号を減衰させて入力する方法があります。私は減衰させることで音声品質に影響が出るのが嫌だったので、ライン信号を自作のアンプ回路で増幅してCCCに入力しました。
5
これが自作したアンプ回路です。
6
汚い配線ですみません。参考にならないかと思います。
7
社外ナビに車両情報(リバース線、車速パルスなど)を入力して、機能をフル活用したい方は、別途でCANBUSアダプターというものを用意する必要があります。
(CAN信号から、ACC,リバース、車速パルス、イルミなどの信号を出力するもの)
当初はこれもマイコンで自作しようとしていましたが、面倒で挫折していました。
たまたまヤ〇オクを探していたことろ、当方のE60に適合するCANBUSアダプターが3000円ほどでジャンク出品されていたので、購入しました。
結果故障はなくそのまま使用できました。
8
このほかにも、パネル加工などもやることがあります。
ここまでやったことをずらっと書き並べただけになりました。
大変見づらいかと思います、、、
見てわかるように、本格2DIN仕様にするには結構大変な作業が多いです。
特にこだわりはなく、2DINにしたい方は、Androidナビキット(iDriveの液晶部分に装着するタイプ)の導入に切り替えることをお勧めします。
逆に、配線加工からパネル加工まで頑張りたい!そういうの得意だ!って方には楽しい作業だと思います。
次回は作業ごとにクローズアップした記事を書けたらいいなと思います。
ありがとうございました。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( BMW の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク
この記事へのコメント
ユーザーの設定によりコメントできません。